結婚が決まったら受けておきたい「ブライダルチェック」とは

最近話題のブライダルチェックをご存知ですか?結婚が決まったカップルが結婚式や入籍の前に行うもので、赤ちゃんを望んでいるカップルはぜひ受けておきたい検査です。自分の体の状態を事前に知っておくことで早期の対策が取れるからです。

今回は常識になりつつあるブライダルチェックについてご紹介いたします

広告

「ブライダルチェック」とは?

最近結婚が決まったカップルの常識になりつつあるブライダルチェックをご存知ですか?

「結婚するとすぐに自然に赤ちゃんを授かって」「赤ちゃんは3年後くらいにできてほしい」など家族プランがそれぞれあると思いますが、いざ赤ちゃんを望んだときに実は婦人科系に疾患があって、妊娠や出産に影響があることがわかってからでは遅い場合があります。

ブライダルチェックとは事前に妊娠や出産に影響するような婦人科系の疾患があるかどうかをチェックする結婚前検査のことをいいます。具体的には子宮や卵巣、乳がん、性行為感染症の検査などを行います。

これといった決まりはありませんから、クリニックにより検査項目に違いがあります。自分に必要だと思う項目を受けられるクリニックなどを見つけることが大切です。

実際にブライダルチェックを受けた方の10%~20%に、何らかの疾患が見つかっています。これといった症状がない方にも疾患が見つかる場合があります。特に症状が出ない子宮筋腫や子宮内膜症、クラミジア感染症、風疹抗体検査は受けておくのがベストです。

知っている方にとっては常識になりつつありますが、まだブライダルチェックの存在を全く知らないという方もいるようです。

ブライダルチェックを実際に受けた方は、「異常が見つからなくて安心した」「子宮筋腫が早期に見つかって良かった」「無排卵が分かってすぐに治療に専念できた」など受けて良かったという方がほとんどです。万が一、何らかの疾患が見つかってもすぐに治療に当たれるので、ブライダルチェックはぜひ受けておいた方が良いでしょう。

結婚が決まったら受けておきたい「ブライダルチェック」とは

ブライダルチェックが受けられる場所と内容

ブライダルチェックが受けられるのは、産科や婦人科です。中には、ブライダルチェック外来を専門に設けているところもあります。

・血液検査
・子宮と卵巣の状態チェック
・子宮頸がんや子宮がんの検査
・性感染症検査
・風疹抗体検査
・乳がん検査
・胸部X線撮影
・B型肝炎
・C型肝炎
などの検査が受けられます。

自治体によっては、受けられる検査項目に制限はあるものの、婦人科検診として検査を受けられるとこもあるようなので、お住まいの自治体ホームページをチェックしてみましょう。

特に自覚症状がなければなかなか婦人科や産婦人科で検査をすることはありませんね。

そんな方はやはり検査に対して抵抗が強い方もいます。こちらも検査項目は限られますが、自宅でも郵送でブライダルチェックを受けられます。クラミジア感染症などの性感染症やHIV、子宮頸がんといった項目の検査が可能です。

ですがもっとも詳しいたくさんの検査項目があるのはやはり婦人科や産婦人科です。

広告

ブライダルチェックを受ける時期は?

ブライダルチェックはいつ受けるのがベストなのかというと、結婚式や入籍予定日の3ヵ月~6ヵ月前が理想です。もし検査で疾患などが見つかっても、治療に臨む時間を十分確保できるからです。

これまでに婦人科や産婦人科を受診したことがない方は、これをきっかけにかかりつけを作っておくのもおすすめです。そうすれば、これからの家族計画を相談しやすいというメリットも。

結婚して妊娠してから産婦人科を探すよりも心強いのではないでしょうか。

結婚が決まったら受けておきたい「ブライダルチェック」とは

ブライダルチェックにかかる費用は?

結婚前は何かとお金がかかりますから、ブライダルチェックの費用も気になるところですね。

ブライダルチェックはクリニックや検査項目によって費用が変わりますが、およそ3万円~5万円ほどかかります。ブライダルチェックは保険適用外になり実費負担になるからです。

検査項目ごとに費用は違いますが、おおむね検査項目が増えると費用はその分高くなるということになります。

結婚が決まったら受けておきたい「ブライダルチェック」とは

男性向けのブライダルチェックもある!

ブライダルチェックといえば女性だけが受けるものというイメージがありますが、男性を対象としたブライダルチェックもあります。子供を望んでいるなら女性だけでなく男性も一緒にブライダルチェックを受けるのがベストです。

男性のブライダルチェックがどこで行われるかというと、主に泌尿器科で検査ができます。男性の検査項目ですが、女性と同じように血液検査や尿検査、レントゲン検査、性感染症検査、精液検査などになります

妊娠出産は女性だけで行うわけではありません。できない原因が女性でなく男性側にあるということも考えられますから、男性も一緒にブライダルチェックを受けて、精子がどのような状態かを調べてもらうのが理想ですね。

男性のブライダルチェックは女性よりも認知度がかなり低いのが現状ですが、やはり子供を望むのであれば、結婚前に受けておく方が良いですね。嫌がって受けてくれない場合は、カップルでチェックができるクリニックを探してみましょう。