ムッチムチの太ももは存在感もあり、実際の体重よりも重く見せてしまいます。そう、太ももがスリムであれば実際の体重よりも細く見えます。でも太ももやせはなかなか難しく、食事制限では上半身が痩せるばかりです。太ももがムッチムチになってしまう原因やスリムになれる方法をご紹介します。
太ももが太くなってしまう原因
太ももがムッチムチと太くなるのには原因があります。スリムにしたいなら、太くなる原因を突き止めるのが近道です。
女性はもともと出産という大切な役割があるので、子宮を守る意味からお腹周りや太ももに脂肪がつきやすいので、日ごろから太ももを意識しなければなりません。
むくみ
下半身は上半身に比べて血行が悪くなりがちです。
血行不良は同時にリンパの流れも悪くし、老廃物がうまく排出されずにたまるので下半身がむくみます。
むくみが慢性化して太ももがムッチムチになるのです。
セルライト
太ももをつまんだりひねったときに、皮膚の表面がボコボコしたミカンの皮のようになっていれば、セルライトができています。セルライトは1度つくと、落とすのは難しく、エクササイズなどでも細くなりにくい太ももを作ってしまいます。
太ももにセルライトができている人は、お尻やふくらはぎにもできている可能性が高く、下半身太りに悩んでいる人が多いです。
セルライトは脂肪と老廃物や不要な水分が混ざり合ってできた塊です。早いうちに対処しなければどんどん肥大化してしまう厄介な存在です。
筋肉
筋肉も太ももがムッチムチになる原因のひとつです。
昔運動を頑張っていた人は、筋肉そのもので太くなっているのではなく、その筋肉の周りに脂肪が絡みつき太くなっている場合がほとんどです。
骨盤のゆがみ
日本人の9割が猫背といわれていますが、姿勢が悪いと骨盤にゆがみが生じます。骨盤がゆがむと股関節もねじれ、血流とリンパの流れを妨げ、代謝が低下するので太くなります。
また股関節がねじれていると、太ももの前側や外側の筋肉が発達し太くなります。
太ももをスリムにする方法～運動～
太ももをスリムにするには、運動と食事の見直しをするのが近道です。運動で筋肉をつけることで血流や代謝をアップさせるとリンパの流れもスムーズになり、老廃物も体外へ排出されるようになるため、むくみやセルライトを予防できます。
スクワット
スクワットは太ももだけでなく下半身全体を鍛えられます。大きな筋肉は下半身に集中しているので、下半身を鍛えば太ももだけではなく、全身痩せにも効果的です。
スクワットは正しいフォームでないと思ったような効果が実感できなかったり、腰などを傷めます。
1.足を肩幅に開く
2.腕は頭の後ろか胸の前で組む
3.ゆっくりと太ももが床と平行になるまで腰を落とす
4.ゆっくり元の姿勢に戻す
ポイントは腰を落としたときに膝がつま先より出ないように、後ろに重心をかけるよう意識すると良いでしょう。
1セット15回を1日3セット行ってください。
立ってもも上げ
太ももの全面や膝周りに効果的なのがもも上げです。
1.まっすぐに立ち、太ももを床と平行になるように高く上げる
2.足を下ろしたら反対側も同じように高く上げる
3.これを交互に繰り返す
太ももをしっかりリズムよく上げるのがポイントです。
同時に腕を曲げてしっかり振ると上半身の脂肪にも効果があります。
1セット30回を1日3セット行ってください。
座ってもも上げ
もも上げは立った状態だけでなく座った状態でもできます。辛い場合は湯船につかった状態で行うとやりやすいのでおすすめです。
1.背もたれのある椅子に座る（なくてもOK）
2.体を少し後ろに倒し、膝を胸に引き寄せる
3.足を下ろし引き寄せるを繰り返す
この運動はポッコリお腹解消にも効果的です。あまりやり過ぎると腰を傷める可能性もありますので注意してくださいね。
1セット10回を1日3セット行ってください。
ウォーキング
脂肪の燃焼効果が高いウォーキング。
太ももを意識しながらウォーキングするとより効果的です。
脂肪はウォーキングを始めてから20分経ってから出ないと燃焼されないので、少なくても20分は続けるようにしてください。筋トレの後に行うとさらに効果的です。
太ももをスリムにする方法～食生活～
運動で外からアプローチしながら、内側からも細くなるよう食生活でアプローチしましょう。
太ももが太くなるのは単純にカロリーオーバー。摂取カロリーよりも消費カロリーが少ないので、余分に摂取したカロリーが下半身の脂肪として蓄えられます。そのため、まずは摂取カロリーを抑えることから始めましょう。
また塩分や水分の取り過ぎも太ももが太くなる原因なので、減塩や余計な水分を控えることも大切です。
タンパク質を取る
タンパク質は筋肉を作るうえで欠かせない栄養素です。また、代謝を上げてくれるので、積極的に摂取していきましょう。タンパク質は肉や魚、大豆製品、卵などに含まれています。
体を温めるものを食べる
食品には体を冷やす働きがあるもの、温める働きがあるものがあります。
体を温めてくれるものを食べると、血行不良や冷え性も改善され、リンパの流れも良くなるのでセルライトやむくみ予防ができます。
体を温める働きがあるものは、ごぼう、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃなどの根菜類やショウガ、ねぎなどです。調味料でも砂糖はサトウキビ由来のものは体を冷やすので、てんさい糖がおすすめです。
カリウムを摂る
カリウムは塩分や余分な水分を体の外へ排出させる働きがあります。カリウムが豊富に含まれるのは野菜や果物、海藻類ですので、メニューに加えましょう。
またこれらは代謝アップ効果のあるビタミンやミネラルも豊富です。
生活習慣を見直してスリムな太ももへ
すっきりとした太ももを目指すなら、内側と外側からのアプローチが必要です。それに加えて生活習慣全体を見直してみることも忘れずに。
抑えておきたいのは消費カロリーよりも摂取カロリーが多くならないということ。消費されなかったカロリーは脂肪として蓄えられるからです。まずは普段の姿勢を正しましょう。姿勢を正すとインナーマッスルが鍛えられます。
そうなると基礎代謝が上がり、痩せやすい体質へと変わっていきます。消費カロリーの約7割がこの基礎代謝が占めているんので、何よりも基礎代謝のアップを目指しましょう。
生活習慣を見直し運動を取り入れて、スリムな太ももでファッションを楽しみましょう。
