楽しいことだと教えよう!子供のお風呂嫌いを克服する5つの方法

お風呂に響く子供の泣き声…入れていて辛くなりますよね。「お風呂怖くないよ~」「気持ちいいよ~」と話しかけてご機嫌を取ろうとしてもお風呂をイヤがる子供にはなかなか届きません。これ、実は私の体験談。ご近所から虐待を疑われるんじゃ…!?とヒヤヒヤしていたのを覚えています。でも、子供にだってお風呂をイヤがる事情があるんです。そこで、今回は子供のお風呂嫌いを克服する5つの方法をご紹介しましょう。楽しいお風呂タイムを過ごすヒントがきっと見つかりますよ。

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そもそも子供がお風呂を嫌がるのはなぜ?

どうして子供はこんなにも癒されるお風呂をイヤがるのか、不思議に思ったことはありませんか?ただやみくもにダダをこねているのではなく、そこには子供なりの理由があるのです。

服を脱ぐことやお風呂自体が面倒くさい

大人なら呆れてしまいそうですが、子供にとってはお風呂をイヤがる立派な理由です。とくに冬の寒い季節は服を脱ぐことに抵抗を感じる子供が多くなります。理由は服を脱いだら寒いから。ほんの少しの間であっても、寒い思いをするのはイヤなのです。そしてお風呂に入ったら頭や体を洗われ「終わった!早くお部屋で遊びたい!」と思っていても湯船に浸かるように言われて遊ぶ時間がお預け状態。お風呂は我慢の連続だと認識してしまった子供は、お風呂が嫌いになってしまいます。

お風呂でイヤな思いをした

例えばお湯が顔にかかってイヤだった、足が滑って溺れそうになった、目や耳にシャンプーやお湯が入って痛かった、お湯が熱かったなどなど、お風呂で不快な思いを体験をしたことが記憶に強く残り、お風呂嫌いになるケースは多いと言えます。なかには勢いよくお湯の出るシャワーに驚いてしまい「お風呂は怖い場所」だと認識してしまう子供もいます。

まだ遊びたい

子供がおもちゃで楽しく遊んでいたりテレビを見ている最中にお風呂へ誘ってもほとんどの場合断られてしまいます。この気持ちは大人でも理解が出来るはず。楽しみにしていたドラマの途中でお風呂に入りたいと思う人はほとんどいないでしょう。大人のタイミングでお風呂に入れようとして子供がイヤがる場合には「間が悪かったのかも…?」と一歩引いて考えることも必要です。

眠たい

今すぐ寝てしまいたい…そんなときにお風呂に入れられると子供の機嫌は一気に急降下。「今はお風呂の気分じゃないんだ!」「早く寝たいんだ!」と鳴き声で思いっきりアピールしてきます。その体験が強く印象に残ると「お風呂は無理やり入れられる場所」だと覚えてしまい、お風呂を嫌うようになります。

親の気持ちが伝染する

家事に追われている合間や仕事の後など、余裕がないときや疲れているときにお風呂で子供に泣かれると、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。その気持ちが子供に伝わり、号泣に繋がることもあります。

また、感情のまま子供を怒ってしまうと「お風呂は怒られる場所」と覚えてしまい、お風呂嫌いがますます加速することもあるので注意が必要です。

楽しいことだと教えよう!子供のお風呂嫌いを克服する5つの方法

お風呂に連れて行くまでの行動も重要!

お風呂に入ってからが勝負だと思ってしまいがちですが、実はお風呂に連れて行くまでの行動もとても大切です。それによって子供が気持ちよくお風呂に入れるか、不満を泣いて訴えながらお風呂に入るのかが決まると言っても過言ではありません。

では、どういった行動が良いのかさっそくご紹介します。

事前確認をする

例えばテレビを見ているときに急に「お風呂に入るよ」と言っても『もっとテレビを見ていたい』という欲求から素直にお風呂に入る子供は少ないでしょう。まずテレビを見る前に「その話が終わったらお風呂に入る」という約束をしましょう。そして約束を必ず守らせるようにしてください。

