そろそろ紫外線が気になる季節がやってきましたね。年中降り注いでいるとはいえ、やはり夏の季節には徹底的な対策が必要となってきます。しかし、そんな紫外線対策である日焼け止めを使う際、肌が敏感な方はさまざまなことに注意しなくてはならなくなります。
肌を健やかに保つため、美容のために使用する日焼け止めが肌に負担とならないよう、なるべく刺激を抑えたものを使うのが理想なのです。そこで今日は、敏感肌の方でも安心して使える“低刺激性日焼け止め”を7つご紹介していきます。
まずは日焼け止めを選ぶうえでのポイントから解説していきましょう。
どんな日焼け止めを選ぶべき?
1.ケミカルフリーのもの
紫外線の肌への浸透を防ぐ役割がある紫外線吸収剤。この成分が含まれていないものをケミカルフリーやノンケミカルと表します。
紫外線を予防してくれるのにどうしてフリーのものを選ぶ方が良いのかというと、肌への負担が大きいためです。敏感肌の人は少しの刺激でも肌に異変が生じてしまいやすい状態です。たとえ紫外線を防ぐためであっても、それが肌に良いことばかりをもたらしてくれるのかというとそうではありません。
ケミカルフリーの日焼け止めは、紫外線散乱剤が含まれています。効力は弱いものの、肌にダメージを与える心配がないのでおすすめです。
2.添加物があまり含まれていないもの
肌を保護する役割のあるバリア機能。それを妨げてしまうのが添加物といわれる成分です。合成界面活性剤やポリマーなどはなるべく避けましょう。
また、アルコールにも要注意!肌が弱い方にとって赤みを引き起こしたり、炎症の原因にもなる恐れがあります。
3.カット力は強すぎないものが◎
カット力が強い=絶対に紫外線を通さないと思われているかもしれませんが、そうではありません。日焼けまでの時間を延ばしたり、防ぐ効果が高いという意味です。
SPFの後ろに記載される30や50という数字は、塗らない状態より焼けるまで何倍時間がかかるかを示し、PAの後ろに表示される+の数によってその効力を示しています。
カット力はこの数字や+の数が大きいほど高くなりますが、その分負担も高くなってしまいます。海へ行くなど、長い時間日光を浴びることがないのであれば、高すぎないものを選ぶ方が肌にとっては良いといえるでしょう。
おすすめの低刺激性日焼け止め
1.キュレル UVミルク
敏感肌のスキンケア製品で有名なブランドなだけあって、日焼け止めも安心して使うことが出来ます。おすすめポイントはセラミドケアが叶うということ。
乾燥肌の方でもつっぱらず伸びが良いテクスチャーなのも◎。肌が敏感な方に程使っていただきたい製品です。
2.NOV UVミルクEX
クレンジングが楽で、お湯で落とせる優しい日焼け止めです。ミルクタイプは特に負担が抑えられていて、お子様でも使用できます。
3.アクセーヌ
皮膚科でもおすすめされているほど、肌トラブルを起こしにくい日焼け止めです。汗っかきの方にも安心なウォータープルーフ処方。毎日のお化粧を落とすのと同じようにクレンジングすればオフすることができるため、手間もかかりません。
4.HANA
ウェアルーUVという製品は、オーガニックながらしっかりとUVケアもしてくれる優秀な日焼け止めです。下地としても使えてうるおいを保つ力も高い製品です。
5.オルビス
スムースマットベースという製品は、毛穴をカバーしてくれる下地なのですがUVカットの役割も担っています。ニキビなどもできにくく、サラッとした付け心地なので夏場でも安心です。
6.アロベビー
ベビーメーカーではありますが、UV&アウトドアミストという商品は、虫よけも兼ね備えた日焼け止めです。赤ちゃんに使用できるというだけあって、肌には本当に優しい成分だけでできています。
7.無添加工房岡田
植物由来で肌への刺激をぐっと抑え、万が一口に入っても心配ないというほど成分にこだわって作られたのが岡田UVミルク。
外で軽くスポーツするレベルの紫外線にまで対応ができるのに、ケミカルフリーという優秀な製品です。
日焼け止めの正しい塗り方
では最後に、効果をしっかりと与えることができるよう正しい塗り方についてもみていきましょう。
適量を守る
クリーム状なら大粒真珠2つ分、ミルク状なら500円硬貨大分が適量となっています。もちろん製品によっては推奨量が異なってくるため、それをきちんとクリアしておく必要があります。
少なすぎてもいけませんが、多すぎても負担を与えてしまうだけになります。
数回塗りなおす
例えウォータープルーフであっても、長時間汗をかいたり、タオルで拭いたりを繰り返していると、どうしても効力はなくなってきてしまいます。ミストタイプのものなどを利用して、塗り直す癖をつけるようにしてください。
また、化粧品も該当しますが、古すぎる製品は使用しないようにしましょう。天然成分由来のものほど寿命も短くなります。ワンシーズンで使い切れる量だけ買っておくなど、工夫しながら対策していってくださいね。