近頃何となくすぐ疲れてしまう、
階段を上れば息切れしてしまうなど
もう自分は若くないのかな・・・
と思うことはありませんか?
その症状、
貧血が原因のこともあるのです。
貧血というとクラクラして
倒れるイメージがありますが、
貧血の症状はそれだけではないのです。
案外貧血に気付いてない、
隠れ貧血かもしれません。
症状は・・・
疲れやすい、めまい、立ちくらみ、
動悸、息切れ、頭痛、耳鳴り、
顔面蒼白、舌や爪の色が白い
など様々なのです。
低血圧と症状が似ているので
気付きづらいこともあります。
ではどうして貧血に
なってしまうかと言うと・・・
血液は全身に酸素を
運搬する役目をしています。
その役目をしているのが、
血液中の赤血球にある血色素の
ヘモグロビンです。
貧血とは血液中のヘモグロビンの量が
少なくなってしまい、あらゆる組織が
酸素不足になってしまうことによって、
様々な症状が出るのです。
日本人女性の65%が貧血気味と言われます。
その9割が鉄欠乏性貧血と呼ばれています。
原因は・・・
生理やダイエットや食生活により、
鉄分や他の栄養素が
不足することによって起きてしまうのです。
隠れ貧血度チェック
隠れ貧血かどうかチェックしてみましょう。
・朝食を抜くことが多い
・外食や市販の弁当が多い
・インスタント食品や冷凍食品を頻繁に食べている
・現在ダイエットしている
・よくめまいやたちくらみがする
・顔色が悪いと良く言われ、肌がくすんで見える
・疲れやすい、何となく身体がダルい
・ちょっとした坂道や階段で動悸・息切れがする
・爪の色が白っぽい、割れたり欠けたりする
・朝なかなか起きられない
・よく氷を食べる
・ナッツ類が好き
・髪の枝毛や抜け毛が多い
・下まぶたの内側が白い
引用 http://www.kobayashi.co.jp/brand/faichi/checksheet/
いかがでしたでしょうか?
心当たりはありませんか?
貧血状態になると、
嗜好も変わるようです。
隠れ貧血予防
【 1.お茶やコーヒーやワインの飲み過ぎは避ける 】
お茶やコーヒーには
タンニンが含まれていて
鉄分の吸収を妨げてしまうのです。
タンニンはポリフェノールなので
抗酸化作用はありますが、
摂取しすぎると貧血を招くので
気をつけましょう。
【 2.運動をする 】
身体を動かすことにより、
体内の血流が促進されて
赤血球も活発になります。
【 3.ストレスを溜めない 】
ストレスが多く食欲不振になってしまうと
鉄分摂取が難しくなってきます。
また、自律神経が乱れ、
胃腸の消化機能が落ちて
体内での栄養吸収が
されにくくなります。
【 4.ゆっくりよく噛んで食事を摂る 】
あまり噛まずに飲み込んでいませんか?
よく噛んで食べないと、
栄養素が体内に吸収されにくくなります。
【 5.栄養バランスよく1日3食規則正しく食べる 】
毎食、主食・主菜・副菜を
バランス良く食べます。
朝は食べない、夜食べないなどはせず、
また偏食するのも改善させましょう。
貧血に良い食べ物とは
(1)鉄分を十分摂る
食事から摂取する鉄分のうち、
ヘム鉄といって吸収率の良い鉄分と
非ヘム鉄といって吸収率が
あまり良くないものがあります。
鉄分は良質な動物性たんぱく質や
ビタミンCと一緒に食べることで、
吸収率が良くなります。
鉄分は、ほうれん草、プルーン、レバー、
ひじき、もずく、赤身のまぐろなどに
含まれています。
(2)造血効果のあるビタミン類を摂る
・ビタミンC
食品中の鉄が体内で利用される為に
なくてはならないものです。
野菜、果物に多く含まれています。
・ビタミンB12と葉酸
正常な赤血球を作るのに必要です。
ビタミンB12は、
牛肉、豚レバー、魚介類、黄身、
チーズなどに含まれています。
葉酸は、牛や豚レバー、卵黄、
大豆、納豆、ほうれん草、
ブロッコリー、イチゴ
などに含まれています。
(3)良質なたんぱく質を摂る
たんぱく質には、血液中の赤血球や
ヘモグロビンの材料となります。
良質なたんぱく質は、
魚介類、肉類、卵、大豆製品、
乳製品なのです。
特に、生理中や妊婦さんは
気をつけなければなりません。
意識してこれらの食材を摂取しましょう。
もし、貧血になってしまったら・・・
・安静にする
・衣服やボタンやベルトなどを緩める
・血流を良くしてあげる
などが大事です。
生理中はお腹を温めて
血液が滞らないようにし、
全身の血液を巡らせましょう。
疲れやすいと、仕事や学校、
レジャーなどのお出掛けが
しんどくなります。
貧血にならないように心がけたいですよね。