室温を調節しておく

冬の寒い時期は服を脱ぐと寒いので子供がお風呂を嫌がる傾向にあります。その打開策として、脱衣室の温度を暖かくしておく方法があります。服を脱いでも寒くなければお風呂の抵抗も軽減できますよ。あと忘れてはいけないのが浴室の温度です。浴室に入った途端に寒さが襲ってきては意味がないので、しっかり温めておきましょう。

湯船の温度を確認

子供の皮膚は大人よりも薄いため温度に敏感です。湯船のお湯も大人にとっては適温でも子供にとっては熱いと感じることも十分に考えられます。子供をお風呂に入れる前にお湯の温度を確認しておきましょう。

まずは子供の気持ちを受け入れる

お風呂をイヤがる子供に「どうしてお風呂に入るのがイヤなの?」と優しく問いかけてみてください。子供が理由を言ったら、まずはその理由を受け入れましょう。そして、どうしてお風呂に入ったほうが良いのかを教えて、そのうえでもう一度お風呂に入るかを聞いてみてください。できれば子供がお風呂に入るメリットを理解できるまで説いてあげると良いですね。

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子供のお風呂嫌いを克服する方法

子供と楽しくお風呂に入れればそれが一番ですよね。ここではお風呂嫌いを克服する方法をお話していきましょう。

お風呂に入る時間を見直す

子供の眠たくなる時間がある程度分かっているなら、お風呂の時間をずらしたり前倒しするなどの対策を取ってみましょう。眠気が襲っていなければ意外とすんなりお風呂に入ってくれる可能性がありますよ。

ゲームを取り入れる

どっちが早く脱衣室に辿り着けるかを競争したり、誰が早く洋服を脱いでお風呂場まで行けるかを競うなど、ゲームを取り入れてみましょう。お風呂に入る楽しみを作ると、子供のほうから率先して動いてくれますよ。

お風呂用おもちゃを用意する

お風呂が楽しい場所だと認識させるためにおもちゃを入れるのも良いですね。子供用品を取り扱っているお店に行けばいろいろな種類のお風呂用おもちゃが置いてあるので、子供が興味を持ちそうなものを用意してみましょう。

笑顔で楽しく入浴タイム

子供が大好きなのはパパやママの笑顔です。イヤがる子供をお風呂に入れるのは大変ですが、その気持ちがそのまま顔に出ていませんか?不機嫌な表情は子供を不安にさせてしまいます。お風呂タイムは楽しいものであることを表情を通して子供に教えてあげましょう。

楽しいことだと教えよう!子供のお風呂嫌いを克服する5つの方法

無理は禁物!

いろいろな方法を試しても子供がお風呂を嫌がり続けると、つい感情的になって無理やり子供をお風呂に入れてしまいたくなります。でも、それはお風呂嫌いを加速させてしまいかねません。最後に子供がお風呂で泣きだした時の対処法をご紹介します。

手早く済ませる

お風呂の楽しさを教えたいからと、泣いてイヤがる子供に長湯をさせていませんか?それではお互いにお風呂がストレスになってしまいます。子供が泣きだしたら「お風呂の気分じゃないんだね~。早く終わらせちゃおうね~」と手早く終わらせてお風呂を切り上げてください。そして最後は「よく頑張ったね」と褒めてあげましょう。

焦らずゆっくりと対処する

お風呂の楽しさや心地よさを時間をかけてゆっくりと教えてあげるのもおすすめです。1~2日でお風呂嫌いを克服させるのは難しそうですが、数週間から1か月ほどかけて徐々に慣れさせていくのもアリです。優しく声を掛けたり、パパやママが楽しそうにお風呂に入って見せるのも良いですね。洗い方を変えてみるのも一つの手です。気長に構えることで心にも余裕が出て、子供を安心させることができますよ。

イライラする自分を責めなくて大丈夫

子供のお風呂嫌いについてお話してきましたが、いかがでしたか?

お風呂がうまくいかず、泣き続ける子供に対してイライライしてしまうパパやママもいるはずです。親といえども人間、頑張っても頑張っても上手くいかないときは、イライラしたっておかしくありません。「大人げない」「私には子育てなんてできない」と自分を否定するのはやめましょう。いつかは楽しくお風呂に入れる日が来ると信じてどんと構えておくと良いですね。