最近の赤ちゃんの離乳食開始の時期には個人差があり、昔のように、絶対に5ヶ月になったらスタートというのは言われなくなりました。成長には個人差があり、アレルギーなどの心配もあるので、遅めのスタートを切る赤ちゃんが増えています。
5ヶ月頃から離乳食をスタートさせたとすると、8ヶ月はもぐもぐ期といわれる時期にあたり、量もかなり増えている頃です。離乳食にも慣れてきて、食べる時にぐずったり、遊んだりすることもでてきます。使う食材も増やしていき、メニューも豊富にしてあげる時期なので、ママは準備が大変なこともあるのではないでしょうか。
8ヶ月の赤ちゃんが食べられる食材と食べられない食材をご紹介いたします。また、与えるタイミングや量、固さ、準備を楽にする方法なども併せてご紹介いたします。
8ヶ月の赤ちゃんが食べられる食材・食べられない食材
まず最初に、8ヶ月の赤ちゃんが食べられる食材をご紹介いたします。
<野菜>
・ほうれん草・大根・人参・なすび・おくら・キャベツ・かぶ・小松菜・玉ねぎ・白菜・じゃがいも・かぼちゃ・さつまいも・さといも・アスパラ・いんげん
ブロッコリー・カリフラワー
茎の部分は避けて花蕾の部分だけをゆで、細かく刻む。
とうもろこし
つぶしたり刻んだりすればOK。
トマト
湯むき後種をとって刻みましょう。
レタス
細かく刻んで茹でてやわらかくできるスープの具材に使うのがおすすめ。
<果物>
・りんご・なし・ばなな・モモ・いちご・ぶどう・レモン・キウイ・ミカン
<魚>
・さけ・たい・ひらめ・かれい・しらす干し
<肉>
・鶏の胸肉、ささみ、ひき肉
<炭水化物>
・米・米粉・食パン(みみは除く)・うどん・そうめん・マカロニ
<その他>
・豆腐・豆乳・納豆・高野豆腐・きな粉・卵黄
次に、8ヶ月の赤ちゃんが食べられない食材をご紹介いたします。
<野菜>
・ごぼう・れんこん・セロリ・にんにく・しょうが・たけのこ・もやし・あおじそ・かぶの葉・切干大根・にら・ねぎ・青梗菜・春菊・パセリ・ハーブ類・山芋
<果物>
・マンゴー・パパイヤ・柿
<魚>
・魚加工品(シーチキンやちくわなど)・ぶり・さわら・赤身魚・青魚・かき・ほたて・かに・えび・たこ・あさり
<肉>
・鶏肉以外のお肉全て・ベーコンなどの加工品
<炭水化物>
・もち米・もち・玄米・食パン以外のパン・そば・中華めん・パスタ
<その他>
・枝豆・湯葉・ソラマメ・大豆・油あげ・卵白・きのこ類・ひじき
ここに上げさせていただいたもの以外にも、食べていいもの、食べてはいけないものがあります。月齢が進んで、離乳食を進める時や、初めて口にするものなどは確認しておくようにしましょう。
離乳食のタイミング・量・固さは?
8ヶ月頃の赤ちゃんの離乳食は1日2回食ですので、朝起床してから朝食として9時頃に1回目を食べさせます。その後お昼寝をさせたり、室内遊びなどをしたりして、13時頃に2回目を食べさせましょう。時間やタイミングは、その日のご機嫌や体調によっても変わってきますが、基本的に朝と昼というふうに決めておくことが大切です。
離乳食の量としては以下の量を目安としてください。
・主食:米やパン 50g
・肉・魚:最大15g
・野菜:最大30g
・豆腐:最大40g
・乳製品:最大70g
・卵黄:1個分
離乳食を食べる量には、個人差があり、その差はとても大きくなっています。形や固さはどんどん進むけど、食べる量がなかなか増えてくれないという悩みをお持ちのママもたくさんいらっしゃいます。一応の目安量としておいて、お子様が食べられる量をしっかりと食べさせてあげてください。量を増やすのは少しずつで大丈夫です。
8ヶ月頃には、豆腐やプリンの固さ程度の軟かさにしてあげてください。力を入れなくてもつぶすことができる固さが基本になります。これもお子様の発育度合いによって違ってきますので、あせらずにお子様のペースに合わせて上げて下さい。
こうすれば離乳食の準備が楽になる!
パパや家族の食事の支度とは別に、離乳食を準備するとなると大変です。時間がある時に、野菜を茹でたものや、お粥をまとめて作って小分けにして冷凍しておくと、毎回の準備もぐっと楽になります。
最近は、だしのもとや下ごしらえ済みの食材なども販売されています。「楽をするのは手抜き」などという考えは止めましょう。子育てと家事の両立は、実際に経験した方でないとその大変さはわかりません。市販のベビーフードなども安い時にまとめ買いしておいて、たまにはママも楽をさせてもらいましょう。
食べなくても気にしない!
せっかく用意したのに、毎回たくさん残される、あまり食べてくれないなどで悩まれているママもたくさんいらっしゃいます。赤ちゃんにも体調やご機嫌があります。まったく離乳食がすすまず、おっぱいばかりを飲んでいるのは困りますが、時々食べてくれないなどは、あまり気にしなくてもいいでしょう。
何度も繰り返しになりますが、離乳食の進み具合を他のお子さんと比べるのは止めましょう。自分の子供のペースに合わせて、完食できた時は、思いっきり拍手してほめてあげましょう。
食事は美味しく楽しんで食べるものだということを、毎回の離乳食の時間に教えてあげられるようにしてくださいね。