リップが色づいているかいないかで、女性の顔の印象は大きく変化します。ベースメイクで作り上げた肌やアイメイクを引き立て、お顔全体のトーンを上げてくれる役割をもつリップ。できれば塗りたての状態でキープしたいものですよね。
今回は、崩れやすいリップメイクを長持ちさせる方法をご紹介していきたいと思います。1日中綺麗に色づかせるためには、土台作りがカギを握っているのです。
口紅を塗る前に「土台作り」をしよう!
口紅を塗る前の土台作りをしっかり行えば、口紅の持ちは格段に良くなります。
1.まずは唇のケアから
口紅を唇にのせる前に、まずは唇の状態を確認してみて下さい。乾燥によるダメージがあったり、うるおいがない状態では口紅が落ちやすくなってしまいます。
唇の保湿方法
1.用意するものはメンソレータム系のリップとワセリン、そしてラップです。
2.まずはメンソレータムリップを唇に塗り、その後たっぷりワセリンを塗ります。
3.そして唇をラップで覆いましょう。
4.2~3分程度置くと効果的です。
三温糖などでスクラブを作り、唇をマッサージするのもおすすめ。
2.コンシーラーで色ムラを整える
次に、コンシーラーを使って唇の輪郭の色ムラをなくしていきます。肌色と同じ色を選ぶことがポイントで、唇の形を美しく見せる効果があります。
3.口紅の前に下地を塗る
リップベースという口紅の下地になるものがあり、これを塗るだけで色落ちや乾燥を防いでくれます。保湿効果の高いものが多いので、この手間を惜しまないことが大切ですよ。
口紅の塗り方の流れ
それではさっそく、口紅の塗り方の流れを解説していきましょう。土台作りをきちんと行っていれば、スムーズに口紅を塗ることができるため、必ず土台作りから始めてくださいね。
1.リップブラシで口紅をつける
口紅はそのまま唇にのせるのではなく、ブラシを使って彩ってあげましょう。ブラシで塗ることで唇の輪郭を整えることができる他、色ムラをなくす効果も得ることができます。
まずは適量をブラシにとり、唇全体にのせていきましょう。
2.ティッシュオフ
口紅に含まれる油分は落ちやすくなる原因のひとつになります。1度つけた口紅は軽くティッシュで押さえてオフしてあげましょう。唇に密着し、発色している分だけが残ります。
3.二度塗り
再度ブラシを使って丁寧に口紅を塗り込んでいきましょう。
4.リップコートで保護する
最後にリップコートを唇全体に塗り、落ちにくく艶のある唇を演出しましょう。これで基本的な口紅の塗り方は完了となります。ぷるっと感を出したい場合は、グロスを上から重ねるのもおすすめです。
今流行りのリップメイク
唇をぽってり厚く見せる口紅の塗り方や、唇の中心にだけ口紅をつけ、グロスでぼかすリップメイクも現在流行しています。
ぽってり唇を作る口紅の塗り方
1.まずは唇を整える土台作りから行います。
2.分厚い唇に見せるためには、コンシーラーで輪郭を描き過ぎないようにすることがポイント。リップライナーを使ってぽってり見せたい部分まで唇全体を塗りつぶしていきます。
3.リップブラシで本来の唇より数ミリ程度広く口紅を塗っていきましょう。この時、上唇には塗り過ぎず、下唇を広めに見せると自然な印象になります。
4.最後にグロスをつけますが、グロスは全体につけるのではなく、唇の上下真ん中にポンポンとのせ、馴染ませる程度にしてください。
唇の中心を彩るグラデーション口紅の塗り方
1.土台作りを行った後、コンシーラーで唇の色を整えます。
2.ムラをなくしたら、唇の端まで塗らずに、上下の唇の中心に口紅を塗り込んでいきます。
3.一度ティッシュでオフし、さらに色づけていきましょう。
4.最後はグロスで仕上げになりますが、このリップメイクの場合、グロスは色付きのものがおすすめです。口紅の色よりも少し薄い色のグロスを用意し、口紅を塗った部分にのせ、馴染ませましょう。
土台作りをしっかりしていれば、基本的な塗り方以外でも口紅の持ちを良くすることができるので、一度試してみてはいかがでしょうか。
口紅を付けている間の注意点
落ちにくくする口紅の基本の塗り方や、流行のリップメイクのやり方などについてもご紹介してきましたが、色づきを長持ちさせるためには、普段の生活から気を付けておきたい注意点があります。
食事の時の注意点
食事をする際は、どうしても唇に食べ物が触れてしまうため、口紅がとれやすくなってしまうもの。食事による口紅の落ちを防ぐためには、食べ方にポイントがあるのです。
一口サイズにしてから口に入れる
どんな食べ物でも、一口サイズにしてから口に入れることで、食べ物が唇につくことを防ぐことができます。調理法によっては油がたっぷりついているものなどもあり、それらが唇につくとせっかく施したリップメイクが台無しになってしまうこともあります。
パンなら手でちぎって食べるようにしたり、お肉や野菜もナイフで小さくしてから口に入れるようにしましょう。
口の開け方は縦が正解
口を大きく開ければ唇に食材が触れることはないと、大きく横方向に唇を開けてしまっては下品に見えてしまいます。口を開く時は、縦方向に開くことを意識してください。
飲み物はストローで!
飲み物は唇に水分がついてしまうため、飲み終わった後はハンカチやお手拭きで拭いたくなってしまいますよね。その場合にも、トントンと押さえるように水分を除去すれば問題ないのですが、何回も続けるうちにどうしても落ちやすくなってしまいます。
そのため、飲み物を飲むときはなるべくストローを使うようにしましょう。
口の中に具材をのせるようにする
おはしで掴んだ食材は、そのまま舌の上にのせるようにしてみてください。そうすると唇に一切触れることなく食事をすることができます。
これらに注意することで、食事後のお直しをしなくても崩れていないリップメイクを手に入れることができますよ。
オフのやり方
最後に、オフのやり方について解説していきたいと思います。口紅もウォータープルーフのものなど、さまざまな種類のものが販売されています。中々落ちにくいものもあるため、しっかりとオフしてあげることが大切です。
1.用意するものは口紅専用のリムーバーとコットンです。
2.コットンにリムーバーを浸み込ませ、唇にのせます。この時ゴシゴシとこするのではなく、唇にのせた状態のまま1分放置しましょう。
3.1分経ったらコットンをゆっくりと唇の上で滑らせ、口紅をオフしていきます。
アイメイクなどを先に落とす場合にも、専用のメイク落としを使って、こすらずに少し時間を置いてから拭き取るようにすると肌を傷めることなく落とすことができます。