誰よりも大切であったはずの恋人との別れ。どのような別れ方であったとしても心は傷ついてしまいますし、「やっぱりやり直したい」「復縁したい」という気持ちになることもあるのではないでしょうか。
でも、一度別れた彼との復縁は簡単ではありません。新しい恋を見つける方がずっと簡単でしょう。
それでも、「やっぱり彼が忘れられない」「彼以外の男性なんて考えられない」という人のために、復縁できる可能性を高める方法や、そのために守るべき姿勢をご紹介します。
復縁に繋がりやすい「別れの理由」が存在する!
恋人同士が別れを迎える理由は様々ですが、その中にも「復縁しやすい別れ」や「復縁はしにくい別れ」があります。なぜなら、人は最後に受けた印象で全体の印象が左右されてしまいやすいからです。
どれだけ愛し合った恋人同士であっても、負の感情を全力でぶつけてしまうような別れ方をした場合は、今までの楽しい思い出も全てそのときのあなたで上書きされてしまい、二度と復縁を考えては貰えないでしょう。
逆に言えば、別れ際の印象が悪いものでなければ復縁に繋げられる可能性が高いということです。
具体的には、以下のような別れ方の場合、復縁できる可能性もゼロではありません。
1.自然消滅や倦怠期を乗り越えられなかったことが原因の別れ
彼との時間がマンネリ化してきて、刺激やときめきが感じられなくなってしまう倦怠期やそれによる自然な別れ。または、仕事や趣味など一時的に恋愛より優先したいものができてしまったから故の別れは、お互いに関心がなくなってしまっただけで嫌いになって別れたわけではありません。
彼の中で失われてしまったあなたへの関心やときめきを取り戻すことができれば、復縁の可能性が高まります。
2.遠距離など環境が原因の別れ
物理的に会うことが難しくなってしまう遠距離恋愛など、自分達ではどうしようもない周りの環境による別れの場合、どうしてもお互いの考えや気持ちが伝わり辛くなってしまいますが、本人たちに何か問題があったわけではありません。
お互いがその環境に一番問題があったのだと思うことができていれば、その環境の問題を解決する方法さえ見つかれば復縁することができるでしょう。
3.同棲していた恋人との別れ
遠距離とは逆に、「失ってわかる大切さ」を一番痛感するのが、同棲していた恋人との別れでしょう。
部屋の家具や小物、周りの景色やよく歩いた道など、どこを見ても二人の思い出が残っていますので、大きな喪失感を抱くものです。特に、あなたが出て行ったパターンが顕著で、自分で何もしなくても相手が勝手に気持ちを高めてくれるので、復縁も比較的容易です。
4.相手からの束縛や嫉妬が原因の別れ
過度な嫉妬や束縛とは、すなわち信頼関係の崩壊です。しかし、裏を返せばそれだけ熱烈にあなたのことを愛している証拠。
それによって振られてしまったとしても、彼の中にあるあなたへの思いはそう簡単に消えてしまうものではありません。むしろ、手を離れてしまったからこそ、あなたの状況や気持ちを知ることもできず、口や手を出すこともできず悶々としたままになってしまいます。彼の方から復縁を求めてくることも少なくないでしょう。
5.彼に好きな人ができたことが原因の別れ
彼にほかに好きな人ができてしまった場合、もう復縁は無理だと諦めてしまいそうですが、あなたにはこれまでのお付き合いでつみ重ねてきた、彼の性格や行動パターン、リアクションなどの情報がありますよね。これは大きなアドバンテージです。
彼が好きな人から思うような反応が返ってこず落ち込んでいるときや、アプローチを続けるモチベーションが低下しはじめたときなど、タイミングを見計らった最適なアプローチができるのは、あなただけでしょう。
6.あなたから切り出した別れ
振った人間から「やり直したい」というのは、心理的にもハードルが高いものですが、感情的にならず冷静に別れを告げることができたのであれば、相手はあなたを恨んだりはしていないはずです。振られることによって「自分の何がいけなかったのか」と、自分自身と向き合うこともしているでしょう。
同時に、あなたにとっても「離れて初めて気付いた彼の大切さ」があるから復縁したいのですよね。ですから、その気持ちをきちんと相手に伝えることで「自分も同じことを考えていた」と受け入れてくれる可能性があります。
復縁に向けた心構え
復縁できる可能性のある別れ方を6つご紹介しましたが、どの別れ方でも実際に復縁するのはかなり難しいことです。どうしても復縁したいという人は、次の3つの心構えを胸に刻んで行動するようにしましょう。
1.自分の欲求や感情を抑える
仕事やプラーベードで何か問題が起こったり、辛いことがあったりすると、つい慰めて欲しくなったり甘えたくなったりして、別れた彼氏に連絡をとってしまいがちですが、こういった自分の感情を優先した行動は逆効果です。
自分の欲求や感情はできるだけ抑えるようにしましょう。
2.相手から復縁したいと思わせるようにする
そもそも彼に復縁したいという意志がない限り自分から復縁を持ちかけても無駄ですし、余計にこじれてしまうだけです。
復縁したいがために彼を説得しようとしたり、話し合うためにコンタクトを取ろうとしてはいけません。無闇にアピールするのではなく、自然に彼に復縁したいという気持ちを湧かせるようにしましょう。
3.復縁は一朝一夕ではいかないものと心得る
人間、そんなに簡単に気持ちが変わるものではありません。一度別れた相手と復縁したいという気持ちにさせるためには、長い時間が必要です。一年を目安に、焦らずじっくり行動していきましょう。
復縁に繋げるために取るべき行動
復縁に向けた心構えをしっかり頭に入れたら、復縁に向けて行動していきましょう。復縁に繋げるために取るべき行動は、別れを切り出した(切り出された)ときからはじまっています。大切なのは、彼の中のあなたの印象を悪くしないことです。
