目元が一気に老けるシワ「カラスの足跡」の3つの原因と改善法

顔にできるシワは、顔を老けて見せるだけでなく、気持ちを落ち込ませてしまいます。特に目元にできる「カラスの足跡」と呼ばれるシワは、他に目立ったシワがなくても、目立ちやすいのが困りものです。なぜカラスの足跡はできてしまうのか、その原因と共に、このシワを改善する方法について詳しくご紹介します。


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カラスの足跡って何?

カラスの足跡とは、目尻にできるシワのことです。笑ったときなどに、目尻からこめかみに向かってでき、形が足跡のように見えることからそう呼ばれています。表情を柔らかくみせるとも言われますが、加齢と共に目立ってくるため、女性にとってはできてもうれしくないシワの一つです。また顔の筋肉を過剰に動かしていると、目元のシワがくせになって残ることがあります。

目元が一気に老けるシワ「カラスの足跡」の3つの原因と改善法

カラスの足跡の原因

カラスの足跡はなぜできるのか、その原因について詳しくご紹介します。

1.顔の表情筋の衰えによるもの

加齢により、顔に張り巡らされている表情筋が衰え、垂れ下がってきます。また目の周りにある眼輪筋はまぶたの開け閉めなどに関わる筋肉ですが、これが衰えると、たるみやシワの原因となります。目尻のシワは、これらの筋肉が衰えることから作られるのです。

2.肌のハリの衰えによるもの

加齢と共に肌のなかにあるコラーゲンが不足していきます。コラーゲンは肌のハリを保つ働きをしていますが、加齢や外部の刺激などで不足すると、表情筋の動きや筋肉の衰えで垂れ下がった皮膚を元に戻すことができなくなり、これがシワの原因となります。

3.乾燥や日焼けなど肌へのダメージ

目元は顔のなかでも皮膚が薄く、乾燥しやすい場所です。また日焼けによる紫外線のダメージや、化粧を落とすときのクレンジングの摩擦などでも刺激を受けてしまいます。そのため顔の中でも乾燥しやすく、シワができやすくなります。乾燥することで肌のコラーゲンが減少し、シワが元に戻りにくくなってしまいます。

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カラスの足跡の改善法

カラスの足跡は、若い人にもできやすく、またくせがついてしまうとなかなか治りにくくなります。普段から目の周りのケアをすることで、改善することが可能です。

目元の保湿

コラーゲンやヒアルロン酸が含まれる美容液を使う

保湿や肌の再生に必要なコラーゲンやアミノ酸が含まれる目元美容液を使いましょう。さらに肌の細胞の生成にはビタミンCやアミノ酸も必要です。これらの成分がしっかり入った基礎化粧品を選びます。そして昼間の化粧の際には目元美容液で保湿を心がけ、寝る前のお手入れには、肌の再生を助けるためにアイクリームで油分を補給します。

目元パックをおこなう

普通のパックだと、目の周りまでケアが十分にできないので、目元用のパックで目元だけを集中的にケアしましょう。

表情筋トレーニングをおこなう

1.目尻から指一本分、上と下を指で押さえます。
2.上を中指、下を薬指で押さえ、そのまま軽く外側に皮膚を伸ばし、目を閉じます。
3.目を閉じたまま6秒キープし、これを1セットとして5回繰り返します。
4.強く引っ張りすぎないように気をつけ、入浴後などリラックスしている時間帯に毎日、または1日おきなど定期的に続けるようにします。

目元の血行を改善する

ツボ押しで血行改善

眉頭の部分にあるくぼみに攅竹というツボがあり、ここを押すことで目の周りの血行が改善されます。親指の腹をツボにあて、ゆっくり押し上げます。

蒸しタオルで血行改善

電子レンジで1分ほど濡らしたタオルを加熱し、目の上に乗せます。目の上に置くのは3分程度にし、長時間乗せておかないようにしましょう。蒸しタオルをしたあとは保湿をします。

セラミドやヒアルロン酸が配合されたサプリメントを摂取する

表皮に含まれるセラミドや真皮に含まれるヒアルロン酸は、美容液などにも含まれますが、肌から浸透させるだけでなく、サプリメントで体の内側から補給する方法も効果的です。加齢で失われてしまう成分ですが、継続して摂取することで、肌の保湿力が高まり、目元のシワだけでなく顔全体の保湿を助けます。

目元が一気に老けるシワ「カラスの足跡」の3つの原因と改善法

カラスの足跡を作るNG行動

目元にいいと思ってしているケア方法が、実はシワを作る原因になっていることがあります。以下の行動をしていないかどうか、もししていたらしないように気をつけましょう。

シワに美容液やクリームを入れ込む

入れ込むときにシワを伸ばすと、目元のコラーゲンが破壊されてしまい、シワの悪化を招きます。

目元パックのやりすぎ

頻繁にパックをしたり、長時間パックをし続けることは、逆に目元の乾燥を招きます。使用時間や使い方などは必ず守り、パックも週1日程度にしておきましょう。

目元のマッサージ

クリームなどを塗り込む際、ついやってしまいがちなマッサージですが、目元は皮膚が薄いため、マッサージが逆効果となってしまいます。美容液やクリームを使う際には、薬指を使い、力が入らないようにしましょう。

喫煙

喫煙は肌の再生やコラーゲンの生成に必要なビタミンCを破壊してしまいます。ビタミンCは体で使用する量以外は排出されてしまいますので、ビタミンを補給しても喫煙で破壊してしまうと常に不足してしまいます。

肌への刺激

洗顔の際の目の周りのこすりすぎや、紫外線などの刺激も目元のシワの原因となります。1年を通して紫外線対策をするようにし、メイクを落とすときには刺激を与えないよう注意が必要です。

加齢や肌の乾燥など、肌へのダメージがカラスの足跡を作る原因となります。普段の手入れから乾燥を防ぎ、また過度な刺激を目元に与えないよう心がけることも必要です。