生姜は、古くから中国では
漢方薬として愛用されています。
生姜の使い方は2つです。
「生姜(ショウキョウ)」は、
身体を温め発汗効果、咳を鎮める、
健胃の効果があります。
「乾姜(カンキョウ)」は、
身体の深部の内臓を温めて、
冷え性に効果があります。
また、生姜にはジンゲロールと
ショウガオールという成分が
含まれています。
ジンゲロールには、
身体を温めたり
免疫力を高める働きがあります。
ショウガオールには、
ダイエット効果や
体内脂肪や糖質を燃やして
体温を上げる働きがあります。
ところが、生の生姜には残念ながら、
ショウガオールの効果があまりないのです。
ですが、生姜を蒸すことで出来る
蒸し生姜は約10倍のショウガオールが
含まれています。
蒸し生姜にすると、
ダイエット効果、代謝アップ効果、
脂肪燃焼効果が更にアップするのです。
「病気にならない 蒸しショウガ健康法」の
著者の石原新菜医師によると、
蒸し生姜には、
身体が温まるのはもちろん、
様々な効果があると提唱しています。
ダイエット・メタボ予防、動脈硬化予防、
悪性腫瘍予防、消炎・鎮静効果、うつ病、
アレルギー予防、認知症予防、花粉症、
血糖値が下がった、不眠、便秘、ニキビ、
生理痛、生理不順、多汗症の予防や
実際に効果があったなどの声も
あったそうです。
試してみる価値はありそうです。
蒸し生姜の作り方
では、この蒸し生姜を
作ってみましょう。
(1)生姜を洗います。
生姜の皮のすぐ下には、
ショウガオールがたくさん含まれているので
皮は剥かないでそのまま使います。
(2)生姜を1mmに薄くスライスします。
(3)80度に設定したオーブンで
1時間加熱します。
設定出来ない場合は、100度前後でOKです。
上記の方法だと一気に乾燥まで出来ます。
もし、オーブン機能がない場合は・・・
シリコンスチーマーに入れて電子レンジで
約15分加熱します。
(4)カラカラになるまで乾燥します。
天日干しなら1日、室内干しなら1週間程
乾燥させて出来上がりです。
生乾きだとカビが生えることもあるので、
しっかり乾燥させます。
乾燥させる場合は、
清潔な台に生姜同士が重ならないように
並べます。
(5)使いやすくする為に・・・
包丁で細かく刻んだり、
ミキサー(粉末状に出来るもの)で
粉末状にします。
(6)入れ物に入れて保存します。
密閉容器に入れれば、
約3か月保存できるそうです。
生姜は1つ100円前後でお手頃ですし、
作り方も簡単です!
もし、作るのが面倒という方は、
蒸し生姜の粉末も販売されているので
利用されてもいいですね。
使い方
紅茶に小さじ1杯程の蒸し生姜を入れる、
お料理にふりかけたり、
いろんな使い方が出来そうです。
特に生姜紅茶として飲むと、
余分な水分が身体に停滞しないので、
二の腕のタプタプや身体全体が
スッキリするなどの効果があるそうです。
注意事項
蒸し生姜の一日の摂取量は
2~3gまでにして下さい。
これ以上摂取すると、
胸やけなどの症状が出ることもあります。
生姜は刺激が強いので、
効果を上げたいばかりに
摂り過ぎてしまうことは気を付けましょう。