結婚が決まったら最初に考えなくてはならないことの1つに、「結婚式の日取り」があります。
結婚が決まったはいいけれど、そもそも何か月後から挙式が出来るのか、自分達やゲストの都合、両家の両親の意見などを踏まえながら考え進めていかなければなりません。
今回は、結婚式の日取りに関することを説明したいと思います。
結婚式の日取りはいつ頃決めるの?
理想的な日取り決めは何か月前?
結婚が決まって、ではいつ式を挙げようかとなった時に、一体いつ頃にしたらいいのかが最初の悩み所ですね。
一般には半年〜1年先に結婚式を挙げるのが目安です。ゲストの都合、式場の都合、結婚式の諸々の準備を考えると急に挙げることは出来ません。日取りの良い日や人気のある結婚式場程、1年以上先になってしまうケースも。
招待状は挙式の2〜3か月前に出すのが一般的で、結婚式場もそんなにこだわらない、日取りもこだわらないというなら半年以内の挙式の予約も可能な場合もあります。
どうしても早く挙式したいなら「お急ぎ婚」というのもアリ
赤ちゃんが出来た、転勤、仕事の都合、他にもどうしてもなるべく結婚式をすぐに挙げたいという場合も時にはありますよね。
特におめでた婚の場合は、妊娠初期のつわりの頃では気分が優れないこともあり、後期になるとお腹が大きくなりしんどくなるので、安定期の頃の妊娠5〜7か月頃がベストな時期とされています。
挙式まで最短2〜3か月前の予約も可能ではあります。ですが、希望の式場とも限りませんし、日取りも希望通りにはいかないこともあります。仏滅、平日、真冬、真夏と条件は正直良いとは言えないことも。
結婚式までの日にちも通常よりも準備期間が少なくなるので、とにかくバタバタしてしまうことは覚悟しなければなりません。招待客のリストアップや打診、結婚式でいろいろ決めなくてはならないことを決めたり、自分達の入籍や引っ越し、両家挨拶、おめでた婚なら体調の都合や妊婦健診もあります。
人気のシーズンは?
結婚式を挙げるのに適した期間としては、春の3〜5月と秋の9〜11月辺りです。え!?ジューンブライドっていう名前があるわけだから、6月じゃないの?と思いきや、6月は梅雨時で雨も続くので、実際には春や秋が断然人気です。
逆に真夏の暑い日では、せっかくドレスを着ておめかししても暑くて化粧も崩れやすく、暑い中のゲストの列席も大変です。真冬の寒い日も、露出の多いドレスで過ごすのは少々厳しいですし、雪などで交通機関がストップする可能性もあります。
日取りで費用が変わることも!
日取りで費用も変わってきます。実際に、「こんなに違うの!?」って驚くかもしれません。
季節による
春の3〜5月や秋の9〜11月などの季節は、真夏や真冬などに比べて少々割高に。
六曜による
六曜によっても大きく変わります。この六曜を重要とするかしないかで、結婚式自体の規模やその結婚式場のランクにもよりますが、挙式と披露宴合わせて行った場合で50〜100万円以上費用が違ってくることも。
順番でいうと・・・
・「大安(たいあん)」は「大いに安し」といわれ、結納や結婚式などのおめでたい時には最も適した日で、時間帯を選ばず終日「吉」です。
・「友引(ともびき)」は「友を引く」といわれ、大安の次におめでたい日です。午前中、夕方、夜であれば「吉」であり、昼は「凶」となります。
・「先勝(せんしょう・さきがち)」は「先んずれば即ち勝つ」といわれ、早く先に行うことで良いとされる日です。午前中が「吉」、午後が「凶」です。
・「赤口(しゃっこう・しゃっく)」は午前11〜午後1時(牛の時刻)までが「吉」となっており、それ以外の時間帯は「凶」になります。
・「先負(せんぷ・さきまけ)」は「先んずれば即ち負ける」といわれ、午前中が「凶」であり、午後が「吉」です。
・「仏滅(ぶつめつ)」は「仏も没するような大凶日」といわれ、婚礼には適していない日といわれています。
