シャンプー後、ほとんどの方がドライヤーを使って髪を乾かすと思いますが、ドライヤーを使ううえでの悩みといえば、やっぱり髪の傷みですね。だからといって自然乾燥は完全に乾燥するまでに時間がかかり、なかなか眠れない・・・でも実はドライヤーは正しく使うと髪を傷めずに髪を乾かすことができるってご存知ですか?今回はドライヤーによる髪の傷みが気にならない使い方をご紹介していきましょう。

ドライヤーによるヘアトラブルとは?

ドライヤーと切っても切り離せないといえばヘアトラブルです。

どうしてドライヤーを使うとヘアトラブルが起こるのかというと、「熱」が関係しています。髪はタンパク質によって構成されているのですが、タンパク質は熱にとても弱いという性質を持っていることが原因です。

タンパク質に熱を加えると「タンパク質変性」という変化が起こり、変化と同時に髪の水分が失われるため、乾いた後パサパサの傷んだ髪になってしまいます。

またドライヤーの熱による頭皮ダメージによる抜け毛や炎症も起こります。

ヘアトラブルをぐっと減らす、髪が痛まないドライヤーの使い方

髪が痛まないドライヤーの使い方とポイント

パサパサの傷んだ髪はお世辞にも美しいとは言えませんし、パサつくことでまとまりが悪くなったり、うねりが出てくるので、朝のスタイリングも時間がかかります。

かといって、デメリットの多い自然乾燥はおすすめできませんので、髪を傷めないドライヤーの使い方をマスターするのがベストです。

ドライヤーで髪を乾かすときに注意しなければいけないのが熱による影響なので、そのダメージを最小限に抑えるために「低い温度」「短時間」がポイントになってきます。

この2つのポイントを意識するだけで、髪にダメージを与えず乾かすことができます。

髪が傷まないドライヤーの使用方法

  1. シャンプー後、ドライタオルでしっかり水分をできるだけ切っておく
  2. 髪ではなく頭皮に20cmほど離したところから風を当てる
  3. キューティクルの方向に合わせ、上から下方向に風を当てる
  4. 8割方乾いたら、冷風に切り替えてキューティクルを引き締める

ドライヤーの使用方法をマスターしてから、さらにおすすめしたいのがこちらの方法です。

低温ドライヤーを使ってみる

ほとんどのドライヤーの設定温度は100℃以上。そのためそこから噴き出す熱風は髪のタンパク質に影響を与え、パサパサの傷んだ髪になってしまいます。ところが低温ドライヤーの設定温度は60℃なので、髪の水分が奪われず潤っている状態で乾かすことができます。一般的な高温のドライヤーよりも完全に乾くまでに多少時間はかかりますが、潤いは守られます。

また低温ドライヤーは髪の潤いをキープすることができるので、くせ毛にも効果的です。

タオルをかぶって乾かす

ドライヤーを使う時間はできるだけ短縮したいもの。そこでおすすめしたいのが、乾いたタオルをかぶり、そこへドライヤーの風を当てるというやり方です。

タオルの外側から風を当て、たまに内側にも風を当てることで、半分の時間で乾かすことができます。直接髪や頭皮に風を当てる時間がほとんどありませんから髪も傷みません。

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自然乾燥はNG!

「髪を傷めないため、ドライヤーは使わない自然乾燥派だ」という方もいるでしょう。確かに自然乾燥はドライヤーの熱による髪へのダメージはありませんが、別のデメリットがあります。

・傷みやすい
・雑菌の繁殖

熱によるダメージはありませんが、髪が濡れているままだとキューティクルが開いているため、ダメージを受けやすいのです。その状態で眠ると枕などと髪がこすれ、髪に摩擦ダメージが加わり、キューティクルが剥がれます。

ドライヤーではキューティクルは剥がれ落ちずに閉じるので、自然乾燥のほうがダメージが大きいといえます。そのうえ、濡れた状態でいることで、頭皮に雑菌の繁殖を助長します。雑菌が繁殖すると皮膚炎の原因となるだけでなく、ニオイの原因にもなってしまいます。

ヘアトラブルをぐっと減らす、髪が痛まないドライヤーの使い方

ドライヤー前のオイルケアがおすすめ

ドライヤーを使う前に、オイルケアをすると髪が傷まず、つやを出すことができて、まとまりやすくなるのでおすすめ。

髪におすすめのオイルを2つご紹介します。

まずは「ホホバオイル」です。

ホホバオイルは髪質や肌質を問わず、全身に安心して使える安定性の高いオイル。特に生成されていないゴールドの色味のホホバオイルは栄養をたっぷり含んでいるので、美髪へと導いてくれます。精製済みのホホバオイルのほうがお値段はお手頃ですが、効果を考えるとやはり無精製の方がおすすめです。50mlで1,000円前後で販売されています。

ホホバオイルの他にも髪に良いといわれているのが「アルガンオイル」です。

アルガンオイルはモロッコ原産で、活性酸素を除去する効果が高く、ホホバオイル同様に髪だけでなく全身に使えます。浸透力が高くべたつきがありませんからとても使いやすいのです。

どちらのオイルも紫外線によるダメージを防いでくれるので、朝のスタイリング時にも大活躍です。髪につやがあると若々しく見えます。ドライヤー前のオイルと正しいドライヤーの使用方法で傷みしらずのつややかな美髪を手に入れてくださいね。