定期的に爪を切り、ケアするのはとても大切なことです。しかし、爪には正しい切り方があるということ、ご存知でしょうか。特に爪を丸く切ることは御法度なのです。
今回は、なぜ爪を丸く切ってはいけないのか、その理由について詳しくご紹介するとともに、正しい爪の切り方についてもご紹介していきます。
爪を丸く切ってはいけない理由
爪の切り方として一番多いのが、爪の形にそって、丸く切るというやり方です。爪の形は、人によって異なりますが、指先は丸くなっているため、その形どおりに切る方がとても多いのです。
しかし、爪を丸く切り続けることで、本来爪が生えるべき部分に皮ふがくいこんできてしまうため、爪が伸びてきたときに痛みを生じる場合もあるのです。爪を丸く切ることで引き起こされるこのような症状の原因は、巻き爪にあります。
誤った切り方で巻き爪に
巻き爪とは、爪の両端が内側へ巻き込むように曲がってしまうことを言います。
巻き爪の症状は、とても辛いものなのです。爪が皮ふを刺激するため、炎症を起こしたり、激痛をともなう場合もあります。特に足の爪が巻き爪を起こしてしまった場合は、歩くことも困難になるほどの痛みが生じる可能性もあるのです。
そんな巻き爪の原因が、誤った切り方で爪を切ることなのです。爪切りは、普段何気なく行っている方が多いと思いますが、こういった酷い症状があらわれる前に正しい爪の切り方を知り予防していくことがとても大切なのです。
正しい爪の切り方
それでは、巻き爪を引き起こさないために、正しい爪の切り方についてご紹介していきます。
1.
まず、爪の端から爪切りを差し込んでいきます。
2.
ゆっくり爪を反対の端まで切り落としていきますが、爪の白い部分は、一ミリ程度残すように切りましょう。
3.
とがった角の先を少しだけ切り落とします。このとき切り落とし過ぎないよう注意して下さい。
4.
全体を爪用のやすりを使ってなめらかにしたら完了です。
いかがでしょう。正しい切り方は、爪を丸い形に切り落としてしまうのではなく、両端を少し切り落とす程度で良いのです。
注意点としては、爪が長くなりがちな真ん中からではなく、必ず端から切るようにすることです。真ん中から爪を切ってしまうと、爪が割れてしまう原因にもなります。
爪を切るタイミング
爪の正しい切り方もそうですが、爪を切るのに適したタイミングを知っておくことで、割れ爪などを防ぐことができます。
そもそも爪は、何からできているかをご存知でしょうか。爪の成分は、たんぱく質となっていますが、その正体は皮ふなのです。角質化した皮ふが爪となるため、肌とは違い硬くなっていますが、爪も皮ふと同じように乾燥もしますし、水分も含まれています。
そのため、皮ふの一部である爪を傷つけないためには、柔らかくしてから切ることが大切なのです。爪を柔らかくするといっても、入浴すれば爪はふやけ、柔らかくなりますよね。爪を切るタイミングは、入浴後が最適なのです。
入浴後に柔らかくなった状態であれば、爪が割れる心配もなく、長く伸びすぎた爪もとても切りやすくなりますよ。
靴が原因の場合もある?
巻き爪は、靴によっても引き起こされる可能性があります。爪のケアを怠った状態でハイヒールなどの足を圧迫する靴を長時間履くことで、爪にも負担がかかっています。
先が細くなったハイヒール
先がとがったように細くなった形のハイヒールは、足のつま先を圧迫するため、爪をおさえつけている状態となっているのです。爪は、おさえつけられることにより皮ふにくいこみ、皮ふを傷つけてしまいます。少しの時間であればあまりひどくなることはありませんが、普段から爪のケアはきちんと行ったうえでおしゃれを楽しむようにして下さいね。
サイズの合わない靴
サイズの合わない靴などを履き続けることでも、巻き爪を引き起こしてしまう可能性があるのです。女性だけでなく、男性も巻き爪を引き起こす可能性は十分にあるため、靴選びはきちんとサイズを計測し、窮屈さがない靴を選ぶようにしましょう。
ネイルオイルでデイリーケアも
割れ爪や巻き爪だけでなく、爪の保湿ケアを日々行うこともとても大切です。美しい爪は、女性らしさの象徴でもありますよね。
現在は、有名なネイルブランドからさまざまなネイルオイルが発売されています。皮ふへの浸透力に優れたものや、爪以外の肌にも使えるものまで販売されているのです。
爪は角質化した皮ふからできているものですが、肌と同じように水分補給をして潤いを与えてあげることで、とても美しくなります。何もしなくても生えてくるものだからといって、ケアを怠らず、簡単に行えるネイルオイルでデイリーケアを始めてみてはいかがでしょうか。
巻き爪だけでなく、乾燥したガサガサ爪を防ぐためにも、ぜひお気に入りの商品を見つけてみて下さいね。