この中では、断然縁起の良い日である「大安」に人気が集中します。また、この大安を選ぶ人も多いので、結婚式場も人気のある日は何件も掛け持っていることも多く、バタバタしがちになります。ですが、縁起が良いことを考えると大安を選びたくなりますよね。
逆に仏滅はあまり縁起が良いとは言えません。そこがデメリットではあります。反対にメリットを挙げると挙式費用を安く抑えられる点と空いている点です。
土日か平日かで違う
結婚式は土日祝日に挙げる人が多く、平日は挙げる人が少ないです。なので、費用も土日に比べて断然下がります。
時間帯で費用も違う
時間帯で人気なのは、午後の次が午前中です。夜は、ゲストの帰りも遅くなってしまいますし、二次会もしにくくなります。
時間帯で費用面を抑えたいなら、ナイトウェディングもお勧めです。例えば、夜景がキレイな会場での挙式は夜になってからが断然素敵です。遠方からいらした方やご高齢の方は、帰宅が困難になってしまうこともあるので宿泊先を手配するなどの配慮が必要になってきます。近場の方が多ければ、ナイトウェディングにするのもアリですね。
結婚式の日取りの決め方のポイント
では結婚式の日取りの決め方のポイントを5つご紹介します。
両家の親(場合によっては親戚)それぞれと相談する
自分達は費用の面からして「仏滅」でもいいと思っているが、親は「大安」でなければダメと言っている、となった場合は厄介です。親に意見を合わせるか親を説得するかして、後で揉め事が起きないようにしましょう。両家で意見が違って後々まで揉めてしまうことがあります。
自分の親、相手の親の意見も聞いて日取りを決めるようにしなければ、自分達だけで決め、勝手に契約するのはトラブルの元になってしまいます。
ゲストのことを考えた時期に
ゲストが行きやすい時期を考えます。
1.季節を考慮
暑い日、寒い日は列席者も大変です。風邪の流行る季節も欠席者が増えてしまうこともあります。船上パーティやガーデンパーティなどは屋外に出る為、特に配慮が必要になります。
2.仕事の忙しそうな時期は避ける
業種によって忙しさは異なりますが、年末や決算期などで忙しい時期もゲストのことを考えて避けた方が無難です。
3.年末年始、お盆、連休の中頃、ゴールデンウィークなど
旅行や帰省を考えている方もいます。
余裕を持った期間を設ける
ゲストにも予定があります。いきなり直近の日にちを指定されて、都合がつかないのでは出席者も少なくなってしまいます。半年から1年以上余裕を持って、日にちを指定した方がゲストも都合がつけやすいです。その際も、何の報告や知らせもなくいきなり招待状を送るより、結婚の報告と挙式の日を伝えて列席出来そうかどうか予め打診するのがベターです。
希望の日にちに空きがあるかリサーチする
日取りを考慮しつつ、親戚・友人・同僚などの都合、その他諸々踏まえて、日取りの候補をいくつか考えておきます。希望の結婚式場、候補の日取りで結婚式が出来るかをリサーチします。人気がある結婚式場だと、季節も良く日取りの良い日程では、予約が先になってしまうこともあります。
主賓・親戚の都合
特に主賓は披露宴で挨拶したり、また親戚にも自分達の姿をお披露目したいところですよね。都合がつかなくなってはとても残念です。予め、都合を聞いておきましょう。
結婚が決まると、早く結婚式を挙げて新生活を始めたくなりますよね。でも、実際には半年以上は余裕を持った方がいいものです。これから先、決めなければならないこともあるので、案外あっという間に結婚式の日を迎えてしまいます。
また、新生活では何かとお金がかかります。日取りにこだわらないというようであれば、そこで費用を抑えて新生活や新婚旅行にその分まわすことも出来ます。両家の意見やこれから結婚する二人の考えを踏まえて、納得のいく日取りを決めましょう。