年々暑くなる夏の季節に気になることといえば脇汗ですね。汗をかくこと自体なるべく避けたいものですが、汗を出すことは決して悪いことではないため、いかに汗を抑える対策を取れるかどうかが大切になってきます。
今日は体の内と外、両方からできる脇汗対策についてご紹介していきましょう。工夫次第では汗かきさんでも安心して夏を過ごせるようになります。恥ずかしい汗染みを作らないためにも、ぜひ取り組んでいきましょう。
ひどい脇汗の原因
ではまず、脇汗が多く発生する原因についてみていきます。
そもそも汗は汗腺から出るものですが、脇にはその汗腺が集中しています。もちろん、人それぞれその量は異なりますが、汗腺が多ければ多いほどたくさんの汗が出てしまうということです。
汗が出る理由
ではなぜ人の体は汗をかくのか、その理由は体に備わった機能が関係しています。汗をかいた後、汗が乾き始めると体温が下がったように感じませんか?
汗をかくことにより熱し過ぎた体温は下がるようになっているのです。運動をしている時、炎天下の中で行動している時、体温を下げるための汗をかかなければ倒れてしまう危険性もあります。
つまり、汗をかくことが必要なシーンもあるということなのです。しかし、体温を左右する調節役である自律神経がバランスを崩すと、さまざまな場面で汗が出てしまうようになります。
緊張、不安、ストレスを感じた時
大勢の前で発言するとき、初対面の人と会話するとき、手や顔、脇にジワっと汗をかいたことはありませんか?これは自律神経のひとつである交感神経が働き発汗させています。
交感神経が働き続けるとリラックスした状態に体を導けず、常時汗が出やすい状態になってしまうことも。気温に関係なく汗が出てしまうことが多い方は、内側からのアプローチをとることが解決の近道になるかもしれません。
内側からアプローチする方法
それではさっそく、異常に出る汗を抑えるための対策方法について解説していきたいと思います。まずは内側からのアプローチ法です。
体温を上げ過ぎない食事を摂る
食事の中でポイントになるのは、季節の野菜を食べるということです。例えば夏に取れる野菜は体内に熱をこもらせず、外へ逃がす作用のあるものが多いです。
きゅうりにトマト、茄子などがそうですね。体内に熱を閉じ込めないことで体温が上がり過ぎないよう内側から作用してくれます。
汗質を改善する
汗の質が良ければ、臭いや不快感が少なくて済みます。さらっとした汗なら乾いた時のべたつきも気になりませんね。そんな汗質を改善するために取り入れたいのが大豆、海藻などの新陳代謝を促進する働きのある食材です。
特に女性は大豆製品を摂ることで女性ホルモンの働きを活性化することができるため、嬉しいプラス効果も得ることができます。
また、海藻は食物繊維が豊富なので、便通をよくしてくれ、老廃物を溜めない体づくりに効果的です。
神経のバランスを整える
神経バランスを整えることができれば、交感神経ばかり働き続け、発汗しつづける状態を防げます。食べ物ではもやしやアボカドがおすすめ。
また、睡眠環境を快適に保つことも大切です。眠る環境が悪いと良質な睡眠がとれないばかりか眠れないことが続き、副交感神経へと切り替えることが難しくなっていきます。
・食事から効果的な栄養素を取り入れること
・快適な眠りを手に入れること
この2つをポイントにしていきましょう。
外側からアプローチする方法
外側からのアプローチでは、出てしまった汗に対する対策と、汗が出る前に行える対策があります。まずは汗が出てしまった後で使えるアプローチ法についてご紹介します。
リンパを冷やす
最近では百円均一などで可愛いデザインの保冷剤も販売されていますが、そういったものを用意してわきの下や首のうしろ、手首などを冷やしてあげましょう。すると体の芯にこもった熱を下げることが出来、汗を抑えられます。
ベビーパウダー
汗をかいた後、その汗を綺麗に拭き取ったらベビーパウダーを塗布します。持ち運びができるコンパクトタイプのものも販売されているので、万が一の時とっても便利な方法です。
汗を吸い取る力に優れているため、汗染みやべたつきを予防してくれます。
続いて汗をかく前にできるアプローチ法です。
汗が目立たない服を選ぶ
化学繊維の服、例えばシルクやレーヨンなどは汗染みが目立ちにくいです。また、白や黒、脇が生地に接しないデザインものもの適しています。
汗対策専用クリームを使う
汗対策製品で人気のサラフェプラスなど、専用クリームを使うこともポイント。サラフェプラスであれば、返金保証がついているので、使い切ってからの返金もOK。お肌に合うかどうか、効果が心配な方でもリスクなく始められますよ。
制汗剤は汗を抑えるものを
制汗剤には臭いにアタックしてくれるものと、汗そのものの分泌を抑制してくれるものがあります。汗を過度に出さないことが重要になってくるため、汗を抑えてくれるタイプのものを使用しましょう。
汗パッドを使う
汗パッドを使えば服に染みを作ることを防げます。また、パッドが汗を吸い取ってくれるため、冷たいと感じたら新しいものに付け替えるだけで臭いも気になりませんね。
服に臭いがつくことも避けられますし、服から目立たないものや、もともとインナーに付属されているものもあります。いろいろと工夫することで汗対策は可能です。ぜひ試して快適な夏を迎えましょう。