宝塚の元月組男役のトップスターであり、現在は女優として映画やドラマ、TVCMなど様々なメディアで活躍している天海祐希さん。とてもアラフィフには見えない美貌の持ち主ですが、一体どんなケアをされているのでしょうか？
非常にストイックで努力家という天海さんのイメージ通り、彼女の美容法・健康法は「努力」をモットーとされています。でも、内容そのものは決して難しいものではなく、誰でも真似することができる簡単なものばかり。
今回は、そんな天海祐希さんが実践している美容法・健康法を詳しくご紹介します。
天海祐希さんのプロフィール
では、まず天海さんのプロフィールを改めてご紹介しましょう。
天海さんは1967年生まれで、2017年の8月にはなんと50歳を迎えられます。
1985年に宝塚音楽学校へ主席で入学され、その後宝塚歌劇団に26番目の成績で入団。雪組として初舞台を踏み、同年入団一年目にして「ミー・アンド・マイガール」で主演に抜擢されました。
その後、1993年に異例の早さで月組トップスターに就任したものの、1995年にわずか2年で宝塚歌劇団を退団されました。当時28歳、退団公演は初主演と同じ「ミー・アンド・マイガール」でした。天海さんの退団は、ワイドショーでも特番が組まれるなど大きく取り上げられており、世間の注目度の高さが伺えます。
その後、数々のテレビドラマや映画に出演するようになり、特に2004年の「離婚弁護士」以降は、多くの単独主演を務めていらっしゃいます。
その美貌はもちろんのこと、男前で姉御肌の言動から「いつまでも美しい憧れのアラフォー女優ランキング」「”イイ女”だと思う女性有名人」「新社会人が選ぶ”理想の上司”」など、様々なアンケートやランキングで首位に選ばれ続けています。
天海祐希さん実践の美容法
ご紹介した通り老若男女問わず人気が高く、まさに「憧れの女性」といっても過言ではない天海祐希さんの美容法は、一言で言うと「明日の自分のための努力」です。でも、その内容は修行のようなものではなく、極当たり前のことばかり。続けていくことの大切さを実感できるものとなっています。
毎日のフェイシャルケア・スキンケアは欠かさない
天海祐希さん曰く、毎日のケアはやっている人とやっていない人で大きな差が出るものなのだとか。ご自身も、多忙な毎日の中にあって意識して日々のフェイスケア・スキンケアを続けているそうです。
ちなみに、天海さんお気に入りのスキンケア用品は、コーセーの「グランデーヌ ルクサージュ アスタマックス エッセンス」という目元・口元の乾燥対策に特化した美容液になります。
また、色白な天海さんですが、美白ケアどころか日焼けどめも使っていないそうです。ただ、UV効果のあるBBクリームは愛用されており、併せてやはりコーセーの美容液マスク「アスタブラン エイジセンセーション マスク」や「スタマックス エッセンス マスク3D」をマメに使ってケアしているそうです。
天海さんはコーセーのスキンケア商品や化粧品のTVCMでもお馴染みですが、なるほどご自身で使ってみて納得した商品のCMに出演されているんですね。
疲れがたまったらリンパマッサージ
皆さんも、何かと忙しい毎日を送っていると、どうしても疲れが出てきてしまうことってありますよね。そんなとき、天海さんはリンパマッサージで疲れを取り除いて、明日に備えているそうです。
フェイスケアや目元・口元など気になる部分への集中ケアは毎日欠かさず、リンパマッサージは「毎日」ではなく「疲れたときだけ」するというサイクルで、明日のキレイを作っているんですね。
疲れていると何もかも放り出して寝てしまいたくなりますが、そこで踏ん張ってしっかりケアをする「努力」こそが、天海さんの美貌を支えていると言えるでしょう。
天海祐希さん実践の健康法
天海さんは、外側のケアだけでなく、体の内側から綺麗にしていくことも大切であると語っていらっしゃいます。具体的には、以下のような方法を心掛けていらっしゃるそうですよ。
適度な運動を習慣にする
加齢によりどうしても筋力が衰えてくる世代の天海さん。筋肉を落とさないために週に1～2回ジムに通い、パーソナルトレーナーについてもらって、効率的で効果的なトレーニングを行っているといいます。
自己流の筋トレでは効果が現れなかったり、続けるのが難しいことも少なくありませんので、パーソナルトレーナーに自分に一番合ったトレーニング方法を教えてもらいながら、その様子を見てもらうというのは確かに効果がありそうです。
とはいえ、定期的にジムに通ったりパーソナルトレーナーについてもらうなんて、金銭的な問題もありますし、なかなか私たちには真似できませんよね。
でも大丈夫。天海さんは日常生活の中でも上手に運動を取り入れていらっしゃいます。それを真似させてもらっちゃいましょう。
例えば、歯磨きのときにはスクワットやつま先立ち、かかとの上げ下げなどをしたり、お風呂で後頭部を洗うときには、肘を上に向け胸を張って洗ったりという方法で、ふくらはぎや内転筋などの脚のインナーマッスル、二の腕や背中を鍛えているのだとか。
