毎日掃除機をしっかりかけていてもキレイに掃除しきれないところといえば絨毯ではないでしょうか?絨毯は毛足の短いものから長いものまでいろいろなタイプがありますが、ゴミが掃除機では上手に取れなかったり、シミなどの汚れ、ダニなんかも気になりますね。
今回は気になる絨毯の汚れを驚くほどキレイにする掃除方法をご紹介いたします。
掃除の前に絨毯の素材をチェックしよう!
絨毯の普段の掃除といえば掃除機や粘着テープを使ってコロコロしているという方がほとんどではないでしょうか。それだけでは絨毯の掃除は不十分で、日々汚れは積み重なっていきます。
キレイさっぱり絨毯を掃除したいなら、洗うのが一番です。掃除する前にはまず、絨毯の素材を確認し、水洗いができるかどうかを知っておくことが大切です。水洗いができない素材の絨毯を洗ってしまうと、型崩れしたり風合いが損なわれたりするので注意が必要です。
絨毯は厚みがあって完全に乾くまでに日数がかかります。洗濯するなら数日お天気が良い日が続くときにしましょう。
これで汚れがひどい絨毯を洗濯でスッキリさっぱりさせることができます。
絨毯の掃除のやり方
絨毯をキレイに掃除するやり方を手順ごとにご紹介いたします。
ブラッシング
いきなり絨毯に掃除機をかけても絡みついたほこりや髪の毛は掃除機では取り切れません。ですから掃除機をかける前にやっておきたいのがブラッシングです。ブラッシングで奥の方に詰まった汚れを取り除きましょう。
絨毯用のブラシはホームセンターやネットなどで購入できます。
雑巾で汚れを拭く
絨毯の表面が黒ずんだりするのは、人の足裏の皮脂が原因です。裸足で絨毯の上を歩くことで足裏の皮脂が付いてしまうのです。これはブラッシングで取り除くことはできません。
硬く絞った雑巾を用意し、絨毯を丁寧に拭き取りましょう。掃除機の前に雑巾で拭くと、ほこりが空気中に舞い上がるのを抑える効果もあります。
掃除機をかける
ブラッシングでゴミを取り除き、雑巾で汚れを拭いたら掃除機の出番です。掃除機はほこりなどのゴミだけでなくダニもしっかり吸い込めるように、時間をかけて縦横斜めといろいろな方向からかけるのがポイントです。
さらに完璧に掃除するなら
ブラッシングや雑巾、掃除機でほとんどのゴミは取り除くことができますが、ゴム手袋をはめて絨毯をこするとさらにキレイにゴミが取れます。夜など掃除機をかけられないときにも便利です。
重曹を使う方法も!
ナチュラルクリーニングの代表といえば重曹です。掃除機をかける前に重曹をまんべんなく絨毯に振りかけるという掃除方法もおすすめです。重曹には消臭効果や絨毯の奥に潜んでいる小さなゴミを吸着する働きがあるので、掃除機でゴミを吸いやすくなります。
重曹を使う場合は、掃除機で吸い残しが出ないようにしっかりと掃除機をかけましょう。毛足の短い絨毯でも長い絨毯でもどちらでも問題ありません。
掃除機をかけるときには、絨毯の毛を起こすようにするとキレイに吸い取れます。
絨毯は足裏の皮脂汚れが付きます。ということは臭いも付きやすいということで、普段から絨毯の臭いが気になっている方も多いのではないでしょうか?消臭剤が手放せないという方も多いと思いますが、重曹なら掃除と消臭と1度にできて便利です。
重曹を使って掃除をするときは、このように絨毯に直接重曹を振りかける方法と、重曹スプレーを使ってスプレーしながら雑巾で拭く方法があります。どちらも効果は変わりませんのでやりやすい方で掃除をしましょう。
シミを落とそう!
絨毯はいつの間にか原因がわからないシミが付いていることがありますね。シミや黒ずみを落とすには、酵素系漂白剤がおすすめです。
40度~50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、雑巾を浸して軽く絞ります。シミや黒ずみ部分を雑巾で揉むようにこすり汚れを落としていきます。そのあとはキレイな雑巾で漂白剤が残らないようにしっかり水拭きし、その後乾拭きすればキレイに落とせます。
洗濯可能な場合は洗ってもOK!
絨毯の素材を確認してみて水洗い可能であれば、洗濯するのがおすすめです。洗濯してもダニを退治することはできませんが、皮脂汚れをすっきり落とすことができるのでさっぱりします。
絨毯の洗い方ですが、洗濯機で丸洗いできるものもあれば手洗いしなければいけないものがあります。洗濯表示タグをチェックして確認しましょう。
洗濯機での洗濯ができるなら、カーペット用の洗濯ネットに入れてデリケートモードで洗濯しましょう。
手洗いする場合は、絨毯は大物なのでたらいや洗面台で洗えませんからバスタブを利用しましょう。バスタブに折りたたんだ絨毯を入れ、絨毯がしっかり浸かるくらいの水と洗剤を入れ足で押し洗いします。水を入れ替えて汚れた水が出なくなるまで洗いましょう。
風合いを保つためには洗剤が残らないようにしっかりすすぐことも大切です。
すすぎ終わったら、お風呂場である程度脱水して干しましょう。干すときは直射日光をさけて風通しの良い場所に干すことで紫外線による変色を防ぐことができます。しっかり乾ききるまで干してくださいね。