開脚ストレッチというとどのようなイメージをお持ちでしょうか?多くの方が子供の頃にしたストレッチや、痛い!というイメージが強いのではないでしょうか?
うまく取り入れることでうれしい効果をもたらす開脚ストレッチの効果と方法、そして注意点についてお届けします。
開脚ストレッチとは?
まずは開脚ストレッチについて復習していきましょう。
皆さんご存知の通り、足を開くことで周辺の筋肉を伸ばすストレッチ方法です。足を開く方法も前後だったり、左右だったり様々ありますが、できるだけ負担がない左右開脚についてお届けしていきます。
開脚ができないからといって日常生活にはさほど支障がないのが現状です。しかし自分では気づいていないだけで、開脚がスムーズでないことは他の部位に負担を与えたり、諸症状の原因となっていることから大事なことだと知っておかないといけません。
どんな効果がある?
では開脚をすることでどんな効果を得ることができるのかをご紹介していきましょう。
1.むくみ改善
足がむくんでパンパン、スカートから出る足が見せられないとお悩みの方も多いことでしょう。
開脚をすることで股関節周辺の固まった筋肉が柔軟になります。それによって股関節にある大きなリンパ節の圧迫が取り除かれ、老廃物質がスムーズに流れ始めます。そしてしつこいむくみがスッキリ改善されるのです。さらにセルライトの改善にもつながるのでうれしいですね。
2.冷えの改善
これも女性に多い悩みの1つですが足が冷えて辛い冷え性があげられます。
冷えはリンパや血液の流れの滞りが原因となるケースと筋肉が硬くなっているケースの2つが考えられます。開脚はその両方を改善させる働きを持っています。
3.生理痛の緩和
月に1度の生理が辛い、痛くて仕事や家事に集中できないとお悩みの女性は開脚ストレッチで緩和させることができますよ。
日頃から開脚をしてストレッチしておくことで血流改善がなされ、子宮や卵巣の血の巡りも促進されるのです。ひいては生理不順の改善も期待できますよ。
4.便秘解消
しつこい便秘に悩まされ、腹痛があったりお腹がポッコリしているという女性にも開脚ストレッチは効果的です。
血流改善をさせることによって腸の蠕動運動を活性化させ、スムーズな排便を促進してくれます。
5.リラックス効果
開脚ストレッチでリラックス効果なんてどう繋がるの?と思いがちですが、続けることで確実にリラックス効果を生んでくれます。
私たちの筋肉は全体の7割が下半身に集中しており、ストレスや緊張などで日々緊張状態にあるのです。それを伸ばすことでリラックス効果を得ることができます。
6.美肌効果
女性に嬉しい効果として美肌効果も期待できます。お肌がくすんだり、乾燥するのは血流不足です。そこで開脚ストレッチで全身の血の巡りを改善することでスキンケアもより効果を発揮してくれるのです。
7.歪み改善効果
O脚やX脚、さらには骨盤の歪みにお悩みではありませんか?特に女性はこのような症状が顕著に表れます。それによって腰痛や肩こり、また脂肪がつきやすいという悪循環に陥ってしまいます。
しかし開脚ストレッチで筋肉バランスを整えることで歪みが自然に解消され、これらの症状が改善されるのです。筋肉がスムーズに動くという事は代謝改善につながるのでダイエット効果もてき面ですよ。
やり方と注意点
ではできるだけ身体に負担が少ない開脚ストレッチをいくつかご紹介しますのでやってみましょう。
1.タオルを使ったストレッチ方法
自分の力だけで行うのは難しい場合に、タオルを利用すると便利ですよ。
1.仰向けに寝ます
2.タオルの端を左右の手で持ち、右足の土踏まずあたりにタオルをひっかけます
3.ゆっくりと膝を伸ばしながら足を上へ上げましょう
4.タオルを手前に引っ張るようにして足を揺らしながらストレッチします
5.右足が終わったら、今度は左足も同様に行います
2.四股ストレッチ法
お相撲さんがやっている四股踏みを用いたストレッチ方法も有効です。
1.肩幅よりも足を広めに開脚します
※つま先は外側に向けてください
2.手のひらで太ももを外に押しながら上下に20回程度揺らしましょう
※お相撲さんの四股をイメージしてください
3.右肩を内側に入れ30秒キープします
4.今度は左肩を内側に入れ30秒キープします
では、開脚ストレッチをする際に知っておきたい注意点を3つお届けします。開脚ストレッチが苦手な方はこの注意点を守れていない方が多いのでよく読んでくださいね。
最初から無理に伸ばしてはダメ
とにかく開脚をすればいい、ストレッチをすればいいということに意識が強いとやってしまうNG行為です。
ただ開脚ストレッチが必要な方というのは、筋肉も硬く開脚になれていないはずです。そこでいきなり無理をしたら筋肉を傷めたり、逆に硬くなってしまうのです。
息を止めるのはダメ
慣れない開脚ストレッチだと痛いだろうなと感じて息を止めてしまいがちです。これも筋肉をストレッチする時には避けたい注意点です。
筋肉が働くには酸素が必要です。つまり息を止めるのはその逆の行為となってしまいます。また息を止めると身体に力が入ることから伸びにくくなるという弊害もあります。
伸ばす時間が長すぎるのはダメ
とにかく伸ばす時間が長ければ効果も高くなると考えていませんか?また長くのばせば、期間が空いても効果が持続すると考える方も多いのです。しかしそれも間違いです。
筋肉を伸ばすのには効果的な時間というのが存在します。90秒伸ばせば靭帯も筋膜も伸びてきます。そこで伸びてきたら一度休ませてまた伸ばすという具合に、合間をおいて継続するのが効果的ですよ。
無理せず行ってくださいね。