赤ちゃんを心待ちにしている方にとって気になるのが妊娠の兆候ではないでしょうか。一般的には生理が遅れて、1週間ほど経過してから妊娠検査薬を使用して、陽性反応を確認して妊娠を知る事になるのですが、もっと早くに知りたいという方もいるでしょう。今回は妊娠超初期を見逃さないための体にあらわれる変化など、妊娠超初期についてご紹介します。
妊娠超初期とは
妊娠超初期とは、具体的には、妊娠0週~妊娠4週を指します。
妊娠0週は、妊娠超初期に含まれますが、実は生理中なので、妊娠超初期とは言うものの正確には妊娠していません。生理が終わって排卵が起こってから受精し着床という流れになりますから、まだ受精卵にもなっていない状態です。
ちなみに 「妊娠0週0日=生理初日」 となります。
妊娠超初期の症状
一般的に「妊娠初期症状」は生理予定日の1週間後くらいからあらわれ始めますが、「妊娠超初期症状」は生理予定日の前から感じ始める方がいます。妊娠超初期の症状を週数ごとに見てみましょう。
■妊娠0週目
妊娠0週目は生理期間中です。つまりまだ妊娠していない状態なので、妊娠症状というものは特になく、通常の生理と同じような状態です。頭痛や下腹部痛、腰痛、便秘や下痢などの症状が出る場合もありますが、妊娠による変化ではなく、生理による症状ということになります。
■妊娠1週目
妊娠1週目も妊娠0週目と同様にまだ妊娠しているわけではありませんが、早い方だとこの期間に排卵が起こります。妊娠しやすい期間でもありますから、妊活中の方はこの期間を狙うようにしましょう。
■妊娠2週目
妊娠2週目は排卵が起こり、上手く受精すれば受精卵となり着床するまでの期間です。この期間もまだ妊娠症状は特にあらわれません。
■妊娠3週目
妊娠3週目は受精卵が子宮内膜に着床する期間です。着床するときにお腹の痛みを感じたり、着床出血と言われる少量の出血といったものがなければ、着床に気づく方はほとんどいないでしょう。
早い方なら、この頃に妊娠超初期の症状を感じる場合もあります。
■妊娠4週目
妊娠4週目に入ると生理が1週間以上遅れているという方も出てきますから、「もしかして?」と妊娠に気づく方も出てきます。妊娠検査薬を使うと陽性反応が見られるようになります。
この頃から妊娠超初期の症状を感じられる方が増え、胸のハリや下腹部痛、眠気、だるさ、微熱、火照りなどを感じるようになります。妊娠超初期症状は人それぞれです。
早い方なら妊娠3週目には妊娠超初期症状を感じるため、赤ちゃんを心待ちにしている方は特に妊娠検査薬を使って妊娠していることを実感したいと思いますが、ドラッグストアで販売されている一般的な妊娠検査薬では反応が出ないことが多いです。早く妊娠しているかどうかを確認したい場合は、調剤薬局で販売されている「早期妊娠検査薬」を使いましょう。
早期妊娠検査薬は、着床した2日~4日後くらいから反応するので、いち早く妊娠を確認することができます。
妊娠超初期を見逃さないために
妊活中の女性にとっては、妊娠超初期の兆候や症状は見逃したくありませんよね。
妊娠すると赤ちゃんを育てるために高温期が続くようになりますから、基礎体温をつけるのがおすすめです。妊娠超初期にあらわれる症状は、生理前や生理中の症状や風邪の症状と似ていますから、気づかずに見逃してしまうことがあります。
そんなときでも基礎体温をしっかりつけておけば、妊娠超初期症状を見逃すリスクが減ります。
妊娠超初期症状を風邪と勘違いして風邪薬や解熱鎮静剤を飲んでしまう方もいますが、妊娠0週~妊娠3週までなら問題はありません。ですが、妊娠期間中の薬の服用は心配なことも多いですから、妊娠超初期症状を見逃さないのが一番ですね。
妊娠超初期に気をつけること
妊娠超初期に気をつけたいことはたくさんあります。
特に注意したいのが、喫煙と飲酒です。
最近では出産のリスクを避けるために、産婦人科によっては喫煙習慣のある方は受け付けないというところもあるくらいです。喫煙による赤ちゃんへの一番の影響は、低体重の赤ちゃんが生まれてしまうことです。喫煙習慣のない妊婦さんから生まれる赤ちゃんの約2倍にもなります。
また飲酒に関しても喫煙と同じくリスクがあります。毎日習慣的に飲酒をしていると、赤ちゃんの中枢神経に影響を与えるリスクが高まります。
妊娠超初期は自覚症状も感じない方も多いため、喫煙や飲酒が習慣になっていると、赤ちゃんに大きな影響を与えてしまうことも考えられますから、赤ちゃんを望んでいる場合は、喫煙や飲酒はきっぱりやめてしまうのがベストでしょう。
他には過剰なカフェインの摂取や薬の服用、レントゲン検査なども十分に注意するようにしましょう。
症状があるときは体を休めよう
妊娠超初期の症状は感じる方もいれば、なんの自覚症状も感じないという方もいます。眠気があったり体がだるかったりなどの、妊娠超初期の症状を感じたら、ゆっくり体を休めるようにしましょう。妊娠が始まったばかりなので、自覚症状として実感できる体の変化は少ないですが、赤ちゃんの成長とともに体調が変化していきますから、妊娠を実感することができるようになります。