「体がだるいなぁ」と感じた時に摂りたい6つの栄養素と食べ物

何となく体がだるいと感じることはありませんか?体のだるさの原因はさまざまですが、栄養を摂取することでだるさを改善できることもあります。

今回は体のだるさの原因やだるさに効く栄養素、食べ物についてご説明いたします。体がだるい時に食べたい料理のレシピも紹介しているため、だるさを改善したい方は参考にしてみてください。

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体のだるさの原因は様々

体がだるい原因は人によってさまざまですが、今回は主な原因を4つ紹介します。

病気

体がだるい時に一番初めに考えるべき原因は病気です。風邪などの感染症にかかったときのほかに糖尿病や脳梗塞の初期症状バセドウ病や橋本病など甲状腺の病気でもだるさを感じます。

だるさを感じた際は体調の確認をし、気になる症状がある場合は早めに医師の診察を受けてください。

病気は身体的なものだけではありません。ストレスによる心の病気でも体に不調が現れます。特にうつ病にかかると猛烈なだるさが症状として現れることもあるため、憂鬱な気分が続く人は心療内科や精神科を受診してください。

睡眠不足

睡眠不足もだるさを引き起こします。十分に睡眠時間を確保し、しっかりと体を休ませて疲れをとりましょう。

寝ているつもりであるにもかかわらず、一日中眠さを感じる方や疲れが取れない方は睡眠の質が低下している可能性があります。早寝早起きや睡眠前の軽いストレッチなどでぐっすりと眠れるように工夫しましょう。

運動不足

運動不足もだるさの原因の一つです。運動せずに筋肉量が減ると全身に十分な血液を送ることができず、血行が悪くなります。血液には体中の細胞に酸素や栄養を届ける働きがあるため、これらが運ばれないとだるさを感じます。

運動不足を自覚している方はウォーキングやストレッチなど簡単な運動を始めてみましょう。血行が良くなると冷え性やむくみなどの改善にも効果が期待できます。

また、体を動かすとストレス発散の効果も期待できます。ストレスが原因で体がだるく感じている人にも運動はおすすめです。

食生活の乱れ

健康的な生活を送るためには食生活も重要です。食生活が乱れ、体に必要とされる栄養が十分に摂取できなければ体の機能が低下し、だるさを感じます。

普段、インスタント食品をよく食べる人や外出の機会が多い人、野菜が不足していると感じる人は食生活を改善してみましょう。

「体がだるいなぁ」と感じた時に摂りたい6つの栄養素と食べ物

体のだるさに効く栄養素

ビタミンB1

ビタミンB1の役割は糖質の代謝を助けることです。糖質は脳・体に不可欠な栄養素であるため、不足すると体がだるく感じます。疲れている時はビタミンB1が豊富なウナギなどの食品を食べてみましょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質をエネルギーに変える役割のある酵素を助けます。エネルギーの代謝が促進されるとだるさや疲れも軽減されるでしょう。

ビタミンC

ビタミンCは抗ストレスホルモンを作る時に使われます。強いストレスを感じると、体内に蓄えられているビタミンCの量も減少してしまいます。ストレスによるだるさに悩んでいる人はビタミンCを積極的に摂取することが大切でしょう。

クエン酸

クエン酸には疲労やだるさの原因である乳酸を分解する働きがあります。特に体を動かした後のだるさに悩んでいる方はクエン酸を摂取することがおすすめです。

タウリン

貝類やイカに含まれるタウリンには肝臓の機能を回復させる効果があります。肝臓は代謝や老廃物などの分解にかかわる臓器であるため、タウリンを摂取するとだるさを改善できます。

タンパク質

タンパク質は筋肉や血液、皮膚、爪などを作る栄養素です。運動のあとにだるさを感じる場合はタンパク質を摂取してください。

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体がだるい時に摂りたい食べ物

豚肉

豚肉には糖質の代謝に役立つビタミンB1や乳酸を分解するクエン酸が豊富に含まれています。だるい時や疲れたときは甘いものが欲しくなりますが、糖分の代謝にはビタミンB1が使われます。

なお、豚肉は玉ねぎやニラなどビタミンの吸収を高めてくれる食材と合わせて食べると、だるさの改善により効果的です。

トマト

トマトは疲労を回復させる効果があるクエン酸を含む野菜です。

さらに、トマトにはリコピンという抗酸化作用がある成分が含まれているのです。抗酸化作用とは体内の細胞を傷つけてしまう活性酸素の働きを抑えることを意味し、体の働きを活発化させる効果を期待できます。

トマトを食べるときは加熱するとリコピンの吸収率を高められるため、スープなどに入れて調理すると良いでしょう。

ニンニク

ニンニクには「アリシン」と呼ばれる成分が含まれています。アリシンは匂いのもとでもありますが、ビタミンB1とともにとると代謝が活発化され、だるさの改善に効果を期待できます。

さらに、ニンニクには殺菌作用もあるため、風邪の予防にも効果的です。風邪を引きそうでだるい時はニンニクを使った料理を食べてみましょう。

「体がだるいなぁ」と感じた時に摂りたい6つの栄養素と食べ物

だるい時に食べたい豚肉のニンニク炒め

材料

豚こま肉:150g
玉ねぎ:1/2個
ピーマン:3個
醤油:大さじ3
酒:大さじ2
ニンニク:1かけ

レシピ

(1)ニンニクはすりおろしておきます。
(2)玉ねぎとピーマンを細切りにします。
(3)醤油、酒、ニンニクを合わせます。
(4)フライパンにサラダ油をひき、豚肉を炒めます。
(5)(4)に玉ねぎを加えて炒めます。
(6)豚肉に火が通り、玉ねぎが透明になってきたらピーマンを加えます。
(7)火が通ったら、(3)を加えて絡めます。
(8)お皿に盛り付けたら完成です。

豚肉、玉ねぎ、にんにくを使った料理を食べてだるさを改善しましょう。ビタミン類などの栄養素が含まれたピーマンもだるさを感じたときにおすすめの食品です。

「体がだるいなぁ」と感じた時に摂りたい6つの栄養素と食べ物

だるさを感じたら食事を工夫しよう

だるさの原因は人によってさまざまです。体がだるく感じたら、原因が何かを考えて改善してください。

だるさが取れないときはビタミンなどの栄養素が含まれた食品をとるのもおすすめです。