また、同じ姿勢が続いているときには、お尻の筋肉が凝り固まってしまわないように、座ったまま股関節やお尻のストレッチをなさっているそうですよ。
これなら、毎日続けることができそうですよね。
大好きなお風呂と毎日2回のストレッチ
天海さんはお風呂や温泉が大好きで、サウナにも通っているのだとか。
時間のある夜は40℃程度の湯船で30分の半身浴、休憩を挟んでまた30分の半身浴という、いわゆる「温冷交代浴」を行っていらっしゃるのだそうです。
そして、朝とお風呂上がりに行う1日2回のストレッチが日課で、朝は体に血液を巡らせて目を覚まし、夜はお風呂上がりに行って体の疲れを取り、眠りの質を高めているんですね。
休日はウォーキング
宝塚音楽学校時代から多忙な状態が「当たり前」となっていたため趣味を作る時間さえなかった天海さん。TVのバラエティ番組で「休みの日に何をしていいのかわからない」という悩みを打ち明けておられました。
現在は、そんな休みの日も「明日の自分」のためにと、しっかり背筋を伸ばして散歩がてらのウォーキングを行い、前向きに楽しく過ごしていらっしゃるようです。
とにかく体を温める
冷えは女性の大敵です。天海さんも体を温めることが一番大事だとして、膝掛けや腹巻き、もこもこ靴下を愛用し、朝には温かい飲み物で体を中から温め、夜のお風呂には水素入浴剤も入れるなどしてかなり冷え対策を意識していらっしゃいます。
発酵食品を取り入れる
体の中からの美を追求する天海さんは、食事にも気を遣っていらっしゃいます。
野菜中心の食事を心掛けるのはもちろんのこと、お味噌汁や納豆、キムチや漬物といった発酵食品は毎食欠かさないようにし、ぬか漬けも自宅で漬けているのだとか。仕事が忙しく食事が偏ってしまうときには、納豆やサラダなどを現場に持参しているそうですよ。
特に朝ご飯は大切にされているのですが、忙しい中毎日しっかりとした食事を作るのは大変なことです。そこで天海さんは、お休みの日にお味噌汁やスープ、シチューなどを作り置きして、朝はパンやご飯を用意するだけで完成という工夫をされているんです。
また、鮭を野菜と一緒に蒸したりソテーにして食べたり、肉の赤身もよく食べているそうですよ。鮭は美容に良い栄養がたくさん詰まっており、肉の赤身も脂質が少なく、鉄分や良質なたんぱく質が豊富に含まれているなど、女性に嬉しい食材なんです。
さらに、柔らかいものばかりではなく固いものを食べるようにし、食事をするときには左右の歯でバランスよくしっかりよく噛むことを意識されているのだとか。これは、食べ過ぎ防止だけでなく、虫歯防止や顔周りの筋肉を鍛える小顔効果、脳の活性化など、様々な美容・健康効果があるものなので、ぜひ取り入れていきたいですね。
天海さんは、食事のときなどに飲む冷たいお茶にも美白効果のあるにがりを数的混ぜるなど、口に入れるものすべてを「明日の自分」のために使っていらっしゃいます。
「食べたもので体ができる」とはよく言われる言葉ですが、それをここまで実践できるのは、やはり天海さんの努力の賜物かもしれませんね。
睡眠はしっかりとる
毎日不規則な生活になりがちな女優業ですが、天海さんはどんなに寝る時間が遅くなっても起きる時間はほぼ同じ。でも、最低7時間は睡眠時間を確保するようになさっているそうです。
既にご紹介したように寝る前のストレッチは欠かさず、できるだけ質の高い睡眠をとることを心掛けていらっしゃるそうです。
ストレスをストレスと受け止めない
ストレスは心と身体にたくさんの悪影響を与えてしまいます。
天海さんの場合、「ストレスなどない」と自分に言い聞かせ、ストレスをストレスと思わないように心掛けているのだそうです。
ストレスが溜まっていると意識してしまうと、何でもかんでもストレスのせいにして、それがまたストレスになるという負のスパイラルにハマってしまうので、ストレスをストレスと受け止めず、日々の小さな幸せを見つけることを意識して、ストレスフリーの生活を送っているといいます。
この考え方が、天海さんの美と健康だけでなく、男前な考え方・生き方に繋がっているでしょう。
よく食べ、よく寝て、よく笑おう
天海さんはよく、「美容は努力が大切」と仰っていますが、それは決して辛さに耐え抜く努力ではなく、前向きな気持ちでの努力です。明日の自分のための前向きな気持ちがなければ、続けることも美を手にすることもできないんです。
「努力の人」である天海さんも、食べたいものは我慢せず、たまには自分へのご褒美として焼き肉を食べたりすることもあるのだそうです。たとえ夜中にカップラーメンを食べたとしても、「ああ、食べちゃった……」と落ち込むのではなく、「あ～、美味しかった！」と思った方が体の中から元気になれると天海さんは言います。
自分の美と健康に前向きに楽しく向き合うことが、努力を続ける最大の秘訣なんですね。
