【足裏ブス卒業】かかとのガサガサひび割れを解消する2つの方法

かかとがガサガサでひび割れている状態だと、特に夏など素肌をさらすことの多い時期には気になってしまいますよね。

酷くなると痛みを伴うこともあるので、正しい対策法を知っておきたいものです。まずはひび割れが起こる原因を解説し、それを解消する方法、そして医療機関へ通うかどうか判断する正しい基準をお伝えします。

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かかとのガサガサひび割れはなぜ起こる?

主な理由は、肌の乾燥です。かかとは人間の身体をおおう「皮脂膜」が出来にくく、もともと乾燥しやすい場所です。また、古い角質層が重なって硬くなり、結果その部分が乾燥してひび割れが起こっている可能性も考えられます。

その他には水虫(白癬菌)によって引き起こされることもあります。いつも粉を吹いたような状態で乾燥していたり、足裏・足指間に痒みを感じる・乾いた水疱が弾けた跡があるなどの状態が続く際は水虫(白癬菌)の感染を疑う必要があります。

【足裏ブス卒業】かかとのガサガサひび割れを解消する2つの方法

かかとのガサガサひび割れを解消する方法

・保湿クリームを塗る

保湿クリームといっても、全てのものがかかとのガサガサひび割れに効果的なわけではありません。保湿成分の種類について正しい知識を持っていることが必要になります。

保湿成分について知る上で欠かせないのが、肌の仕組みに関する知識です。私たちが通常「肌」と呼んでいるものは、重なった「角質細胞」とその間を埋める「細胞間脂質」が合わさってできる「角質層」を指します。

この角質細胞内の水分を保ち、肌の潤いを促してくれるのは「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「アミノ酸」など一度は耳にしたことのある成分たち。そしてその角質細胞の間を埋める細胞間脂質は「脂肪酸コレステロール」と「セラミド」という成分が合体することにより潤いを保っています。

そのため肌の潤いを取り戻すには、この肌の仕組みを利用したケアが欠かせません。角質細胞内の水分を保ってくれるヒアルロン酸・アミノ酸・コラーゲンなどを含んだ保湿クリームと、セラミド含有の保湿クリームダブル使いすれば、肌に不足した潤いを与え閉じ込めることができます。

・食生活に気を配る

肌の乾燥を改善するには、身体の内側からのケアも重要です。肌の乾燥の改善に繋がるのは、「セラミド」「ビタミンC」「ビタミンA」を食事の中で積極的に摂ることです。

セラミドは豆類やこんにゃく・しらたきなどに多く含まれています。一方コラーゲンの成長を助ける作用、老化防止の抗酸化作用も持つビタミンC、はパセリやケール・ブロッコリー・赤ピーマンなどの野菜、そしてアセロラやイチゴなどの果実に多く含まれています。また粘膜を潤す働きで乾燥対策にもなるビタミンAは、レバーやうなぎなどに多く含有されるています。

神経質になる必要はありませんが、毎日の食事の中で少し気をつけて上記に挙げた食品を取り入れてみるなど、できる範囲で変化をつけてみましょう。肌の乾燥に効く栄養素・食品を知っているだけで、買い物の際も自然と手に取るものが変わってくるはずです。

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こんな場合は医療機関へ

上記のガサガサひび割れ改善方法を2~3週間試してみても改善が見られない場合には、医療機関(皮膚科)の受診も考慮に入れましょう。悪化すると歩くだけで違和感や痛みを感じるまでに進行してしまいます。痛みを感じるかかとをかばって歩き方や姿勢が変化すると、腰や背骨など身体の別の箇所にも弊害が出てくる可能性は否めません。

症状が進むと、ガサガサひび割れの原因が肌の乾燥から来ているのか、はたまた水虫が原因となっているのかは医師にも見分けがつきにくいといいます。

また水虫が原因だった場合、患部の状態によっては治療が困難になる場合もあるほどです。保湿クリームの塗布・バランスのとれた食生活を取り入れても、これはしばらく治りそうにないと感じ始めたら、躊躇せず近くの皮膚科を受診しましょう。

【足裏ブス卒業】かかとのガサガサひび割れを解消する2つの方法

美容の大敵!冷えにも十分に注意して

よく知られているように、身体や肌の不調の原因になる冷えは、美容の大敵。身体が冷えて血の巡りが悪化すると、肌再生のサイクルが乱れ乾燥を招きます。対策としては家の中でも分厚い靴下をはく、半身浴・足浴をする習慣をつける、身体を温める作用のある食品を摂るなどの方法が効果的です。

肌は身体の内側の状態がそのまま現れる、大切な健康のバロメーター。冷えに気をつけて身体の血行を良くし、かかとも他の部分も、内側から輝く健康的な肌を目指したいものです。

他のどんな症状にも共通することですが、かかとのガサガサひび割れは早期発見・早期処置が大切です。酷くなってきたと感じたら自己判断で「大丈夫だろう」と放っておくのではなく、医療機関を受診するなど専門家の意見も取り入れて、最善の方法を見つけましょう。