もう急なしゃっくりも怖くない!効果的な4つのツボや止め方

急いで食事を摂った時に突然しゃっくりが出ることってありますよね。しゃっくりが出たらどんな方法で止めますか?それとも放っておきますか?水を飲んだり、息を止めてみたりしても止まらない・・・。いろいろやってみたけど、しゃっくりが止まらないという方、是非これからご紹介する方法を試してみて下さい。

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しゃっくりとは?

別名「吃逆(きつぎゃく)」ともいわれ、何らかの原因で横隔膜(肺の下にある筋肉)が一定周期でけいれんし、声帯の筋肉も収縮してしまうことで声帯が狭くなり「ひっく」と音が出ます。

もう急なしゃっくりも怖くない!効果的な4つのツボや止め方

しゃっくりは3つある

しゃっくりは横隔膜近辺に何らかの刺激が加わって出るもので、時間が経てば治まる問題のないしゃっくりもあれば、病気が考えられるしゃっくりもあります。

吃逆発作

48時間以内に大体治まる比較的短時間のしゃっくりです。しゃっくりの多くはこの発作によるものです。急いで食事を摂る、炭酸飲料を飲む、息を大きく吸い込む(笑ったり、大声を出したなど)といった、何らかの原因で一時的に横隔膜がけいれんを起こしてしまうものです。

持続性吃逆

48時間以上経っても治まらないしゃっくりで、1か月以内に大体治まることが多いです。1か月近くなると、病気やストレスが原因で起こっていることが多いです。

難治性吃逆

1か月以上止まらないしゃっくりのことで、ストレスや病気で起こることも。長いと1〜2年続くケースもあります。

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しゃっくりの原因とメカニズム

しゃっくりの原因

1.問題のないしゃっくりの原因

急いで食事を摂った、ストレス、炭酸飲料を飲んだ、アルコールの多量摂取、タバコ、大笑いしたなどが原因で、横隔膜に刺激が加わってけいれんを起こします。

2.何らかの病気で出るしゃっくり

・横隔膜に刺激が加わることで出るしゃっくり

食道・胃などの病気により、横隔膜が刺激されて起こるものです。考えられる病気は、食道がん・胃がん・逆流性食道炎・胃潰瘍などです。

・中枢神経に刺激が加わることで出るしゃっくり

脳・脊髄などの病気により、中枢神経が刺激を受け、横隔膜が収縮してしゃっくりが起こります。間隔の短いしゃっくりが出て、なかなか止まらないという特徴があります。考えられる病気は、脳梗塞・脳腫瘍・脳出血・くも膜下出血・多発性硬化症・脳挫傷・髄膜炎などです。また、アルコール中毒でも起こることがあります。

・末梢神経に刺激が加わることで出るしゃっくり

消化器系・循環器系・呼吸器系の器官のそばを通っている末梢神経が刺激されて起こります。考えられる病気は、気管支炎、肺炎、喘息、心筋梗塞、心膜炎などです。

しゃっくりのメカニズム

横隔膜は肺の下にある筋肉です。普段息を吸うと横隔膜は下へいき肺を膨らませ、息を吐くと横隔膜は上へ上がって肺を縮めます。そこに刺激を受けてけいれんをおこすことでしゃっくりが出ます。横隔膜がけいれんすることで声帯の筋肉も収縮するので、その際に「ひっく」という音が出るのです。

もう急なしゃっくりも怖くない!効果的な4つのツボや止め方

しゃっくりに効果的なツボ

このイヤ〜なしゃっくり、一刻も早く止めたいですよね。今まで、水を飲んだり、息を止めてみたりしても止まらなかったしゃっくり。しゃっくりを止めるのに効果的なツボというのがあるのです。是非、しゃっくりが出た時にこれからご紹介するツボを試してみて下さい。

巨闕(こけつ)

1.場所

みぞおちの位置から指2本分下へ下がった場所で、へその真上を通った位置にあります。

2.押し方

両手の4本指に力を入れてグッと押します。

3.効果

肩こり、食欲不振、呑酸、腹痛、疲労、嘔吐などにも効果的です。

気舎(きしゃ)

1.場所

「天突」のツボから左右指2本分離れた場所になります。鎖骨上に左右対であります。

2.押し方

中指でグッと押します。

3.効果

気管支、食道の疾患に効果的です。

内関(ないかん)

1.場所

手首のしわから指3本分肘側にあるツボです。

2.押し方

親指で押します。あまり強く押さなくてOKです。

3.効果

イライラ、乗り物酔い、胃痛、二日酔い、吐き気に効果的です。

天突(てんとつ)

1.場所

2対ある鎖骨間の窪んでいる所にツボがあります。

2.押し方

強く押すと痛いので優しく中指で押します。

3.効果

咳、喉の痛みに効果的です。

もう急なしゃっくりも怖くない!効果的な4つのツボや止め方

ツボ押し以外でのしゃっくりの止め方

耳押し法

しゃっくりの原因の1つに延髄の興奮があります。耳押し法をすることでこの延髄の興奮を鎮めてくれます。上手く行えば30秒程でピタリと止まってくれますよ。この方法により、100人中70人しゃっくりを止めることができたというデータがあるのです。

では、耳押し法の方法をご紹介します。

1.左右の耳の穴の中に両手の人差し指を入れます。

2.耳の奥へ人差し指をグイグイと30秒〜1分間押します。

※この方法は、呼吸器や循環器系の疾患がある人は行わないで下さい。呼吸器や循環器の働きに支障が出ることがあります。

一般的な方法

しゃっくりが出た時に行う一般的な方法として、皆さんどんなことをされていますか?

多くの方は、「水を飲む」ではないでしょうか?他に、「舌を引っ張る」「息を止める」などの方法がありますが、やはり水を飲むのが有力な方法ですね。

しゃっくりが止まらなくなると気になるし不快なものですよね。すぐにでも止めたいものです。ご紹介した「耳押し法」は100人中70人が止まったというデータがあるくらいなので、しゃっくりが出たら是非試してみたい方法ですね!