ダイエット方法はいろいろありますが、「食べ合わせダイエット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。テレビでも紹介され、ダイエットにありがちな辛い食事制限がなく効果的だと評判のダイエット方法です。そのやり方と効果についてご紹介します。
「食べ合わせダイエット」とは?
食べ合わせダイエットとは、食べたいものをガマンしたり、食事量を減らしてカロリーダウンするのではなく、必要な栄養を摂取しながら、身体が持つ本来の代謝機能や胃腸の働きを活性化することで、脂肪を燃焼させダイエットにつなげる方法です。温かい食べ物や酵素、良質の油を組み合わせることによって効率的にダイエットを実践します。
食べ合わせダイエットのコツ
食べ合わせダイエットを正しく実践するにはいくつかのコツがあります。効果を実感するために必要な3つのコツをぜひ覚えてください。
1.身体に良質な油
油はダイエットに大敵と思われがちですが、油の種類によっては健康に良く、ダイエットにとても効果的なものも。
オメガ3系脂肪酸が含まれたえごま油や青魚の油、オリーブオイルやごま油などがそれに当たり、これらの油を摂りいれることで、体脂肪が落ちやすくなると言われています。
2.消化を助ける酵素
酵素は消化を助ける成分としてよく知られていますが、酵素の働きが活発になることによってエネルギーが消化され、脂肪燃焼に繋がります。酵素ドリンクなどがダイエットによく摂りいれられているのはそのためです。
3.代謝を上げる
冷えは太るもととよく言われます。身体に良い油や酵素を多く摂ることで、消化の働きが活発になって体温が上り、代謝機能がアップします。食べ合わせダイエットでは身体を冷やさない食べものを選ぶことも大切なポイントです。
最適な食べ合わせ
では具体的に最適な食べ合わせの例をいくつかご紹介します。今すぐに実践できることばかりなのでぜひ試してみてください。
ラーメンの前に野菜ジュース
炭水化物のラーメンは太るもとなのでダイエットにはNGとされていますが、野菜ジュースを食前に飲んでおくことで血糖値の上昇をゆるやかにし、脂肪になりにくくします。野菜ジュースは甘味料などが入っていない無添加のものを選ぶようにしてください。
焼き肉の前にはキムチ
焼き肉は食欲をそそるのでつい食べ過ぎてしまいますが、キムチを先に食べることでダイエット効果が期待できます。優秀な発酵食品として知られているキムチは、乳酸菌が豊富なため代謝をアップし、脂肪を燃焼しやすくすると考えられています。
カレーは牛肉+サラダや野菜ジュース
カレーもカロリーが高めのメニューですが、脂肪を燃焼しやすい食材を選べば効果が期待できます。お肉は脂肪燃焼効果のあるLカルニチンが多く含まれる赤味の牛肉がおすすめ。
ラーメンと同様、食前に野菜ジュースを飲んだり、ごま油やオリーブオイルなどの良質の油をドレッシングがわりにかけたサラダを食べておくと血糖値の上昇を抑え、脂肪をたまりにくくするために効果的です。
お寿司は青魚&食前にガリを
ネタを選ぶなら青魚がおすすめ!青魚には良質な油が豊富に含まれているので、脂肪を燃焼しやすくします。また生姜でできているガリは体温を上げて代謝をアップする効果があるので、お寿司を食べる前に食べておくのがポイント。身体を温めるために赤だしなどの汁物や茶わん蒸しをプラスするのも良いでしょう。
紅茶やココア・抹茶豆乳
コーヒーは身体を冷やすのでおすすめできません。ホットの紅茶やココア、抹茶豆乳は身体を温めてくれるのでダイエット向きの飲み物です。
特に抹茶豆乳に含まれる抹茶のカテキンには、糖や脂肪の吸収を抑える作用があり、豆乳にはPPAaという脂肪をエネルギーとして消費する働きがあります。大好きなパン類も抹茶豆乳を飲みながら食べることで脂肪の蓄積を防ぐことができます。
おやつは大福やせんべい+抹茶
ココアなどの温かい飲み物と一緒に、クッキーやケーキを食べるのもたまにはOKですが、できれば栄養効果の高い豆入りの大福やごまや海苔、一味のせんべいなど、脂肪燃焼効果が高い和菓子を食べるようにしてください。
抹茶はミネラルや食物繊維が豊富で糖の吸収をゆるやかにするので、和菓子に限らずお茶を飲むときは抹茶にするのがベストです。
夜食前には果物
夜食はなるべく避けたいのですが、どうしても・・・というときには先に果物を食べて血糖値が急激に上がるのを防いでください。果物には酵素が含まれているので、消化を促し脂肪が溜まるのを防ぐ効果もあります。
お酒は常温または温かいもの
お酒を飲む場合も冷たいものはNG!焼酎のお湯割りやホットウイスキー、常温がおいしい赤ワインがおすすめです。冷たいものを飲みたい場合は、酵素が豊富な柑橘類の果物をプラスして代謝を上げるようにしましょう。
太りにくい外食の食べ方
外食はカロリーが高く太りやすい料理が多いのでなるべく避けたいものですが、たまの気分転換やお付き合いで外食するときがあるかもしれません。食べ合わせダイエット中に外食する場合のポイントをご紹介します。
中華料理の場合
太りやすいと思われている中華料理は、唐辛子などの香辛料やにんにく、生姜などの香味野菜がたっぷり使われているので、身体を温めて脂肪を燃焼しやすい料理が結構あります。
ただし餃子やシュウマイ、麺類など小麦粉を使った料理はなるべく避けてください。小麦粉は血糖値を上昇させるので脂肪がつきやすくなります。また、食べるときには生野菜を先に食べ、酵素を摂りいれてから炒め物などの油を使った料理を食べると太りにくくなります。
イタリア料理の場合
小麦粉が使われているパスタやピザを単品で食べると、血糖値が上がりやすく太るもとになるので、できれば前菜からメイン料理まで、バランスよく食べることができるコース料理を選ぶようにしましょう。イタリア料理には良質の油、オリーブオイルがふんだんに使われています。ピザやパスタ、サラダにもたっぷりかけて食べてください。
食べ合わせを工夫して楽にダイエット
食べ合わせダイエットは、良質な油と酵素を摂りいれることで身体の代謝を上げ、太りにくい身体を作る方法です。辛い食事制限がないので、長く続けられることも嬉しいポイント!おいしく食べてダイエット効果をぜひ実感してくださいね。