生徒

二の腕にブツブツができてしまったのですが、これって何ですか?

先生

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)と言われる皮膚疾患だと思います。腕を露出する機会が増えると、ひと目が気になってしまいますね。

生徒

そうなんです。何か良い治し方はありませんか?

先生

かしこまりました。それでは今回は、毛孔性苔癬の原因と治し方についてご紹介したいと思います。

だんだんと、暑くなる季節。半袖やノースリーブ、水着など、腕を露出することが多くなりますよね。

自分の腕をよく見たことがないかもしれませんが、二の腕にブツブツができて、悩んでいるという人は案外、多いのではないのでしょうか?二の腕のブツブツは、見た目だけでなく、ザラッとしていて触り心地も良くありません。

この二の腕のブツブツはニキビだと思われがちですでが、実は二の腕のブツブツはニキビではなく皮膚の症状です。今回は二の腕のブツブツの正体と治す方法についてご紹介いたします。

二の腕のブツブツの正体

二の腕のブツブツには、ちゃんとした名前があるのです。

それは、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という名前です。

これは、一般的な皮膚疾患です。症状も見たことがある人が多いでしょう。

毛孔性苔癬の症状

毛孔性苔癬では毛穴に角質が詰まり、硬くなって皮膚が盛り上がります。ブツブツとした触り心地で、色味は皮膚と同じ色か褐色です。ブツブツは一つ一つの大きさが小さく、色も皮膚に近いのであまり目立ちませんが、お洒落な女性や多感な思春期の生徒は悩んでしまいます。

毛孔性苔癬がもっともできやすいのは二の腕ですが、お尻や太ももにできる場合も多いです。ブツブツとした触感以外の自覚症状は特になく、ごく稀に痒みが生じる人もいます。体の健康状態に害はありません。

【主な症状】
・毛穴に角質が詰まって盛り上がり、ブツブツやザラザラとした感触がする
・たまに痒みを感じることがありますが、ほとんど痛みや痒みを感じることはない
・赤みを伴うこともあります。

毛孔性苔癬の原因

毛孔性苔癬は明確な原因が判明していません。健康への害がないばかりか、自然に治る人がいるので深刻に捉える必要はありません。近年では、遺伝やホルモンバランスといった条件が毛孔性苔癬の発生に関係していると言われています。

遺伝

毛孔性苔癬は遺伝的要素があると言われています。親や兄弟に二の腕のブツブツができた経験があれば、家族もできやすい傾向があります。ブツブツの範囲や発生する期間も似ていることがあります。遺伝的な影響が大きいとも言われていますので、毛孔性苔癬の人は、一度両親に聞いてみるといいかもしれませんね。今は、消えていても若いころは、両親のどちらかが「なったことがある」ということが多いかと思います。

ホルモンバランス

思春期の若者や妊婦にできることが多く、主に若い人に発生します。思春期や妊娠中は体内のホルモンバランスが大きく変化する時期であることから、ホルモンバランスが関係していると推測されています。

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毛孔性苔癬のできやすい人

毛孔性苔癬は、子供から20代くらいまでの若い層にできやすいです。小学生高学年から高校生までの子供によくできます。特に思春期にできる人が多く、思春期の約半数が経験するというと言われています。

20歳を超えると減少し始め、30代以降には自然に消える人が多いです。30代になってもブツブツが残り、悩み続けてしまう人もいます。また、二の腕は治ったけれどお尻のブツブツが消えないなど、発生する箇所によっても治り方はまちまちです。

【主な特徴】
・男性よりも女性の方が多くみられる
・小児〜思春期になると現れはじめる
・40〜50代になると、だんだん落ち着いてくる
・二の腕だけではなく、肩や背中、太ももなどにも現れることもある

 

二の腕のブツブツの治し方

ブツブツの原因はハッキリとは解明されていないのですが、治し方はあります。

バランスのとれた食事

肌の新陳代謝を促して新しい肌を生み出すことは、ブツブツの改善にも繋がります。肌の新陳代謝を高める栄養素を摂るように意識しましょう。肌の健康にはビタミンが関係しており、肌の生まれ変わりには特にビタミンAが適しています。

これらの栄養をしっかりと摂取しバランスの摂れた食事を心掛けましょう。

「ビタミンA」(免疫力を高める)

ほうれん草、にんじん、かぼちゃ、卵など

「ビタミンB群」(新しいお肌をつくる)

わかめ、納豆、豚肉、サバ、きのこ類

「ビタミンC」(コラーゲンをつくり出す)

ブロッコリー、ピーマン、いちご、緑茶

「アリシン」(血のめぐりをよくし新陳代謝を促す)

長ネギ、にんにく、にら、玉ねぎなど

保湿

スキンケアでもっとも大切なのが、保湿です。

乾燥を防ぎ、お肌にうるおいをあたえることが重要なのです。お肌に保湿をあたえるのに、尿素やレチノールなどのクリームを使用することで、ブツブツを予防することができます。

ピーリング

ピーリングとは、聞きなれない言葉かもしれませんが、古い角質を取り除き、新しい角質を取り戻すということです。

ピーリングができるクリームなどをドラッグストアで購入して試してみるといいかもしれませんね。ちなみにエステサロンでも受けることができます。

適度な運動

カラダを動かすことで、血のめぐりが良くなり、食事で摂り入れた栄養を効率よく体内に運ぶことができます。

そして、新陳代謝がよくなることにより、古い角質がたまりにくくなります。よって、ブツブツの予防に繋がるのです。

紫外線対策

紫外線を浴び続けると肌が乾燥してしまい、毛穴の詰まりの原因になります。日頃から紫外線対策を心がけましょう。顔や肘から先、膝下などは日焼け止めを塗る人も、二の腕は忘れやすい箇所です。二の腕にも日焼け止めを塗り、自転車や車を運転するときにはアームカバーを着用しましょう。

アームカバーは手の甲から肩口まで覆える長めのサイズが良いです。また腕周りのサイズが大きいと、着用中にアームカバーが下がってきます。二の腕にフィットする太さのアームカバーを選びましょう。

肌への刺激を避ける

肌に強い刺激を与えると、炎症が起きたり角質が溜まりやすくなります。脱毛の際はカミソリの刃を当てない、低刺激のボディクリームを使うなど、肌への刺激をできるだけ避けましょう。入浴時のボディタオルも柔らかいものにして、体をゴシゴシこすらずに優しく洗います。

睡眠時間を十分に摂る

肌の修復や新陳代謝は就寝中に行われます。特に22:00-2:00の間は”お肌のゴールデンタイム”と呼ばれ、成長ホルモンの分泌が活発になります。睡眠不足はお肌の大敵です。22:00にはベッドに入れるよう、生活リズムを整えましょう。

市販薬を使う

200名以上の医師が在籍するスキンケア大学や数々の女性雑誌でも紹介された、今、非常に注目を集めているクリームが「ピュアルピエ」です。

保湿成分セイヨウナシ発酵液、ターンオーバーを促進するプラセンタ、保水性分ヒアルロン酸、コラーゲンなど、ブツブツに良い成分が多数入っています。

医薬部外品として、国にも効果が認められているのも安心です。ただ、お肌のことなので使ってみないと不安と思われる方もいるかもしれません。そういった方のために、180日間の全額返金保証制度も対応されています。使ってみて1mmでも合わないと思った場合には返金してもらうことができます。

先生

いかがでしたか?気になっている方は是非日常生活にこの治し方を取り入れて、きれいな二の腕を手に入れましょう!

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