ガッツリメイクは卒業!「肌のヌケ感」を意識したメイクのやり方

ファッション雑誌などでよく目にすることの多い「ヌケ感メイク」。ファッション関係の言葉は、色々と新しい言葉が出てくるため、知らないまま使っていたりしていないでしょうか。このヌケ感とは一体どんな意味なのか、また実際にメイクするときのやり方などを詳しくご紹介します。

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そもそも「ヌケ感」って何?

ヌケ感とは、足すのではなく引いて見せることをいいます。メイクやファッションもですが、かっちりとした完璧なものだと、近寄りがたかったりなんとなく冷たいイメージを抱いてしまいがち。メイクアップアーティストの犬木愛さんが提案するヌケ感メイクは、引き算メイクです。頑張りすぎない、ちょっとした隙や素の部分が垣間見えるメイクのことです。

ヌケ感メイクをすることで、周りの人に愛され、親しみを持たれる顔に見せてくれます。ただし抜け感を意識しすぎると、今度はナチュラルメイクになってしまいます。メリハリをつけたメイクこそが、ヌケ感のある顔を作ります。

抜け感メイクとは

・アイメイクは茶色系にして、優しさを出す
・眉毛は色を薄めに、自分の眉を生かした仕上がり
・肌のベースは透明感を出す
・チークを高めに使う
・リップは血色を生かし、つやを出す

特に年齢が上がると、しみやくすみを隠すために化粧が濃くなってしまいがちなので、注意が必要です。

ガッツリメイクは卒業!「肌のヌケ感」を意識したメイクのやり方

ヌケ感メイクのやり方~ベースメイク~

ヌケ感のあるメイクをするには、まずはベースをきちんと作ることが大切。しかし肌の悩みを見せないように塗り重ねるといつもと変わらないメイクになってしまいます。

ヌケ感メイクのベースメイクで用意するもの

・化粧下地クリーム
・リキッドファンデーション、もしくはファンデーション
・フェイスパウダー
・コンシーラー

洗顔後、化粧下地クリームで肌を整えたら、ファンデーションを薄く塗ります。このとき手で塗ったり、パフを使うと、ムラになったり厚塗りになりがちです。ブラシを使うと均一に肌にのるだけでなく、塗りすぎを防げます

しみやくすみなど、隠したい部分にはコンシーラーをのせて、指で軽くなじませるだけで重ね塗りはしないようにしましょう。仕上げのフェイスパウダーも、パフに取ったら軽く押さえるようにのせるだけにします。顔と首の境目も自然になるようなじませましょう。

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ヌケ感メイクのやり方~メイクアップ~

ヌケ感のあるメイクで大切なのは、アイメイクとリップメイク、そしてチークの仕上げです。ベースメイクを薄く心がけているので、ポイントメイクでメリハリをつけるのがおすすめです。

ヌケ感のあるアイメイク

アイメイクはブラウン系を使い、強調させないアイメイクにします。べージュのアイシャドウをまぶたに薄く広げ、ブラウンのアイライナーを引きます。このとき目尻を跳ね上げず、水平に引くと自然に目になじみます。仕上げは黒目の下、涙袋の部分にパールの入ったアイシャドーを軽くのせてアクセントにします。

ヌケ感のあるリップメイクは自然な色合いで

赤一色だけのリップは、唇を強調してしまいます。ベージュのリップをベースに塗り、唇の中央部分にオレンジや明るめのピンクを重ねてのせ、指先でぼかしましょう。立体的に唇を見せることができます。

チークを高めにのせてメリハリをつける

目尻下から少し高めの位置にチークをのせ、顔にメリハリをつけます。ハイライトをチークの上半分に重ねてのせ、仕上げます。チークの色は、リップの色に合わせると自然な仕上がりになります。全体が薄いメイクなので、パールが含まれているチークを使うと印象的に仕上がります。

アイブロウパウダーを使って自然な眉づくり

ヌケ感メイクの眉作りは、自分の元の眉を生かした自然な仕上がりを目指します。ブラウンカラーで濃さのバリエーションがあるものを選べば、自然な仕上がりで立体的な眉を作ることができます。アイブロウペンシルだとかっちりした印象の眉になってしまいますので、パウダーがおすすめです。

ガッツリメイクは卒業!「肌のヌケ感」を意識したメイクのやり方

アイラインを使わずに印象的な目元を作る方法

アイラインを使うのが苦手、またアイラインを使わなくても手軽にヌケ感のある目元を作りたい、そんなときにはビューラーとマスカラをプラスします。

アイラインを使わないメイク方法1・マスカラとビューラーを使う

1.ビューラーでまつげをあげる
2.上まつげの目尻からマスカラを塗る
3.下まつげも同じように塗る

アイラインを使わないメイク方法2・アイシャドウのみを使う

1.ハイライトカラーをまぶたから眉下までぼかすように塗り、ベースにする
2.ダークブラウンをまぶたにのせる
3.ブラウンを重ね塗りする
4.下まぶたの涙袋の部分に薄いブラウンを引き、パール系のアイシャドウを重ねる

ヌケ感メイクでNGなことは?

引き算のメイクといっても、ただ引いていくだけでは「手抜きメイク」になってしまうかもしれません。

ヌケ感メイクでやってしまいがちなのは?

ファンデーションだけを塗っている
ヌケ感メイクは、あくまでもきちんと仕上げたメイクが基本。ベースメイクだけでなく、ポイントとなるアイメイクやリップメイクもしっかりするようにしましょう。

また薄塗りが基本ですが、隠すべきところはきちんと隠すことも必要です。

アイメイクだけしっかりしている
マスカラだけしっかり、または眉毛だけしっかり、というのも不十分です。目元を強調しすぎるのではなく、いつものメイクからちょっと主張を引き算するメイクを工夫しましょう。

目元を強調したら、口元は少し色の薄いものを選ぶなど、引き算のメイクを上手に取り入れるのがヌケ感メイク。ぜひ自分にぴったりなメイクのヌケ感を見つけて、試してみましょう。