緩やかな糖質制限が嬉しい「ローカーボダイエット」とは?

「ローカーボ」や「ロカボ」などの言葉を最近よく耳にしますね。ローカーボは糖質の摂取量を控えることで、生活習慣病を予防したりダイエットに効果的だと注目されています。健康や美容意識の高まりにより、ローカーボを意識したスイーツや外食メニューも登場するほどです。そんな話題のローカーボダイエットをご紹介していきます。

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ローカーボダイエット(低炭水化物ダイエット)とは?

ローカーボダイエットとは糖質の摂取量を控えることでダイエット効果を出そうというものです。
ダイエットは辛くストイックなイメージですが、ローカーボダイエットは緩く行うダイエットですから、気軽に取り組めます。

ローカーボダイエットは医師が開発したものなので、ダイエットにありがちな栄養不足やリバウンドの心配がいりません
低炭水化物ダイエットともいわれます。

実際にローカーボダイエットを実践した医師は1週間で7kg、半年後には15kgのダイエットに成功したそうです。
そのため、全国各地の病院でも糖尿病患者を中心に、ローカーボダイエットが推奨されています。

病院推奨のダイエットだったら、確かな効果が実感できそうですね。

糖質制限ダイエットと混同される方も多いですが、ローカーボダイエットは全くの別物です。
糖質制限ダイエットは炭水化物を徹底的に食事から抜くので、効果は高いものの体への負担が大きいというデメリットがありましたが、ローカーボダイエットは体への負担はありません。

炭水化物はタンパク質、脂質とともに三大栄養素のひとつなので、完全に取り除いてしまうとやはり健康に害が出たり、リバウンドしてしまうのです。

緩やかな糖質制限が嬉しい「ローカーボダイエット」とは?

炭水化物を抜く影響

炭水化物を抜く、糖質制限ダイエット。
効果も高く、チャレンジした方も多いと思います。

炭水化物を抜くと、いろいろなリスクが生じます。

その主なものが、「日常生活に支障をきたすこと」「口臭や体臭がきつくなる」の2つです。

炭水化物は三大栄養素のひとつ。
私たちにとって欠かせない栄養素です。

それを抜くとエネルギーが不足し、集中力が低下したり無気力な状態が引き起こされます。
そうなると学業や仕事に大きな影響が出てしまいます。

次のリスクは口臭や体臭がきつくなることです。

炭水化物を抜くと、脂肪がエネルギーとして使われます。
このときに「ケトン臭」が発生するのですが、これは例えるならワキガ臭です。

ケトン臭は口や汗、尿など全身からニオイを出すので、体臭がきつくなるのです。

やはり完全に炭水化物を抜いてしまうのはリスクが高いため、炭水化物を控えるローカーボダイエットがおすすめです。

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ローカーボダイエットの効果

ローカーボダイエットは実際どのような効果があるのでしょうか。
ダイエットをしたい方はやはりどのくらい効果があるのかが気になりますね。

ローカーボダイエットで糖質を控えると、「カロリーの抑制」「食事を脂肪に変えにくくする」「食欲を抑える」という効果があります。

正しい方法で実践すれば、しっかりとダイエット効果は得られます。

無理なく緩やかに行うローカーボダイエットは、劇的な効果を得られるわけではありません。
でも継続して行えば緩やかに体重が減少していくため、体への負担も少なく、リバウンドしにくいのです。

以前、タレントの「ザ・たっち」が番組内でローカーボダイエットに挑戦しました。
10日間限定で行われたローカーボダイエットで、身長151cm体重73.1kg、体脂肪率32.8%、中性脂肪140の完全な肥満体型が、体重70.1kg、体脂肪率30.8、中性脂肪76と見事ダイエットに成功しました。

糖質を控えただけで特に運動などは行わずにこの効果はすごいですね。

元々が肥満体型の方ほど体重の減少は大きくなり、標準体型に近い方はもっと体重の減少は緩やかになります。

緩やかな糖質制限が嬉しい「ローカーボダイエット」とは?

ローカーボダイエットのやり方

ローカーボダイエットのやり方をご紹介していきます。
ローカーボダイエットは完全に糖質を取り除くのではなく、糖質を控えるやり方です。

そのため健康を害したり、リバウンドの心配も無用です。

ローカーボダイエットのやり方は1日3食のうち2食だけ炭水化物を抑えるだけです。
例えば朝はしっかり食べて、昼食と夕食に炭水化物を抜くなど、自分に合うリズムで食事を調整して続けられます。

ローカーボダイエットで避けたい食材は、白米・パン・麺類・餃子です。
ご飯や小麦粉の主成分は糖質ですから、3食のうち1食はこれらを控えてください。

また野菜にもジャガイモやカボチャ、トウモロコシなど糖質が多いものがありますから、食べる量には注意してくださいね。

ローカーボダイエットで控えるのは糖質です。
主食の肉類、魚介類は食べても問題ありません。

特に魚介類は豊富なミネラルや良質な脂が含まれているため、積極的に摂取してください。

そして脂も積極的な摂取が必要です。
脂といってもサラダ油ではなく、魚やナッツ類の脂やオリーブオイル、エゴマオイル、ごま油など良質な脂です。

良質な脂は脂肪を燃焼しやすくしてくれるので、ダイエットにおすすめです。