大好きな彼や彼女との同棲生活。会いたくてもなかなか会えない悩みもこれで解決!といきたいところですが、引っ越しや生活には様々な費用がかかってきます。あとになって「こんなにかかるの?」とならないために、今回は同棲するときにかかる諸費用について、詳しくご紹介します。
同棲の初期費用~物件関係~
同棲するにあたって、まず必要となるのは住む場所です。アパートやマンションなど選択肢は多くありますが、2人で住む場合、どれぐらいの大きさの部屋に住むかによっても家賃が変わってきます。家賃を2人で折半するといっても、あまりに高い家賃だと毎日の生活費にも影響が出てきます。
物件を借りるときにかかる初期費用
・前家賃
・敷金
・礼金
敷金と礼金は、不動産屋や大家さんによってその割合が変わってきます。また初期費用なしといった物件もありますが、入居時に共益費や管理費といった費用を支払う必要がある場合もあります。敷金は一般的には退去時に返金されますが、部屋の汚れなどがひどかった場合、クリーニング代がかかってほとんど戻らないといったこともあります。
家賃が10万円で、敷金礼金がそれぞれ1.5ヶ月分必要だった場合、最初に支払う費用は40万円ということになります。このほか、駐車場の費用が家賃と別にある場合、これも入居時に先に1ヶ月分払うことになります。車を所持している場合は、駐車場代が家賃込みなのか別途なのかを確認しておきましょう。
さらに部屋を契約した際には、火災保険に入る必要があります。火災保険は自分の部屋からの出火に対してだけでなく、部屋で起きた水漏れや窓ガラスの破損など、様々な事柄に対する補償となるものです。何年ごとの契約となるのか、また保障内容についてもよく確認しておきましょう。
同棲の初期費用~家具や家電~
同棲を始める場合、お互いがそれまで一人暮らしだったか、または実家暮らしだったかでも、必要となるものが変わってきます。費用を安く抑えるなら、自分で使っていたものを再利用するか、リサイクルショップを利用するといった方法もあります。
必要な家電製品とかかる費用
・冷蔵庫
大きさにもよるが4万円程度
・電子レンジ
2万円から3万円。オーブン機能などが付いていると高くなる
・炊飯器
1万円前後
・掃除機
安いものなら1万円程度
・洗濯機
二層式なら3万円ほどだが、全自動なら5万円前後、乾燥機付きなら10万円以上
・エアコン
部屋に付いている場合がほとんどだが、築年数の古い物件などでは付いていないこともある。部屋の大きさにもよるが、8畳の部屋なら6万円から7万円
・照明器具
備え付きのこともあるが、ほとんど付いていない。1万円程度。
・テレビ
HDレコーダー付きのものなどなら10万円から。本体だけなら5万円前後。
・パソコン
10万円前後。プリンターなどをセットで購入するなら追加で2万円から3万円
大型家電店などではセットの家電が販売されていますが、長期にわたって使うならバラバラで買う方が逆に割安になることもあります。また掃除機もハンディサイズのものや、スティックタイプなら場所も取りません。
必要な家具とかかる費用
・ベッド
(床に直接布団を敷くなら不要)ベッドに引き出しや収納スペースがあると、家具を買わずに済みます。ベッド本体のみなら2万円から3万円
・布団一式
敷き布団、掛け布団、枕の3点セットで1万円ほどから
・カーテン
レースのカーテンと厚手のカーテンそれぞれを買うと、一つの窓で7000円から。遮光カーテンを選んだ場合は、1万円から
・テーブル
食事をするためには必要です。このほかパソコン用に机が必要になることもあります。ローテーブルなら1万円以下で購入可能。
・食器棚
食器棚にこだわらず、カラーボックスなどでも代用可能です。キッチンに収納スペースがあれば不要。1万円前後。
・洋服ダンス
クローゼットや押し入れがあればそこを収納スペースにできますが、なければ購入する必要があります。1万円前後。
・壁掛け時計
携帯や置き時計があれば不要ではありますが、すぐに見ることができるので便利です。6000円程度。
他のものは急いで買う必要はありませんが、ベッドや寝具、カーテンは入居したその日からすぐ必要になりますので、引っ越し前には購入しておく必要があります。またカーテンは窓のサイズによって長さが違うため、入居が決まったら窓のサイズは測っておきましょう。
毎月かかる費用のことも考える必要がある!
家具や家電もとりあえず必要なものはそろえ、ほかにいるものは生活しながら買いそろえようということになるかと思いますが、毎月必要となる費用についてもきちんと用意しておく必要があります。
毎月かかるお金について
・電気代
・ガス代
・水道代
・通信費
・共益費
・食費
・日用品費
・交際費
・家賃
電化住宅の場合、ガス代は不要になります。しかし通信費であるインターネットのプロバイダー費用や、携帯代なども毎月高額になりがちです。社会人であれば、会社や仕事の付き合いなどで飲み会なども増えてきますので、毎月ある程度予算を作って用意しておくのがおすすめです。
会社員やアルバイトでも毎月の収入には違いがありますので、同棲する際に家計は一つにまとめるのか、毎月決まった金額をお互いに出し合うか、あらかじめ取り決めをしておきましょう。
うっかり忘れがち!契約更新のことも考えておこう
契約時に確認しておきたいのが、契約更新です。不動産屋や大家によっても違いがありますが、だいたい2年から3年、もしくは4年から5年と契約を行い、その年が来ると引き続き借りるか、それとも転居するかの選択を迫られることになります。
引き続き住む際は更新料が発生し、1ヶ月分の家賃を払うことになります。しかしこの更新料が必要ない物件も増えてきているので、長期にわたって住み続ける予定であるなら、そういった物件を探すことも考えましょう。
お互いの仕事場、また通学などに便利な物件であれば、少しでも長く住み続けたいもの。そのためにも初期費用だけでなく毎月の家賃もきちんと払い、不動産屋や大家との信頼関係も築いておくことが大切です。