自分では見えづらい背中。年齢とともに背中には贅肉が付いてしまい、いつの間にか「おばさん体型」と呼ばれる体型に変わってしまうので恐ろしいですね。背中についてしまった贅肉は、ブラジャーをつけると食い込んでしまい、Tシャツなど薄着をするとくっきりわかってしまうので恥ずかしいもの。でもそんな贅肉はどうやって落としたらいいんでしょうか。そこで今回は背中についた厄介な贅肉をすっきり落とす方法をご紹介していきます。
背中の贅肉ができる原因は？
贅肉の存在がいや～な部分といえばお腹や太ももをあげる女性も多いですが、背中の贅肉は気になりませんか？お腹に贅肉がついてしまっているのなら、自分では気づいていなくてもすでに背中にも贅肉がたっぷりついている可能性が高いので要注意です。
背中は自分では見えませんから気づいていない可能性が大いに考えられます。
背中に贅肉がつく原因は主に3つあります。
・筋力の低下
・姿勢の悪さ
・下着のサイズが合っていない
特に日本人の国民病ともいわれている猫背は、背中に贅肉をつける大きな原因です。
なぜ猫背は背中に贅肉がつきやすくなるのかというと、背中の3つの筋肉「僧帽筋」「広背筋」「脊柱起立筋群」がきちんと使われないからです。
筋肉が使われないと血流は悪くなり、筋肉の周りについた脂肪が燃焼されることもなく、贅肉として蓄積されてしまうのです。
姿勢が悪く猫背で生活をすると背中に贅肉がつくだけでなく、ポッコリお腹や肩こり、首こり、バストやヒップの垂れ、腰痛などの原因にもつながります。
背中の贅肉を落とすとこんなにいいことが！
背中についてしまった贅肉を落とすことで得られるメリットがあります。
若々しく見える
贅肉がついて丸くなった背中のおばさん体型は、実年齢よりも老けて見られます。背中の贅肉が取れると背中がすっきりしてブラジャーの食い込みもなくなります。
代謝が良くなる
背中にある贅肉を落とすということは「僧帽筋」「広背筋」「脊柱起立筋群」しっかりと筋肉の役割を果たすということです。筋肉がきちんと働くようになると、血流が良くなって代謝がアップします。
代謝がアップすると、太りにくい体質へ変わります。
背中の贅肉を落とす方法はたくさんある！
背中の贅肉を落とすには、エクササイズやストレッチが効果的です。中でも効果的なものをご紹介しましょう。
エクササイズ 1
1.足を肩幅に開いて立ち、両腕を斜め45度の位置に伸ばす（Yの字のように）
2.手のひらを前に向ける
3.息を吐き肩甲骨を意識しながら脇を締める
これを10回ほど繰り返しましょう。
エクササイズ 2
1.ハンドタオルの端を両手でつかんで手を上に伸ばす
2.足を肩幅に開いて立つ
3.息を吐きながらひじを曲げてタオルを体の後ろに下す
4.息を吸いながら元の体勢に戻る
これを10回ほど繰り返しましょう。
エクササイズ 3
1.足を肩幅に開いて立つ
2.両手を後ろで組む
3.腕をゆっくり持ち上げ、背中の肉が硬くなったことを感じたら10秒キープする
4.腕をゆっくり下す
これを10回ほど繰り返しましょう。
エクササイズ 4
1.足を肩幅に開いて立つ
2.両手を腰に当てる
3.ひじを前後に動かす
10回を1セットとして3～4セット行いましょう。
エクササイズ 5
1.足を肩幅に開いて立つ
2.手をグーにして前に突き出す
3.ボートをこぐ要領で、ゆっくりとひじを引いて肩甲骨を寄せる
4.ゆっくり元の体勢に戻す
これを10回ほど繰り返しましょう。
いずれのエクササイズも場所を取りませんので、いつでもどこでもできるのでおすすめです。お風呂上がりの習慣などにすると良いですね。
注意点としては早く贅肉を落としたいあまり回数を増やし過ぎたり、早く動かし過ぎないことです。動作はできるだけゆっくりと、無理に回数を増やさないようにしましょう。
エクササイズに慣れてきたら少しずつ回数を増やしていきましょう。
正しい姿勢のポイント
背中の贅肉を落とすために毎日のエクササイズやストレッチは欠かせませんが、もうひとつ意識したいのが正しい姿勢で生活をすることです。
正しい姿勢とエクササイズを続ければ、どちらか一方だけを実践するよりも効果が早くあらわれます。
姿勢が良くなると、若く見えるだけでなく、インナーマッスルが鍛えられるので、痩せやすく太りにくい体質になれます。スタイルもよくなりますので、姿勢を良くすることはたくさんのメリットがあるといっていいでしょう。
正しい姿勢のポイントは、天井から糸で釣り上げられているようなイメージをもって、常に体幹を意識することです。また立っているときだけでなく座るときも正しい姿勢を意識しましょう。
座るときのポイントは骨盤を立てることです。骨盤がちゃんと立っているかどうかは、膝を持ち上げるとわかります。膝が大きく持ち上がるなら骨盤は傾いた状態です。骨盤がちゃんと立っていると膝はほとんど持ち上がりません。
老けて見える背中の贅肉は毎日のエクササイズ＆正しい姿勢で撃退しましょう。
