おでこにシワがある人とない人では全然印象が違ってきます。見た目の年齢も驚くほど違います。しわが気になる方は、前髪で隠したり、目を大きく開けるのをためらったりしてお悩みの方も多くいらっしゃると思います。
おでこのシワの原因として、年齢、長年浴びた紫外線や乾燥、生活習慣により、お肌の形状記憶力が弱まってしまい表情の癖でできたシワが戻らなくなることが挙げられます。また、おでこのシワは、側頭筋 前頭筋という筋肉が使われずに弱まり、皮膚がたるむことでもできます。
つまり、自分のお肌の形状記憶力が弱まっている状態を正常に戻し、たるんでいる筋肉を鍛えればシワが解消されるということになります。今日はその簡単なマッサージ方法をお伝えいたします。
おでこのしわの原因
シワは年齢を重ねた人にできるイメージですが、最近は20代でおでこにシワができる人も珍しくありません。おでこにシワがあると、老けて見られたり、表情が暗くなったりして悩む人も多いです。
そもそも、おでこのシワは何が原因でできるのでしょうか。
1.年齢
加齢に伴い、肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンの量が減ります。コラーゲンやエラスチンが少なくなって弾力やハリがなくなると、表情癖などが治りにくくなり、おでこのシワが目立ちます。
また、年齢が上がると、頭皮や顔の筋肉が衰えることも多いです。頭皮や顔の筋肉は皮膚を支える役割を担っているため、筋力が低下すると、皮膚が重力に引っ張られて下がり、シワやたるみに繋がります。
2.紫外線
紫外線を浴びると、コラーゲンを生成する機能がダメージを受けたり、現在あるコラーゲンが変性したりします。コラーゲンの量が減り、現在あるコラーゲンが正常に働かなくなれば、肌のハリは失われて、シワができやすくなるでしょう。
3.乾燥
肌の乾燥もおでこのシワの原因です。乾燥して水分量が失われると、ターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)のリズムが遅くなって不要な角質が溜まります。
角質が溜まれば、肌がゴワゴワになって柔軟性がなくなるため、表情の癖などが治りにくくなり、おでこにシワができやすいです。
また、乾燥すると、外部の刺激から肌を守るバリア機能が弱まります。バリア機能が弱まった肌は紫外線の影響を受けやすくなるため、コラーゲンが不足しておでこにシワができるでしょう。特に、おでこに細かいシワが目立つ場合は、乾燥で肌の柔軟性が失われていると思われます。
4.生活習慣
おでこに力を入れる癖がある人はシワが目立ちやすいです。特に、近視や老眼で目を細める人やストレスで体が緊張状態になっている人は無意識の間におでこへシワを寄せていることが多いでしょう。
5.筋肉のこり
筋肉が凝っていると、筋肉の運動量が減って、筋力が低下し、肌がたるみやすいです。特に、頭頂部からおでこにかけて存在する全頭金や頭の側部にある側頭筋が凝っている時は、おでこにシワができやすいと考えられています。
前頭筋や側頭筋は心配事を抱えている時やストレスを感じた時に凝りやすいため、心が疲れている人はおでこのシワに注意が必要でしょう。
おでこのしわを消すマッサージ
おでこのシワを解消したい時はマッサージがおすすめです。できてしまったシワを目立たなくするためには根気が必要ですが、毎日マッサージして、ハリのあるおでこを手に入れましょう。
マッサージをすると、表情の癖によるおでこのシワを伸ばしたり、血行を促進したりできます。血行が促進されれば、肌の細胞に栄養が届けられてターンオーバーが活発化するため、年齢や乾燥によるおでこのシワの解消を目指せるでしょう。
また、マッサージで凝り固まった筋肉をほぐせば、前頭筋や側頭筋が正常に動きます。筋肉が動けば、筋力低下を防げるので、たるみを予防できて、シワも目立たなくなるでしょう。
それでは、おでこのシワを消すマッサージの方法をご紹介いたします。
シワにピンポイントマッサージ
- シワを挟むように両手の人差し指と中指を置きます。
- 縦に半円を描くように左右の指を同時に動かします。
- 少しずつずらしながら右に向かってマッサージします。
- 同じように中央から左に向かってマッサージします。
眉上げマッサージ
- 4本の指を眉の上に当てます
- シワを伸ばすイメージで髪の生え際まで、5秒かけてクッーっと引き上げます
- これを3セット行います
おでこマッサージ 1
