背中は目に付きにくい場所であるため、気がついたらニキビができていたということもあるのではないでしょうか。背中ニキビがあると水着などお肌の露出が高いファッションを楽しむことができません。
そこで今回はどんなファッションでも楽しめるような背中を手に入れるための、背中ニキビを予防する生活習慣をレクチャーしていきたいと思います。
背中ニキビの原因は?
ホルモンバランスの乱れ
普段不規則な生活をしているとホルモンバランが乱れ、背中ニキビができやすくなります。ホルモンバランスは生活習慣だけでなく、過度なストレスによっても乱れるため注意が必要です。
ホルモンバランスの乱れは女性ホルモンが減少するかわりに男性ホルモンが増加します。男性ホルモンが増加すると皮脂が過剰分泌されやすい状態になり、背中ニキビができやすい状態になるうえニキビが治りにくくもなります。
お肌への過剰な刺激
下着や洋服の摩擦、背中を清潔に保とうとするあまりゴシゴシと強くこすってしまうとお肌に負担がかかり、背中ニキビができやすくなります。
また、お肌に潤いが不足してきても負担がかかりやすくなり、ニキビの原因へとつながります。
シャンプーなどのすすぎ残し
背中は自分の目で確認することが難しい部分であるため、シャンプーやリンス・石鹸などのすすぎ残しがあっても気づきにくいという特徴があります。髪の毛が長い方は髪が背中につきやすいため、背中にシャンプーなどのすすぎ残しが付着し、毛穴が詰まりやすくなります。
また、意外に見落としがちな原因として寝具や下着の雑菌があります。いくら背中をキレイに洗っても、身につけるものに雑菌が繁殖していると意味がありません。常に清潔なものを身につけるよう、心がけましょう。
背中ニキビを予防する生活習慣
ストレス解消をし、規則正しい生活を
過度なストレスや不規則な生活はホルモンバランスが乱れ、背中ニキビができやすくなります。自分なりのストレス解消を見つけ、規則正しい生活を意識してください。
睡眠時間は6~8時間が理想とされていますが、時間が短くなってしまう場合は良質な睡眠を取れるように寝室環境を整えると良いでしょう。
寝具や肌着を見直す
普段身につける肌着の素材を、吸収性が良いコットンなど綿素材に変えていくことをおすすめします。通気性も良く、お肌に優しい素材です。
暑い時期は下着をつけない方も多いですが、背中ニキビを予防するためにもできるだけ下着を身につけるようにしましょう。
また、パジャマを毎日洗うということも忘れてはいけません。人は寝ている時に大量の汗をかきます。洗濯しない状態のまま何日も着ていると雑菌が繁殖し、背中ニキビの原因に。できるだけ清潔なパジャマを着用することを、心がけていきましょうね。
栄養バランスのとれた食事を
背中ニキビを予防するためには、身体の内側からのケアも大切です。皮脂の過剰分泌を避けるためにも、日頃から糖分や油分は控えめにしましょう。
お肌の新陳代謝の促進や皮脂の過剰分泌予防のためにもビタミンC・B6・B2といったビタミン類を積極的に食事に取り入れていきたいものです。
常に清潔な状態を保つ
汗をかいたままにしておくと雑菌が繁殖するため、背中ニキビができやすくなります。常に背中を清潔な状態に保つため、シャワーで汗を流し、汚れをとることがおすすめです。
シャワーをすぐに浴びることができないからといって、そのままにするのは控えましょう。汗を拭き取るだけでも十分効果的ですよ。
背中ニキビの予防に効果的な入浴方法とは?
洗う順番が大切
シャンプーやリンスのすすぎ残しの予防のためにも、身体や頭を洗う順番を見直してみましょう。最初に髪の毛・顔・最後に身体の順番で洗うように心がけることですすぎ残しを防ぐことができます。
髪の毛を洗うときも背中にできるだけかからないように。頭を前に倒して髪の毛を垂らした状態で洗うようにしましょう。髪の毛を洗った後も、背中に髪の毛がつかないようにタオルで包んだり、クリップでとめておくとより効果的ですよ。
入浴後はしっかりと保湿ケアを
入浴後のお肌は乾燥しやすいため、すぐに保湿することが大切です。背中も顔と同様に丁寧に保湿をしていきましょう。
最近では背中専用の化粧水が販売されています。専用アイテムやビタミンC誘導体入りのものなど、自分が使いやすいアイテムでケアをしていきましょう。
もし背中ニキビができてしまったら…?
できるだけ刺激を与えない
背中ニキビができてしまったら悪化するのを防ぐためにも、できるだけ触らずに刺激を与えないように心がけましょう。
体質によっては洗濯用の洗剤や柔軟剤が原因になっている場合もあります。特に漂白剤や蛍光剤、界面活性剤が背中ニキビを引き起こしやすいと言われています。気になる場合は、お肌への刺激が少なく汚れもしっかり落とす石鹸洗剤への変更がおすすめですよ。
早めに皮膚科を受診
背中ニキビは顔にできるニキビとは異なり、マラセチア菌と呼ばれる菌が原因となることが大半です。マラセチア菌は1度発症すると広範囲に広がりやすくなるため、美しい背中に戻すには皮膚科の受診をおすすめします。
皮膚科では外用薬の処方が一般的ですが、内用薬が処方される場合もありますので、医師と相談して治療法を決めていきましょう。
背中ニキビができる原因の多くがホルモンバランスの乱れや、シャンプーなどのすすぎ残しです。ニキビがない美しい背中を手に入れるためにも、日頃から規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事・身につける衣服に気を配ることが大切です。
正しい生活習慣を身につけ、ニキビ知らずの美しい背中を手にいれてくださいね。