結婚前提の恋愛中の方必見!職場結婚を報告する時のマナー

社内恋愛が禁止されている会社は、最近ではあまり聞くことはなくなってきました。しかし仕事や社内の人間関係を考え、付き合っていることを秘密にしている人の方がほとんどではないでしょうか。

そうはいっても将来結婚を考えているなら、上司や同僚に報告し、結婚式に出席してもらうかどうかについても、踏まえての行動が必要になります。今後も仕事を続けていくなら、マナーについても知っておきたいもの。今回は職場結婚を考えている人のために、覚えておきたいマナーについてご紹介します。

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職場結婚の割合ってどのくらい?

婚活支援サービスを行っている株式会社パートナーエージェントの、「幼馴染み婚・同級生婚」に関する調査の結果、知り合ったきっかけが「職場」と答えた人は、この20年でほぼ半分に減っているということがわかりました。

高校や大学で知り合ったカップルや、インターネットで出会ったカップルなど、出会いの場が多様化していることもその背景にあるといえます。とはいっても、職場恋愛を実らせて結婚するカップルも全体の2割を占めていることから、出会いの場の一つであることに変わりはありません。同じ職場であれば、仕事に対する理解や気遣いがお互い出来やすいことも、職場恋愛が結婚につながる大きな要因になっているとも考えられます。

参考サイト:http://www.p-a.jp/research/report_34.html

結婚前提の恋愛中の方必見!職場結婚を報告する時のマナー

職場結婚を報告する順序がある!

結婚は個人の選択ですが、会社に所属している以上は、会社員として節度ある行動を求められます。結婚となれば、様々な準備で仕事に支障が出ないとも限りません。また会社での人間関係にも大きく影響しますので、結婚を報告する場合は、その相手や順番についても気遣いが必要です。

報告はお互いの上司を最初に

結婚の報告は、まずお互いの直接の上司に一番にするようにしましょう。仕事を続ける、続けないはさておいても、結婚に関わることで仕事に支障が出た場合には、上司にフォローしてもらう必要があります。

二人がそろって上司の元に出向く必要はありませんが、同じタイミングでそれぞれの上司に報告することが大切です。そしてお互いの上司にも別の機会に報告と挨拶をしておきましょう。どちらかが今後スムーズに仕事をしていくためにも、忘れてはいけません。

上司に伝える前に、同僚の口から噂話が広まってしまうと、上司の心証も悪くなってしまいますので、なるべく周りの人には知らせないことも大切です。

上司に報告した後は、総務に報告を

結婚しても二人がそのまま仕事を続ける場合、また片方が結婚を機に退職や転職をするとしても、様々な手続きが必要となります。まずは、結婚したのちにどのような手続きが必要となるのか、総務の方に事前に確認しておくべきです。

会社によっては、結婚による休暇が申請できる場合もありますので、期間や条件についても確認しておくことが必要でしょう。なお、結婚休暇を取る場合には、再度改めて上司に相談する必要があります。

同僚には知らせる?知らせない?

個人的なことだから…と上司以外の同僚に知らせないのは、マナー違反です。仕事で迷惑をかけたり、助けてもらうことも大いにあり得ますから、きちんと伝えるようにしましょう。上司から部署の人に通達されることもあるので、自分で伝える場合は、上司に一言忘れずに断りを入れるようにします。

またパートナーの同僚にも、上司と同じく挨拶をするのを忘れないようにします。今後のお互いの評価にも関わってきますので、気配りは必要です。

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職場結婚の報告の仕方とタイミング

では、職場結婚の報告はいつするべきなのでしょうか。まず、入籍だけなのか、それとも結婚式を行うかどうかによっても報告の時期は変わってきます。

入籍だけを行う場合

入籍だけを行い、身内だけでお祝いの席を設けるといった場合でも、3ヶ月前までには報告をしておきましょう。もし新婚旅行などを予定しているのなら、休暇を取る必要が出てきますので、上司も仕事の割り振りなどを考えなければならなくなります。

くれぐれも直前に報告するということのないように、タイミングを見極めるようにしましょう。また会社の繁忙期などに報告の時期がかぶると、連絡が行き違いになることもあるので注意が必要です。

結婚式を行う場合

結婚式を行う場合、会社の上司や同僚を招待するかしないかによっても、報告のタイミングは変わってきます。

招待する場合

式場や招待する人を選んだタイミングで、早めに報告します。上司にとっては披露宴や二次会に出席する必要があるかないかが、一番気になるポイントであるためです。上司にスピーチなどをお願いする場合は、スケジュールを早めに押さえてもらう必要も出てきますので、半年前ぐらいまでには報告するようにしましょう。

会社の同僚にも出席してもらいたいと考えているなら、同じように早めに報告することが必要です。なお、報告をしたから出席してもらえるはず、と思い込むのは危険です。途中で相手の都合が変わることもあり得ますので、後日改めて招待状を出すようにします。

招待しない場合

上司に報告する際に、「式は身内だけで済ませる予定です」と一言言い添えておきましょう。それでも会社内でお祝いをまとめるといったこともあり得ます。その場合は断るのではなく、ありがたく受け取っておくことで、今後の会社内の立場がよくなります。

招待しない場合でも、仕事に影響が出る場合もありますので、休暇を取る場合などは早めに上司に報告しておくことが大切です。

結婚前提の恋愛中の方必見!職場結婚を報告する時のマナー

職場結婚の後、仕事を続ける、続けない時それぞれのマナー

職場結婚の場合、二人とも仕事を続けるか、どちらかが辞めるのかによっても、会社に損害を与えることのないようマナーを知っておく必要があります。

仕事を続ける場合

将来的に妊娠の予定などがある場合は、同じ会社で働くとしても仕事内容を変更してもらう、また部署を変えてもらうといったことが必要になります。また授かり婚などで、近いうちに休暇を取る必要がある場合は、半年前には上司に報告しておく必要があります。

仕事を辞める場合

上司に報告する際に、退職予定であることも必ず伝えるようにします。後任を募集する、また引き継ぎを行う必要も出てきますので、社内規約なども確認し、ギリギリのタイミングとならないようにする気遣いも必要です。

社内恋愛で結婚することは、周りにとってもおめでたいことですが、会社には様々な事情のある人もいます。結婚というイベントに浮かれることのないよう、会社に勤める人間としてのマナーは守るようにしたいですね。