- クリームなどを塗ります。
- おでこの中心をクルクルとマッサージします。
- 眉毛から額に向かって両手で引き上げます。
- 生え際を押し上げます。
おでこマッサージ 2
- 両手でこぶしを作ります。
- こぶしを縦にして第二関節をおでこの中央に置きます。
- 円を描くようにクルクルマッサージします。
- こぶしを少しずつ顔の外側にずらします。
- おでこの端までマッサージします。
- 10回繰り返します。
頭頂部マッサージ
- 髪の生え際に両手の指の腹を当てます。
- 優しく指圧しながら指を頭頂部まで動かします。
- 頭皮をやわらかくほぐします。
頭部引き上げマッサージ
- 両手の指を頭頂部に置き、上に引き上げます。これを20秒キープします。
- 手の手首部分を使い、耳の上を押し上げます。これを20秒キープします。
- 頭頂部で両手を組み、そのまま頭をはさみます。これを20秒キープします。
お風呂で頭皮マッサージ 1
- 泡立てたシャンプーを髪に付けます。
- 生え際から頭頂部に向かってジグザグにマッサージします。
- 耳の後ろや後頭部などの凝っている部分を入念にほぐします。
お風呂で頭皮マッサージ 2
- 泡立てたシャンプーを髪に付けます。
- 生え際から頭頂部に向かってジグザグにマッサージします。
- 耳の後ろや後頭部などの凝っている部分を入念にほぐします。
マッサージのポイント
効果を実感するために、マッサージをする時は2つのポイントを意識しておきましょう。
体が温まっている時にマッサージする
マッサージは入浴中やお風呂上りなどの体が温まっている時に行いましょう。体が温まっている時は血行も良くなっているため、マッサージの効果が現れやすいです。
必ずオイルやクリームを塗る
マッサージをする時は必ずマッサージ用のオイルやクリームを使いましょう。オイルやクリームを使わずにマッサージすると、肌が傷つけられて肌細胞が遅れたり、老化が進んだりしやすいです。
オイルやクリームを使えば、滑りが良くなって肌へのダメージを防げるだけでなく、保湿されるので、乾燥によるおでこのシワも良くなるでしょう。
おでこのしわ消しにはエクササイズも必要
おでこのシワを解消したい時はエクササイズも行いましょう。「エクササイズ」と言っても顔を動かすだけの簡単な動作なので、女性でも負担を感じずに続けられます。
エクササイズをすると、頭皮や顔の筋肉が鍛えられて筋力がアップします。頭皮や顔の筋肉は皮膚を支える役割を担っているため、筋力がアップすると、顔のたるみを予防できます。
また、筋肉には血液を循環させる役割もあるので、エクササイズをすると、血行が良くなります。血行が良くなると、肌の細胞までスムーズに栄養が届けられるため、ターンオーバーのリズムが正常化したり、肌の再生が促されたりして、シワやたるみを予防できるでしょう。
シワ伸ばしエクササイズ
- 両手でチョキを作り、人差し指と中指をおでこに当てます。
- 人差し指でおでこのシワを伸ばします。
- シワが伸びた状態を保ちます。
- 眉毛を10回上げ下げします。
- 眉毛を上げた状態を10秒間キープします。
- 一日3セットエクササイズします。
表情筋エクササイズ
- 背筋を伸ばし、肩の力を抜きます。
- 目線をゆっくりと下げて半目の状態にします。
- そのまま眉毛を上げて10秒間キープします。
- ゆっくりと眉毛を下げて目を開きます。
- 一日3セットエクササイズします。
おでこのしわを消すために意識すべきこと
どれだけマッサージやエクササイズを頑張っても、おでこにスキンケアをさぼったり、おでこにシワを作る習慣を続けていたりすると、シワは消せません。おでこのシワを消したい人はマッサージやエクササイズに加えて次のポイントも意識しましょう。
保湿
おでこは皮脂の分泌量が多いTゾーンの一部です。そのため、スキンケアの時にあまり保湿をしない人は珍しくありません。しかし、保湿をせずにおでこが乾燥すると、おでこに小じわが作られます。
また、肌が乾燥すれば、バリア機能が低下して紫外線などの影響を受けやすくなるため、おでこのシワが悪化する可能性も高いです。そのため、おでこのシワを消したい人は保湿重視のスキンケアを行いましょう。
おでこを保湿したい時は保湿成分が配合されて化粧品を使うのがおすすめです。コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどが配合された化粧水や乳液、美容液、クリームなどは肌にうるおいを与えて、おでこのシワを予防してくれるでしょう。
