メイクは、女性の魅力を引き出す一つの魔法のようなものです。別人のように見せることもできます。チーク選びは色だけをみて選んでいませんか?チークにはいろんな種類があります。顔型やイメージによって塗り方も変わってきます。
まずはチークの種類と選び方からご紹介いたします。顔型やイメージに合わせた塗り方も併せてご紹介いたします。今まで何気なく使っていたチークの使い方が、これを読んでいただければ変わるはずです。
チークの種類
クリーム系
クリーム状の物で、チークの上をたたくようにして直接自分の指でとってお肌につけていくものです。とても発色が良く、ナチュラルな仕上がりになります。ただ量を間違えてしまうと、かなりメイクが濃く仕上がってしまいます。少しずつつけながら調整するようにして下さい。
他の種類のチークと比較すると保湿力があります。乾燥肌の方にピッタリです。逆にオイリーなお肌だとテカリが気になるので注意しましょう。
パウダー系
一番一般的なのが、このパウダー系になります。皆さんがチークと聞かれて思いつくのは、パウダー系が多いのではないでしょうか。ブラシに適量をとってつけていきます。このチークの良いところは、つけすぎたらファンデをつけて色の調整ができるという点です。
販売されている商品数がとても多いので、自分のお気に入りのカラーや似合うカラーを発見しやすいといえます。
リキッド系
少量でもきれいにしっかりと発色してくれるということで人気のリキッド系チーク。今までのチークにはなかった「液状」のものになります。こちらもクリーム系と同じく、乾燥肌の方にピッタリのチークになります。お肌のくすみでお悩みの方も、明るい感じに仕上げることができるのでおすすめです。
スティック系
見た目がリップのような感じで、実際リップとして使える商品も存在します。クリーム系と同様、仕上がりはとてもナチュラルです。こちらも保湿力があるので、乾燥肌の方のお肌にツヤと潤いを出してくれます。
ミネラル系
天然鉱物を粉上にしたもので、お肌の弱い方でも使えるチークです。とても軽い着け心地で自然で美しく仕上げることができます。石鹸で落とすことができるほど、お肌に優しいチークです。
ただし金属アレルギーをお持ちの方は、稀に成分がお肌に合わずアレルギー反応がでることがあるので注意してください。
選び方
お肌のタイプ別
乾燥肌
乾燥しているのですから、やはり保湿力があるクリーム系やリキッド系、スティック系がおすすめになります。乾燥しているお肌にパウダーなどを使ってしまうと、粉吹き状態になって乾燥肌を目立たせてしまうので注意してください。
オイリー肌
このタイプのお肌の方には、パウダー系をおすすめします。リキッドやクリーム系などを使うと、テカリが気になりやすくなってしまいます。マットな質感のパウダー系チークがベストです。
敏感肌
お肌が弱く敏感であるという方は、石鹸でも落とすことができるミネラル系がおすすめです。お肌への負担も軽減できるのですが、先にも書かせていただいた通り、金属アレルギーの方は注意してください。
肌色
お肌の色は人によって違いがありますが、大きく「色白」と「色黒」に分けられます。
色白:パウダー系
色黒:クリーム系
がおすすめです。色白さんはチークの色が鮮明に出やすいので、発色の強い物を使用してしまうとメイクそのものが濃くなってしまいます。パウダー系ならふんわりと軽く色をのせながら調整することができます。
色黒さんは、お肌の色自体が目立つのでついつい濃い色見を選ぶ傾向がありますが、それでは逆効果です。チークそのものの発色が良いクリーム系を使うようにしましょう。
仕上がり
ナチュラルメイクにしたいのか、しっかりメイクにしたいのかによってチーク選びも変わってきます。
ナチュラルに仕上げたいなら、断然パウダー系です。さらに透明感を求めるならリキッド系と使いましょう。
しっかりメイクにしたいなら、クリーム系になります。艶やかな大人メイクに仕上げることも可能です。
年齢
チーク選びは年齢によっても違いがあります。20代という若い世代のお肌はとても健康的でハリもツヤもあります。そういったお肌には、カラーの種類もとても豊富なパウダー系がおすすめです。
30代からはお肌も乾燥しやすくなるので、保湿力もあるクリーム系やリキッド系を選ぶようにしましょう。
シーン
会社などがある普段使いには、パウダー系を選びます。メイク直しが必須ですが、ふんわりと自然な仕上がりになり失敗も少なく使いやすいです。
結婚式やパーティーなどの時はキープ力と発色の良さから、クリーム系がおすすめです。大人っぽい艶やかな仕上がりにもできるのでピッタリです。
デートの時は男性好みのナチュラルメイクに仕上げるのがおすすめなので、リキッド系を使用します。仕事が終わってから夜のデートの時は、クリーム系を少しのせて艶感を出すといいでしょう。
顔型に合わせた塗り方
たまご型
笑った時に頬骨が一番高い位置からこめかみ方向に丸く塗ります。黒目よりも外側に塗るようにするのがポイントです。
面長型
顔の長さがどうしても強調されてしまいます。チークを入れるときは、頬骨よりも少し下あたりに、横向きの楕円形に入れるようにします。横に広げ過ぎないよう黒目の内側気味までがポイント。
丸型
チークを丸く入れるとかわいくみえるのですが、丸型の顔にそれをやってしまうのはNGです。頬の真ん中あたりからこめかみに向かって斜めに細く長めにいれることで、シャープな印象に仕上げられます。
四角型
ベース型とも呼ばれるこの顔型はやはりエラが気になります。それを目立たせないような入れ方をしていきます。たまご型と同じように、笑った時に頬骨が一番高い位置からこめかみに向かって、少し斜めに。
さらにエラにシェーディングを入れることで、小顔効果も期待できます。
逆三角型
この顔型の場合、あごが強調されるのでそれをカバーするような入れ方が必要です。頬骨より少し上に丸く入れてください。黒目よりもやや内側に入れ、フェイスラインまで広げないようにしましょう。
顔型別の入れ方や、落ちにくいテクニックも紹介してくれている動画もありますので、そちらも参考にしてみてください。
イメージに合わせた塗り方
オトナ女子
チョットクールな印象に仕上げるために、頬の一番高い所よりも少し下気味のところからこめかみ方向に斜めに入れます。あまり下に入れると老けるので注意してください。
可愛い系
ちょっと幼いイメージにするので、骨の一番高いところに少し小さめの円形に入れていきます。ふんわりした感じに入れることで若々しく可愛い系に仕上げることができます。円が大きすぎると顔自体が大きめな印象となってしまうので注意しましょう。
小悪魔系
頬骨の一番高い所からこめかみ方向に細く長めに入れます。濃く入れるとさらに小悪魔度が高くなるので、お好みで調整してください。
二日酔い
人気の二日酔い系に仕上げるには、目の下の横ラインに少量のクリームチークを使って自然な血色になるようにのせていきましょう。濃くなるとただの酔っぱらい系になるので、気を付けて下さい。
チークで上手に印象アップ!
チークがどれだけ顔の印象を左右するかおわかりいただけたでしょうか。今まで何気なく入れていたチーク。それがせっかくのあなたの良さを消してしまっていたかもしれません。
顔型や肌色、仕上がり感など、自分がメイクでどうなりたいかをしっかりとイメージしてください。それに合わせてチークを上手に使いこなせば、印象もグッとよくなるはずです。今回ご紹介したチークの入れ方を是非実践してみてくださいね。