赤ちゃんに乳酸菌を!離乳食におけるヨーグルトの与え方

よくスーパーなどで、乳幼児用のヨーグルトをみかけませんか?赤ちゃんにも乳酸菌は必要です。離乳食が始まる前の赤ちゃんは、ママの母乳やミルクから摂取していましたが、離乳食が始まれば、ヨーグルトなどの乳製品からも摂取できるようになります。

赤ちゃんの腸の中での乳酸菌の働きについてご紹介いたします。また、ヨーグルトは月齢でいつ頃から与えてもいいのか、どうやって与えればいいのかなども併せてご紹介いたします。今後の育児の参考になさってください。


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赤ちゃんの腸内で乳酸菌はどう働く?

赤ちゃんがまだ生まれてくる前、胎児の状態の頃、赤ちゃんの腸内には菌がいません。ですが、この世に生まれてくることで、様々な菌が腸内に発生します。大人でもそうですが、乳酸菌は赤ちゃんの腸内環境を整えてくれます。

離乳食が始まると、途端に便秘になる赤ちゃんが多いのですが、これは、乳酸菌が不足していることも一つの原因です。

乳酸菌には、悪玉菌が生存しにくい環境をつくり、ぜんどう運動も促進してくれるという働きがあります。赤ちゃんが乳酸菌を摂取することで、

・便秘症状の改善
・免疫力をアップさせる
・風邪などの予防
・筋肉や骨を丈夫にする

などの効果があります。ママからもらった免疫もなくなり、母乳を飲む量も減り、離乳食が進むと、風邪をひく事も多くなります。そういったことを予防する意味でも、乳酸菌の摂取は意識してあげることをおすすめします。

赤ちゃんに乳酸菌を!離乳食におけるヨーグルトの与え方

ヨーグルトはいつから与えても良い?

離乳食がスタートして順調にすすめば、2ヶ月を過ぎたぐらいで、中期に入ります。個人差はありますが、月齢でいうと、7ヶ月頃になります。この時期なら、ヨーグルトをスタートさせても大丈夫です。

離乳食初期から始められる方もいらっしゃいます。ですが、アレルギーの事を考えると、やはり中期に入ってから始めることをおすすめします。どうしても不安なら、1歳頃まで待ってみるのもいいでしょう。

離乳食中期といえば、離乳食にも慣れ、新し物を口に運ぶことに抵抗もあまり感じなくなってきている頃です。最初はスムーズに口に入れてくれず、プレーンヨーグルトの独特の味を受け付けない赤ちゃんもいます。

ヨーグルトをスタートさせる時期は守ってください。ただ、赤ちゃんにも好き嫌いがあるので、無理に口に入れてしまうことはやめましょう。赤ちゃんのペースでゆっくりと進めてあげて下さい。

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離乳食におけるヨーグルトの与え方

ヨーグルトだけではなく、どんな食材でも最初は小さじ1杯から始めるのが、離乳食の鉄則です。ヨーグルト初日は、必ず小さじ1杯でおしまいにしてください。ヨーグルトは乳製品ですので、アレルギー反応がでる恐れもあります。乳製品は慎重に進めるようにしましょう。

初日に特に赤ちゃんに異常が見られなければ、翌日から、毎日少しずつ量を増やしていくようにしましょう。万が一、ヨーグルトを与えて、赤ちゃんに何らかの異常が見られたときは、すぐに小児科などを受診しましょう。身体に異常はみられなくても、下痢が続いたりする時も、必ず受診することをおすすめします。

また、与えるヨーグルトですが、必ず最初はプレーンのものにしてください。味がついていたり、フルーツの果実が入っている物は避けましょう。はちみつは厳禁です!

赤ちゃんに乳酸菌を!離乳食におけるヨーグルトの与え方

ヨーグルトを美味しく食べさせるには?

プレーンヨーグルトは、大人でも食べにくいという方が多いはずです。赤ちゃんに美味しくヨーグルトを食べてもらう方法をご紹介いたします。

甘味のあるサツマイモやカボチャと混ぜる

離乳食の食材の中で、赤ちゃんが好んで食べてくれる食材として、サツマイモとカボチャがあります。ペーストしたものをまぜたり、茹でたり蒸した物をさいの目にカットして、そこにヨーグルトをかけてあげるのもおすすめです。

果物と和える

赤ちゃんが好きな果物といえば、バナナやイチゴなどがあります。また、軟らかく煮たリンゴも甘味が増すので、とっても美味しいです。これらをヨーグルトと和えてあげることで、赤ちゃんも食べやすくなります。

パンケーキに混ぜ込む

手づかみ食べが始まると、パンケーキを好んで食べてくれます。作る時にヨーグルトを混ぜ込んでしまえば、苦手な赤ちゃんもパクパク食べてくれること間違いなしです。

マヨネーズ代わりにする

赤ちゃんの好きなメニューの一つにポテトサラダがあります。これを作る時に、マヨネーズを使わずに、ヨーグルトを使います。お野菜も、乳酸菌も摂れるのでおすすめです。

赤ちゃんに乳酸菌を!離乳食におけるヨーグルトの与え方

大人と同じヨーグルトでもいいの?

赤ちゃんに与えるヨーグルトは、スーパーなどで赤ちゃんや乳幼児用のものが市販されています。大人用との違いは味にあります。

大人が食べるヨーグルトは、赤ちゃんにとっては酸味などを強く感じてしまう事があります。赤ちゃん用は、食べやすさを考えて酸味を抑え、少量の甘味をつけているものがほとんどです。

どちらを与えてもいいのですが、抵抗なく食べてくれるのは、やはり赤ちゃん用のヨーグルトです。ただ、甘味がついていることもあり、デザート的な存在になってしまいがちです。

できれば、大人が食べるプレーンヨーグルトから始めるのがおすすめです。嫌がって食べないようであれば、先にご紹介した美味しく食べさせる方法を実践してみて下さい。

赤ちゃんに乳酸菌を!離乳食におけるヨーグルトの与え方

ヨーグルトで乳酸菌をしっかり摂取!

離乳食初期の頃は、まだママの母乳やミルクから乳酸菌を取れますが、中期となると、そろそろ離乳食からも乳酸菌を摂取する練習をしましょう。

ヨーグルトはいろいろアレンジすることができるので、最初は苦手な赤ちゃんも、他の食材を合わせたり混ぜ込むことで食べてくれるようになります。便秘解消にも高い効果がありますので、上手に使って食べられるようにしてあげてくださいね。