寒い季節やエアコンが効いた部屋で長時間過ごした日は保湿力の高いパックやマスクなどで集中ケアするのもおすすめです。
紫外線対策
紫外線を浴びると、肌のハリを保つコラーゲンの生成が妨げられたり、肌の老化が進んだりします。おでこは体の中でも太陽に近く、紫外線を浴びやすいパーツなので、徹底的に紫外線対策をすることも大切です。
外出時は日焼け止めを塗り、日傘や帽子を使って紫外線によるダメージを予防しましょう。紫外線をたくさん浴びてしまった日はビタミンC誘導体などの紫外線ケア成分が配合された化粧品でスペシャルケアをするのもおすすめです。
なお、秋冬などの寒い時期や曇り、雨などの天気の悪い日は紫外線対策をやめてしまう人が少なくありませんが、紫外線は一年中降り注いでいます。
秋や冬でも、天気が悪い日でも紫外線対策しなければ肌がダメージを受けるため、天候に関わらず、日中は必ず紫外線対策してください。その他具体的な方法は、紫外線対策まとめの記事にてご紹介していますので御覧ください。
度数の合ったメガネやコンタクトを使う
視力が悪い人は何かを見るために目を細めることが多いです。ところが、頻繁に目を細めていると、必要以上に力が入っておでこの周りの筋肉が凝ったり、目を細めた時にできたシワが肌に刻まれたりすることが珍しくありません。
視力が悪い人は度数が合った眼鏡やコンタクトを使用し、目を細めないように注意しておでこのシワを予防しましょう。
ストレスを発散する
ストレスを感じると、体が緊張状態になり、筋肉が凝ります。また、長期間に渡ってストレスを感じていれば、自律神経が乱れて血行が悪くなったり、ホルモンバランスが乱れたりする可能性も高いです。
血行が悪くなると、肌を作る細胞に十分な栄養素や酸素が届けられません。栄養素や酸素が不足すれば、ターンオーバー(細胞の生まれ変わり)のリズムが乱れて、肌が老化したり、乾燥したりします。
また、ホルモンバランスの乱れもおでこのシワに悪影響です。肌にハリを与える女性ホルモンや肌の再生に関わる成長ホルモンが不足すると、肌にハリがなくなったり、老化が進んだりして、シワに繋がります。
おでこのシワを予防したい人は適度にストレスを発散して、筋肉のコリや血行不良、ホルモンバランスの乱れを防ぎましょう。ストレスを発散したい時はアロマオイルでリラックスしたり、信頼できる人に相談したりするのがおすすめです。
表情の癖を直す
無意識に目を見開いたり、眉間に力を入れたりしておでこにシワを作っている人は多いです。表情の変化でできるシワは一時的なものであれば、肌に刻まれないため、表情を戻すと、シワもなくなります。
ところが、おでこにシワを作る癖が付いている人は、筋肉が固まっておでこのシワが消えなくなる可能性があります。おでこのシワを消したい人は表情の癖を直し、おでこにシワができないように気をつけてください。
シワに良い食べ物を摂る
美肌を保つための栄養素が不足すると、肌の老化が進行しておでこのシワが濃くなります。おでこのシワを消したい人はシワの解消をサポートする栄養素を摂って肌の状態を整えましょう。
肌の状態を整えたい時はビタミンCが含まれた食材を食べるのがおすすめです。ビタミンCはコラーゲンの働きを促進したり、傷ついた肌の再生をサポートしたりするため、積極的に摂取すると、シワの改善を期待できます。
ビタミンCはレモンやキウイフルーツ、グレープフルーツなどに豊富です。
コスメでしわを改善
マッサージはあくまでも対処療法の一つです。あなたの肌がしわを作りやすい体質だと、またすぐにしわが刻まれてしまいます。
そのため、シワ解消のコスメを使用して、普段からのお手入れが大切です。当サイトでは、シワを消すコスメとして「ビーグレン エイジングケアセット」をおすすめしています。
リピート率98.5%と非常に使用者からの評価が高いコスメです。365日間の返金保証制度もありますので、お試しで使ってみて、変化がなければ返品もOKです。
まとめ
いかがでしょうか?
しっかりとお肌を伸ばし、おでこの筋肉を鍛えていくことでつるつるのおでこになっていきます。
しわはこれまでの積み重ねでできたものです。そのため、明日にはきれいになる!というようなものではないのですが、ピンと張ったおでこをイメージして毎日続けることで、効果が見えてきます。
今日からこっそりとおでこ美人を目指しましょう!!