1.まずは別れを受け入れる
復縁をしたいということは彼に対してまだまだ未練があるということですが、特に彼から別れを切り出された場合、それを伝えて縋ったところで彼にはストレスにしかなりません。
復縁を成功させるためにも、できる限りあっさりと別れを受け入れて彼に悪いイメージを植え付けないようにしましょう。
逆に、彼の気持ちに理解を示して受け入れることで、彼に対して「理解してもらえた」というプラスの印象を与えることができます。価値観は人それぞれなので何もかも全て理解して受け入れる必要はありませんが、できる限り彼の気持ちに寄り添う姿勢を見せることは大切です。
2.彼に謝罪と感謝を伝える
彼から別れを切り出されたにせよあなたから切り出したにせよ、そこには何かしらの理由があるはずです。心当たりがあれば早い段階で謝罪しておきましょう。ただし、彼の思っているポイントとあなたの思っているポイントがズレている可能性もあり、ズレたことを謝罪されると印象も悪くなってしまいますので、「あなたのお陰で自分の悪いところに気付けたわ。これからは同じことを繰り返さないように頑張るね」とふんわり伝えるに留めましょう。
逆に、彼への感謝はできるだけ具体的に伝えましょう。彼にしてもらって嬉しかったことや、彼と過ごした楽しかった日々について「ありがとう」「嬉しかった」と具体的に感謝を伝えることで、彼に自信を持たせ、あなたの悪いイメージを取り除くことにも繋がります。
3.笑顔で別れる
別れ話というのは重く悲しいものですが、暗い顔をしているよりも素敵な笑顔を見せた方が、ずっと印象が良くなります。
彼の気持ちに理解を示すときや感謝の気持ちを伝えるとき、そして特に忘れてはいけない別れ際も、心からの笑顔を彼に向けるようにしましょう。
ただし、「自分と別れるのが嬉しい」と取られてしまうような笑顔はNGです。大切な彼を送り出すような、お互いに前に向かって歩き出すような気持ちの笑顔でいることが大切です。
4.感情的になりそうだったら気持ちを落ち着ける
別れ話の席ではどうしても感情が先走ってしまいがちですが、自分の感情をそのまま口に出したり、売り言葉に買い言葉になってしまうと大失敗してしまいます。
できるだけ冷静になることで、お互いの気持ちをきちんと理解することができ、不必要な気持ちのすれ違いを減らすことができます。
感情的になってしまいそうであれば、一旦席を外して深呼吸をしたり、飲み物を飲むなどして気持ちを落ち着けるようにしましょう。
5.友達関係は維持する
別れたからといって自分の電話番号やメールアドレスを変えたり、彼を着信拒否したり、SNSでブロックしたりといったことはせず、彼からの連絡はいつでも受けられる状態を維持して「恋人」から「友達」という新たな関係を築きましょう。
それにより、彼はより楽な気持ちであなたと向き合うことができますし、これまで気付けなかった(忘れていた)あなたの魅力を感じ取ってもらいやすくなります。
ただし、不必要なやり取りは復縁の足かせとなります。彼からの連絡は受けられるようにしつつ、あなたの部屋にある彼の私物や彼から借りているものなどは全て清算しておきましょう。
6.精神的な余裕を見せる
彼との別れを経験したあと、笑顔で前を向き成長しているあなたの姿を見せましょう。自信にあふれ精神的な余裕を持った人はとても輝いています。そんな輝いているあなたを見ることで、彼の中の喪失感は大きくなり、復縁したいという気持ちが高まります。
7.完全に沈黙を守る
「友達関係を築く」「連絡は取れるようにしておく」「余裕のある自分を見せる」とは言っても、自分からのアプローチは一切してはいけません。一旦彼の前から完全に姿を消し、あなたが今どこで何をしているのか、彼にはまったくわからない状態にして沈黙を守りましょう。
復縁に踏み切るまでの「沈黙」の効果と過ごし方
「完全に沈黙を守ってしまったら、彼は私を忘れてしまうのでは?」と思われるかもしれません。
でも、その「沈黙期間」の過ごし方次第で、復縁の可能性を高めるすごい効果が現れるんです。
沈黙期間中は、相手に自分の情報が漏れないようSNSなどは一切更新しません。LINEも「既読スルー」ならぬ「未読スルー」が鉄則です。共通の友人・知人から情報が流れることも避けた方が良いでしょう。もしどこかで偶然会ってしまうことが会ったとしても、軽く挨拶する程度に留めてすぐにその場を去ります。
職場が同じなど、どうしても接しなければいけない事情がある場合、仕事中のみビジネスモードで接し、それ以外では完全に沈黙を守るという形にしましょう。
誕生日やクリスマス、年明けなど、季節のイベントの日には、沈黙期間に入って2ヶ月以上経過している場合に限り1通のみメールやメッセージを送ります。ただし、彼からの返事には一切返信はしません。
沈黙期間が半年を過ぎ、彼の中であなたの悪い印象や復縁することによるリスク(あなたが結婚を迫る/束縛が激しいetc.)が減っていたり、手が届きそうで届かないもどかしい距離感を感じていれば、彼の方から連絡を取ってくるでしょう。
もしなければ、こちらから何気ないメールやメッセージを1通送って、彼の出方を見ます。思いっきり食らいついてくるようであれば、その時が復縁のタイミングになるかもしれません。
もし気のない返事しかない場合は、あと半年程度沈黙期間を続けてみましょう。
別れ方と別れたあとの行動さえ間違えなければ、復縁は不可能ではありません。
綺麗に別れて沈黙を保ち、成長し輝くあなたを見せることで、少しでも彼に好印象を与え、彼から「復縁したい」と思ってもらえるように頑張りましょう。