お肌の調子がゆらぐ「ゆらぎ肌」の症状と改善方法

季節の変わり目などに、お肌の調子が悪くなるという経験がおありの方は多いはずです。どうしてなのか、ただ「季節が変わるからよくあること」で片づけてしまってはいませんか?それは「ゆらぎ肌」と呼ばれるものです。

では「ゆらぎ肌」というのはどんなお肌のことなのか、詳しくご紹介いたします。いくつかのタイプに分けることができ、それぞれの症状や改善方法なども併せてご紹介いたします。

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「ゆらぎ肌」とは?

よく気温の変化に差がある季節の変わり目や、環境が変わった時などに肌トラブルに襲われることがあるはずです。

・環境の変化によるストレス
・紫外線量が増える
・花粉の飛散
・気温差や乾燥
・ホルモンバランスの乱れ

といったことが原因で起こるのがゆらぎ肌です。お肌の状態が不安定で敏感になってしまっているお肌のことをこのように呼んでいます。原因を見ても想像がつく方も多いと思いますが、春先にこのゆらぎ肌で悩まされる方が増えます。

お肌が敏感な状態ということは、バリア機能が低下し、ターンオーバーも乱れている状態です。しっかりと日頃からスキンケアや生活習慣に意識を向けておくことが大切なのです。

お肌の調子がゆらぐ「ゆらぎ肌」の症状と改善方法

タイプと様々な症状

春ゆらぎ肌

この時期にゆらぎ肌になりやすい方が多いです。早くて2月頃から花粉の飛散が始まり、3月には紫外線の量が増えていきます。近年は黄砂の飛散も多く、それらが肌に付着することでお肌が荒れてしまいます。

症状としては、赤みや痒みがでたりそれによって乾燥がひどくなることも。いつもお使いのコスメが刺激となってしまうという症状が出る方もいらっしゃいます。

夏ゆらぎ肌

夏の日差しには多くの紫外線が含まれています。また、冷房による乾燥にも悩まされる時期です。紫外線や冷房の影響で乾燥がひどくなったり、乾燥によって皮脂分泌が過剰になり肌がべたつくといった症状がでます。

秋ゆらぎ肌

夏の間に紫外線によってダメージを受けたお肌は、外的刺激に非常に弱く敏感になっています。細菌類が侵入しやすい状態になっており、ニキビができやすくなります。また、この時期はイネ科などの花粉が飛散する時期なので、かゆみなどが現れることもあります。

冬ゆらぎ肌

冬場は気温も湿度も低くなります。気温が低くなることで、血行不良が起こります。代謝が悪くなってしまうので、ターンオーバーが乱れてしまいます。それがシミやニキビくすみといった症状の原因となります。

さらに、湿度の低下によってお肌は乾燥しやすくなります。バリア機能も低下しやすくなり、外的刺激の影響を受けやすくなってしまいます。赤みやかゆみといった症状もあらわれることがあります。

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改善する方法は?

徹底した保湿

保湿は美肌作りの基本でもあり、ゆらぎ肌を改善するためには必須です。お肌がしっかりと保湿されることで、バリア機能が復活し、外的刺激に負けないお肌を作ることができます。

保湿というと、すぐにクリーム系のものを思いうかべる方が多いのですが、大切なのは化粧水です。化粧水パックでもいいですが、いつもは1回しかつけない化粧水を、一度のスキンケアで3回付けするのがおすすめです。1回1回しっかりとお肌に浸透させてください。

3回化粧水をしっかりと浸透させてから、セラミドなどが配合されている保湿効果のあるクリームでお肌にフタをしてあげます。化粧水の3回付けをしていただくとわかりますが、いつも以上にお肌が柔らかくなるのを実感していただけるはずです。

洗顔方法

メイクを落とす時、洗顔をする時、いつもゴシゴシ洗いをしていませんか?しっかり泡立っていない状態で洗ってしまっている方が多いです。これはお肌にダメージをあたえてしまい、ゆらぎ肌になりやすくなります。

洗顔はしっかりと泡立てて、泡で優しくなでるようにして洗ってあげてください。また洗い残しがないよう、ぬるま湯でしっかりと流すようにしましょう。

紫外線対策

スキンケアも大切ですが、紫外線対策も重要です。紫外線は目に見えませんが、年中降り注いでいます。お日様が顔を隠している曇りの日でも紫外線はお肌めがけて降り注いでいます。

日焼け止め効果の高い商品が増えていますが、日常的なちょっとしたお出かけなら、SPF20~30程度で大丈夫です。数値が高いほど紫外線カット効果は高いのですが、その分お肌には負担をかけることになるということを忘れないでください。

室内でも紫外線を浴びることもあります。油断は禁物です。

マスク

花粉や黄砂の時期にはマスクの着用が効果的です。乾燥も気になる季節ですので、お肌のバリア機能も低下する傾向があります。外出時にはマスクを着けるようにしましょう。

十分な睡眠

睡眠がお肌に与える影響はもうご存知ですよね。睡眠不足になると肌荒れが起こりやすくなります。成長ホルモンの分泌が一番多くなる22~2時の間は、しっかりと質の良い睡眠がとれているようにしましょう。

ただ、今は皆さんお仕事などで帰宅時間が遅くなることも多いでしょう。22時に布団に入るなんて難しすぎるという方は、そこにこだわらず、毎日寝る時間は同じにしてしっかりと睡眠時間を確保することから始めてみてください。

食事

食事もとても重要です。ダイエットなどをして栄養が偏ったり、いつもコンビニ食で済ましてしまっているのはよくありません。特にビタミン類は積極的に摂ることをおすすめします。

お肌の調子がゆらぐ「ゆらぎ肌」の症状と改善方法

ゆらぎ知らずのお肌は日々の努力が大切!

毎日きちんとスキンケアをしているという方でも、季節の変わり目などはゆらぎ肌になりやすくなります。そうならないためにも、日頃からゆらぎ肌になりやすい時期などを意識しておくことが大切です。

スキンケアだけでなく生活習慣もしっかりと見直して、ゆらぎに負けない強いお肌を目指してみませんか。