お風呂に浸かりながら美肌を手に入れるための4つのポイント

お風呂は体を清潔にするためだけでなく、美容や健康にも効果があることは広く知られています。またお風呂に浸かることはリラックス効果もあり、質の良い睡眠を取るためにも、しっかりお風呂で体を温めることが必要です。そうはいってもどんな効果があるのか、さらに美肌効果のあるお風呂の入り方について、詳しくご紹介します。

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お風呂にはどんなメリットがある?

お風呂に入ることで得られる効果には、大きく分けて3つのことが挙げられます。

温熱の効果

温かいお風呂に浸かることで体が温まり、血行が改善されます。さらに体温が上がることで、免疫力がアップします。

水圧の効果

体に水圧がかかることで、呼吸が深くなる、また細胞や臓器の働きが刺激されます。

浮力の効果

体が水中では浮くことから、筋肉や関節の緊張が緩みます。その効果から、脳もリラックスします。

温まった後、ゆっくりと体が冷めることで体温が下がるため、安眠の効果も得られます。まさに1日の疲れを体の表面と内面から取り除くことが出来るのが、お風呂の大きなメリットなのです。

ただし美肌を作るためには、正しい入浴方法で入ることが大切です。

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やってはいけない間違った入浴方法

何気なくやってしまっている間違った入浴方法では、健康どころか逆に肌に悪影響を及ぼしてしまいます。次のような入浴の仕方をしていないか、チェックしてみましょう。

熱いお風呂に長時間浸かる

42度以上のお湯は、肌の乾燥を招きます。また肌がふやけるほど入り続けることも、肌のバリア機能を低下させてしまいます。

一番風呂に入っている

沸かしたてのお湯はきれいで気持ちがいいのですが、水道水は塩素消毒されているので、肌が弱い人には刺激となってしまいます。塩素を除去するには、ビタミンC含有の果物を入れるのがお勧めですが、入浴剤は刺激も少なく、体を温めてくれるのでお勧めです。シャワーも塩素が多く含まれますので、あまり使わないようにしましょう。

脱衣所が寒い

せっかくお風呂で温まっても、脱衣所が寒いと一気に体温が下がってしまい、心臓にも負担がかかります。お風呂に入る前に、脱衣所は温かくしておきましょう。またお風呂場も足下が冷えないよう温めましょう。

入浴しながらスマホを見る

スマホの画面は交感神経を刺激するため、せっかくお風呂で副交感神経が優位になっていても、自律神経が乱れ、血行が悪くなります。

また半身浴の方が体が温まるという説もありますが、実際には心臓に疾患がある人が負担をかけないようにするための入浴方法であり、体全体を温めるには全身浴の方が効果があります。

半身浴は上半身を冷やしてしまうため、特に冬などは体が冷える原因にもなります。そのため、美容効果をアップさせるためには、適温に肩まで浸かり、ゆっくり時間をかけて入ることが必要なのです。

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お風呂で美肌を手に入れるためのポイント

お風呂で美肌を手に入れるための入浴方法について、詳しくご紹介します。

1.お風呂のふたをしない

お湯を張るときの蒸気で、お風呂場を温めます。蒸気は肌の毛穴を緩める効果もあります。また体はお風呂に浸かった後で洗うことで、老廃物を流しやすくします。

2.38度から40度ぐらいのお湯に15分から20分ほど浸かる

肩まで浸かることで、体中の血行が良くなるほか、ヒートショックプロテインが起きて、美肌につながります。これは熱によって増えるタンパク質で、細胞の修復、免疫力を上げる効果があります。38度から増え始め、42度を超えるとなくなってしまうため、熱すぎるお風呂では効果がありません。

3.髪の毛や体は手早く乾かす

お風呂に入った後、肌からはどんどん水分が蒸発してしまいます。10分以内に肌の手入れや髪の毛を乾かすことで、ダメージを抑えることが出来ます。また肌を乾燥させないためにも、ドライヤーの風は顔に当たらないよう注意しましょう。

4.クールダウンをしっかりする

体が温もった状態ですぐ横になると、かえって汗をかいてしまい、熱が逃げてしまいます。ゆっくりと体を冷ましてから寝ることでヒートショックプロテインが効果的に働きます。また水分補給もきちんとするようにしましょう。

ヒートショックプロテインには、美肌の効果だけでなく、細胞が活性化することで風邪を引きにくい体作りにつながります。入浴後の体を急激に冷やさないよう、注意が必要です。

お風呂に浸かりながら美肌を手に入れるための4つのポイント

お風呂上がりのケアも重要!

お風呂では皮脂がお湯に溶けている状態となっているため、無防備になっています。そのためお風呂から出ると水分が蒸発しやすい状況になっています。さらに体を洗うときのボディブラシやタオルによる刺激も、バリア機能を低下させています。

このことからも、お風呂から出たらすぐに肌のケアをすることが必要なのです。

化粧水は手でたっぷりつける

お風呂上がりの肌は無防備なので、コットンに化粧水をつけるよりも、手で直接肌につけるようにしましょう。手の平で肌に押しつけるようになじませます。叩くことはかえって肌を傷めますので、そっとプレスするように行いましょう。

目元のケアは専用のものを使う

目元は顔の中でも特に乾燥しやすい場所です。お風呂上がりは特に敏感になっているので、保湿力のあるアイクリームを別途目元につけるようにしましょう。

顔だけでなく体のケアも忘れずに

顔の乾燥を早く防ぐことも必要ですが、体の保湿もしっかりしましょう。まず顔に化粧水をなじませ、そのあと髪の毛を乾かします。その後ボディミルクや体用の化粧水を体につけ、続いて保湿液や乳液を顔につけます。早めのケアが必要なので、効率よく保湿ケアをするようにしましょう。

毎日のお風呂でも美容や健康の効果がありますが、温泉やスパなど大きな浴槽に浸かることで、リラックス効果がさらにアップします。ぜひ家のお風呂だけでなく、銭湯などにも出掛けて、ストレス発散とリラックス効果で、美肌効果をさらにアップさせましょう。