糖質制限をするダイエット法や健康法は美味しいものが食べられなくて辛いイメージがありますが、決してそんなことはありません。美味しく食事を楽しみながら糖質制限できる「糖質制限食」が今話題になっています。中でもカリフラワーを使ったカリフラワーライスはおいしいと評判です。そこで今回は話題の糖質制限食、カリフラワーライスについてご紹介します。
カリフラワーライスとは？
ニューヨーク発祥のもので、健康や美容、ダイエットに効果があると話題となっています。
真っ白なカリフラワーを白いご飯に見立て、ご飯の代用とすることで大幅に糖質をカットするというものです。カリフラワーは野菜なのでヘルシーですし噛みごたえもしっかりありますから、満腹中枢も刺激されて満腹感を得ることができて腹持ちが良いと評判です。
白米を主食として生活している日本人にとって、白米とまったく同じようにというわけにはいきません。見た目は白くて何となくご飯のように見えなくもないですが、食感や味は違います。
ですが、アレンジすることでかなりおいしく食べることができ、セレブの間でも非常に人気です。
ご飯と比較すると、ご飯ならお茶碗一杯（150g）で269kcalありますが、カリフラワーライスなら同量で40.5kcalと約1/6ほどのカロリーしかありません。
カリフラワーの効果
カリフラワーの見た目はブロッコリーが真っ白になったもので、日本ではあまりなじみがない野菜のひとつです。その見た目から栄養価はあまりないようなイメージがありますが、実は非常に栄養価が高いのです。
カリフラワーにはビタミンCやカリウム、ビタミンB群にカルシウム、鉄分、食物繊維がたくさん含有されています。
特にビタミンCの含有量は群を抜いていて、茹でてもレモンと同じくらいのビタミンCが残っています。ビタミンCは茹でると当然減少してしまいますから、生のカリフラワーではレモン以上の含有量ということになります。
ただ、カリフラワーのビタミンCは熱に強く、加熱調理をしてもさほどその量が失われない特徴をもっています。
ビタミンCはシミやそばかすの原因となるメラニン生成を抑制する働きがありますから、美白効果や、鼻やのどの粘膜を強くしてくれる働き、免疫をアップする働きもあるので風邪予防効果もあります。
また、カリウムには体内の余分な塩分や水分を体外に排出する働きがあるので、むくみ解消だけでなく、高血圧の予防効果も期待できます。食物繊維もレタスや白菜の2倍以上含まれているため、便秘を解消して腸内環境を整えてくれるのでポッコリおなかも解消できますよ。
カリフラワーはアブラナ科の野菜で「イソチアシアネート」という成分が含まれています。このイソチアシアネートという成分は非常に強い殺菌作用と抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果もあるのです。
デトックス効果やアンチエイジング効果が高いカリフラワーは健康・美容・ダイエットにもってこいの野菜と言えるでしょう。
カリフラワーライスの作り方とアレンジ
カリフラワーライスは白米をカリフラワーに置き換えるものです。作り方はいたってシンプルなのでいろいろなアレンジが効き、飽きが来ません。
カリフラワーライスの作り方
■材料：カリフラワー1株、塩コショウ、オリーブオイル適量
■作り方
1.カリフラワーをフードプロセッサーなどに使って細かくする
2.フライパンを温めてオリーブオイルを入れる
3.細かくなったカリフラワーを炒め、塩コショウで味付けをする
こちらが基本のカリフラワーライスの作り方です。これを自分の好みに合わせて、和洋中とアレンジを加えていきましょう。
カリフラワーライスチャーハンの作り方
簡単にできるのが「カリフラワーライスチャーハンです」
■材料：カリフラワー1株、ハムやソーセージ、卵1個、ネギ適量、塩コショウ、中華だし（顆粒）、サラダ油
■作り方
1.カリフラワーをフードプロセッサーなどに入れて細かくする
2.フライパンを温めてサラダ油を入れる
3.ハムやソーセージをみじん切りにし、ネギは小口切りにする
4.フライパンが温まったら卵とハムやソーセージを入れる
5.細かくしたカリフラワーを入れて火が通ったらネギを入れ、塩コショウと中華だしで味を整える
カリフラワーは白米同様の扱いができますから、チキンライスやドリア、リゾット、カレーライス、丼物などレシピは無限大です。
非常に話題になっているカリフラワーライスは、今も新しいレシピがどんどんネット上にアップされていますから、自分では想像もできないおいしいレシピを見つけることもできます。
レシピが思い浮かばないという方は、ネットを利用してレパートリーを増やしてみるのもおすすめです。
カリフラワーライスでダイエットするなら
カリフラワーライスでダイエットするなら、普段ご飯を食べる回数、カリフラワーライスにかえて食べてみましょう。
例えば、ご飯を食べるのが夕食だけなのであれば夕食だけ置き換えてください。無理に1日3食カリフラワーライスに置き換える必要は全くありません。
カリフラワーライスが糖質制限食としてはおすすめですが、ご飯を食べない朝ご飯や昼ご飯などにおかずとしてカリフラワーを食べても良いでしょう。
茹でたカリフラワーのカロリーは100gあたりたったの26 kcalと非常に低カロリーなので、温サラダで食べましょう。
