汗かき体質の特徴と解消する方法

周りと比べるといつも大量の汗をかいてしまう汗かき体質の方は、悩みが尽きません。女性の場合特にメイク崩れにもつながるので、できれば改善したいものですね。

今回は汗かき体質を解消する方法について、ご紹介していきます。大量の汗で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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汗かき体質で困ることはたくさんある

洋服にできる汗染み

汗かき体質の方の多くが悩むのが、洋服にできてしまう汗染みです。電車を利用している方はつり革をつかもうとしたときに、ワキがびっしょり汗でぬれていたという経験をした方も多いのではないでしょうか。

白や黒以外の色の洋服はとくに汗染みが目立ちやすく、好きなファッションを楽しめません。

臭い

汗をかいてそのままにしておくと雑菌が繁殖し、臭いが発生します。日常の食生活が乱れているとさらに臭いはきつくなるため注意が必要です。汗かき体質の方は汗をかいてもそのままにせずに、こまめに拭き取るようにすることが大切です

手が握れない

身体はそれほどでもないけれど、手汗がすごいという方も少なくありません。手汗がひどいと好きな人と手をつなぐときや、ビジネスで握手が必要な場面でためらってしまいます。

汗かき体質の特徴と解消する方法

汗かき体質の原因と特徴

運動不足

日頃から運動習慣がないと汗腺がうまく働かなくなります。汗腺は身体から不要な熱を排出するために必要なものですが、運動不足で身体が汗をかく機会がなくなるとその分顔から汗を出すことで、汗の量を調節しようとします。

運動を何もしていなくても顔から汗をかいたり、岩盤浴やサウナにいっても汗がなかなか出ないという方は、運動不足の可能性を疑ってみましょう

代謝が良すぎる

運動不足とは反対に、新陳代謝が良すぎても汗をかきやすくなります。年齢が若くなるほど代謝は活発になり身体が熱を発生させるため、少しでも身体の熱を下げようと汗をだすことで体温調節を行います。

太りすぎの方も汗をよくかきますが、この場合は新陳代謝が良いからというわけではありません。太りすぎの場合は身体に熱がこもりやすくなるため、その熱を外に出すために汗の量が増えます。

自律神経やホルモンの乱れ

ストレス社会と呼ばれる現代では、多くの人々がストレスを抱えて生活しています。ストレスばかり感じる生活を続けていると自律神経のバランスが乱れやすくなり、何もしていなくても汗や動悸がするといった症状が現れます

また、女性の場合は早い人だと40代半ばあたりから更年期障害が起こります。更年期は女性ホルモンが減少することで自律神経のバランスが崩れ、顔や身体のほてりや大量の発汗といった症状が見られます。

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汗かき体質を解消する方法

定期的に運動を行う

身体を動かして運動することで自然と体温が上昇し、その上がった体温を下げようと汗がでます。日頃運動不足だと汗腺の働きが低下し、大量の汗が出やすくなります。そうならないためにも、日頃から運動を行うようにしましょう。

運動といってもハードな運動をする必要はなく、ウォーキングや水泳、ジョギングといった軽めの有酸素運動で十分です。定期的に続けることで血流がアップし、大量に汗をかくということが改善されるでしょう。

汗腺トレーニング

機能低下した汗腺がトレーニングを行うことで機能が改善し、すでにある汗腺の数を増やす効果があります。手足の汗腺の働きに特に効果的で、急激な温度変化を経験しても汗をかきにくくなるのでぜひ、挑戦してみましょう

1.43度くらいの熱めのお湯を、肘と膝がつかるくらいまでバスタブに入れる。
2.やけどしないよう注意して、10~15分ほど温める。
3.全身がお湯につかるくらいを目安に、ゆるめのお湯を足していく。
4.リラックスしながら気分が落ち着くまで、入浴する。

全身浴をするときはお酢を入れるとより、効果的です。入浴後にしっかりと水分を拭き取ることで自然と汗がでてきて、汗腺の機能がアップするでしょう。

ツボを刺激

ツボ押しも汗かき体質改善にとても有効です。特におすすめなのが合谷と後谿です

合谷

手の甲側、親指と人差し指の骨が交差する部分にあるツボです。反対の手の親指を使ってぐっと押し込むようなイメージで5秒間強めに刺激しましょう。痛気持ち良いと感じるくらいの強さを目安に、数回繰り返し行ってくださいね。

身体の熱を抑えるほかに、多くの症状に効果的な万能なツボと呼ばれています。

後谿

手のひら側、手相の感情線が始まる部分が後谿です。合谷と同じく5秒間を目安にじっくり刺激していきましょう。肩こりや腰痛緩和にも効きめがあるのでデスクワークが多い方にもおすすめですよ。

漢方

即効性はありませんが、体質改善という面からでは漢方の使用も非常に有効です。汗を大量にかく人は上記で紹介した通り、様々なものがあります。漢方は専門家のカウンセリングで、汗かき体質の原因や部位に合わせた対策を考えながら自分に最も適した漢方薬を決めていきます。

漢方には色々な成分がありますが、汗かき体質の方に特におすすめなのが
◎防己黄耆湯…体内の水分調節を行う
◎桂枝加黄耆湯…疲れをとることで汗を調節
◎白虎湯加人参湯…体内の熱を下げることで汗を調節
の3種類です。参考にしてみてくださいね。

汗かき体質の特徴と解消する方法

良い汗をかく方法

エアコンの温度調整

一度に大量にかく汗は吸収できないミネラルが汗と一緒に出ていくため、ベタベタしています。ベタベタしている汗ではなく、サラサラとした良い汗は臭いが少なく蒸発しやすいため、同じ汗でも良い汗がかけるようにしたいものです。

夏場はついエアコンの温度を低めに設定しがちですが、あまりにも部屋を冷やしすぎてしまうと身体が冷え血行不良になります。血行不良は汗腺の働きを低下させるため、直接エアコンの風が当たらないような場所に移動したり服装を調節するなどして、身体を冷やしすぎないようにしましょう

食生活の見直し

食生活を見直し、腸内環境を整えることも良い汗をかくために欠かせないポイントです。食物繊維や水分をたっぷり撮ることで、腸内環境が自然と整い良い汗をかきやすくなります。

また、発汗作用がある生姜や玉ねぎ・野菜や海藻類といった食べ物も積極的に取り入れましょうね

入浴は湯舟につかる

入浴はシャワーだけで済まさずに必ず湯舟にしっかりとつかりましょう。特におすすめなのが38~40度のぬるめのお湯に20分ほどかけて入る、半身浴です。リラックス効果はもちろん、内側から身体がしっかりと温まるため女性にとってうれしい美容効果も期待できます。

自宅近くに岩盤浴がある場合は、良い汗をかくのにそちらもピッタリなので足を運んでみましょう。

汗かき体質の方は運動不足やホルモンバランスの乱れなどが原因で、身体の目立つ場所に大量に汗をかくという特徴があります。定期的な運動やツボ押し、汗腺トレーニングを行い汗かき体質を改善していきましょう。