ニキビと聞いて何色を想像しますか?多くの方は「赤」「黄色」「白」という色を想像します。ニキビの中には、「黒ニキビ」と呼ばれているものもあります。一見するとほくろのようにもみえるのでニキビと気付かない方もいます。
黒ニキビのことを知らない方の為に、このニキビはどんなニキビなのか、どうしてできるのか、薬を使わずに治すにはどうすればいのかなどをご紹介いたします。中々みかけることのないニキビだからこそ、知識の一つとして知っておくことで、突然できてしまった時に慌てずにすみます。
「黒ニキビ」とは?
黒ニキビは、見た目はほくろか、ゴミがついているだけのようにもみえます。黒ニキビというものがあるのを知らない人は、それがニキビであるということに、なかなか気づきません。
これは、毛穴から飛び出た角栓がが空気と接触することで酸化し、黒くなった状態です。皮膚表面に突如現れたほくろのようにも見えるそのポツは、黒く変色した角栓なのです。
鉛筆の芯のようにも見えるその黒ニキビは、赤いニキビや黄色いニキビなどとは違い、まだ炎症が起こる前のものです。ニキビは炎症が起こってしまってからでは、きれいに治るまでに時間がかかります。また、治療法を間違えてしまうと、ニキビ跡となってしまいます。
黒ニキビが悪化してしまう前に、しっかりと治してしまう必要があるのです。
黒ニキビの原因
ニキビができる原因は、毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまうからです。これはみなさんもご存知ですよね。先ほども少し書かせていただきましたが、このニキビができる原因は、毛穴の中で増えた角栓が飛び出してきて、それが空気にふれることで酸化したものです。
黒ニキビの時点では、まだ炎症も化膿もしていません。ですが、だからといって放置していれば治るというものでもありません。放置することで症状は進行します。症状の段階としては、白ニキビから進行したものです。比較的軽い症状なので、この時点でしっかりと治すことをおすすめします。
そのほかの原因として、
・アクネ菌の繁殖
・ストレス
・食習慣
・お肌のバリア機能の低下
・ホルモンのバランスが乱れる
なども黒ニキビを作り出してしまいます。
薬に頼らない治し方
ニキビができた時、ついつい市販のお薬に頼ってしまっていませんか?薬には、使い方によっては副作用が出たりすることもあります。ポツポツと現れた黒ニキビ。まずはお薬に頼らずに治す方法をご紹介いたします。
顔
このニキビを治す為には、まずはお肌を清潔に保つことが大切です。黒ニキビをそれ以上悪化させることなく治す基本となります。お肌の皮脂や汚れをしっかりと落とし、角質の生まれ変わりのサイクルを整えることで、過剰な皮脂分泌を防ぐことができます。
ただし、注意していただきたいのは、黒ニキビ部分を強くこすったりするのはやめてください。洗顔の際にこすりすぎると、かえって皮脂が過剰に分泌される恐れがあります。
しっかり保湿
ニキビができると、どうしてもスキンケアをさっぱりタイプにする人が多いのですが、全てのニキビに対してそれがいいというわけではありません。黒ニキビに関しては、肌の生まれ変わりの力をアップさせないといけません。その為には「保湿」が大切になります。化粧水も、保湿タイプのものを使うようにしましょう。
生活習慣
黒ニキビを治す為には、お肌の生まれ変わりサイクルを正常にしてあげる必要があります。その為には、ホルモンバランスを整えないといけないので、生活習慣も見直さないといけません。十分な睡眠と、バランスのとれた食生活は基本です。忙しい方も、ゴールデンタイムと呼ばれている22~2時までの4時間だけでも、質の良い睡眠を取るよう心がけましょう。
また、飲酒や喫煙もニキビができてしまう要因ともなります。飲酒に関しては、おつきあいもあるので中々むずかしいかもしれません。ですが、きれいなお肌を取り戻す為にも、それを長く維持する為にも、できるだけ控えるようにしましょう。
絶対にしてはいけない治し方
黒ニキビだけでなく、全てのニキビにおいて、つぶして中にある物を出せば治ると思っている方がたくさんいらっしゃいます。でも、それは絶対にしてはいけない治し方です。指や爪などで押し出してしまったりすると、跡が残ってしまいます。
また、毛穴専用パックなどを使って取り除いてしまおうとするのもNGです。
無理やりつぶしてししまったり、パックなどで取り除こうとすると、かえって症状を悪化させることになる場合もあります。まずはお肌の汚れや皮脂を洗い流し、しっかりと保湿することを心がけてください。また、お肌の生まれ変わりを促す為にも、ホルモンバランスを整える必要があります。
栄養バランスがとれた食生活と十分な睡眠は必須です。黒ニキビもその他のニキビにも、飲酒や喫煙といった習慣もよくありません。いきなりやめてしまうのは難しいので、せめて量を減らすなどしてみるようにしてくださいね。