髪に栄養を与え、ダメージをカバーしてくれるトリートメントは美しい髪をキープしたい人に欠かせない存在です。
その一方で、トリートメントは髪の状態に合ったものを選ばなければ、髪のトラブルが悪化することもあります。
今回は、トリートメントの選び方やおすすめのトリートメントについて解説いたします。
トリートメントの種類と選び方
トリートメントを選ぶときは、種類や成分、香りに注目してみましょう。
トリートメントの種類
トリートメントには洗い流して使うインバストリートメントと洗い流さずに使うアウトバストリートメントがあります。それぞれの特徴を確認していきましょう。
インバストリートメント
インバストリートメントは髪に栄養を与えてくれるトリートメントです。洗い流して使うため、効果が現れるまでに時間がかかり、シャンプーとの相性で、十分に効果が発揮されないこともあります。
アウトバストリートメント
アウトバストリートメントはドライヤーの熱や紫外線などから髪を守ることを目的として作られたトリートメントです。
ツヤを出したり、指通りを良くしたりする効果に即効性を期待できますが、髪に栄養を与える力はインバストリートメントよりも弱いことには注意しなければなりません。
トリートメントの選び方
トリートメントは自分に合ったものを使うことによって効果を高められます。
髪の状態に合わせて選ぶ
髪の乾燥がひどく、パサつきや枝毛がある場合はシリコンが入ったしっとりタイプのトリートメントを使いましょう。
しっとりタイプのトリートメントで髪をケアすると、少しずつまとまりが出て、パサつきが目立たなくなります。
反対に、髪にハリやコシがない人はしっとりタイプのトリートメントを使うと、さらにボリュームが失われる可能性があります。
ハリやコシをアップさせたい人はノンシリコンタイプのトリートメントを使い、ふんわりとしたボリュームを出すと良いでしょう。
また、カラーリングやパーマを繰り返してダメージを受けているときは、専用のトリートメントを使うのもおすすめです。
専用に作られたトリートメントを使えば、カラーリングやパーマの持ちも良くなるでしょう。
好みの香りで選ぶ
トリートメントは定期的に使うものです。どれだけ良い成分が入っていても、香りが苦手であればヘアケアが嫌になって続けられないので、お気に入りの香りのトリートメントを選ぶことも大切です。
お気に入りの香りに癒されてストレス発散できれば、血行が良くなって美しい髪が生えてくるようになることもあります。
人気のトリートメント
髪の傷みをカバーしてくれる人気のトリートメントを5つご紹介します。
うるうるしたい日のトリートメント
ロレッタの「うるうるしたい日のトリートメント」は洗い流して使うタイプのトリートメントです。
保湿力の高いシアバターや天然のオイルが配合されているため、乾燥でパサパサになっているときに使うと、指通りのよいなめらかな髪に近づけるでしょう。
トリートメント後はダマスクローズの香りが長時間ふんわりと香るのも嬉しいです。
オイルイントリートメント
ディアボーテの「オイルイントリートメント」はプレミアムヒマワリオイルEXを高濃度で配合した洗い流すトリートメントです。
傷みによって不足しがちな髪の油分や水分を補い、バランスを整えてくれるので、まとまりのある艶やかな髪に近づけます。
リラックスできるエレガントフローラルの香りなので、ヘアケア中にリラックスしたいときにもおすすめです。
ふんわりボリュームケアトリートメント
紫外線などの影響を受けると、内部のタンパク質や水分を守るキューティクルが剥がれて髪のボリュームがなくなってしまうことがあります。
いち髪の「ふんわりボリュームケアトリートメント」はキューティクルの不足をカバーしてくれる成分が入っていることが特徴です。
このトリートメントを使って髪に栄養が蓄えられると、ボリュームが不足している人も少しずつ髪がふんわりとしてくるでしょう。
さわやかでリラックスできるザクロや桜の優しい香りも魅力的です。
モロッカンオイルトリートメント
モロッカンオイルトリートメントは洗い流さないタイプのオイルベーストリートメントです。
保湿成分のアルガンオイルや髪に栄養を与えるビタミンが配合されているので、使うとすぐに指通りがよくなり、まとまりのある髪に仕上がるでしょう。
使い続けると、髪が素早く乾くようになるので、ドライヤーによるダメージも軽減できます。
インテンシブ ヴィタミルク
パンテーンの「インテンシブ ヴィタミルク」は毛先まで傷んでしまっている人に向けて作られた洗い流さないトリートメントです。
髪の内側に栄養を与えるので、傷みをカバーする力が強く、傷みが激しいときも、しっとりとまとまりのある髪に導いてくれます。
さわやかさと甘さを感じるフルーティフローラルの香りで、ヘアケア中の癒し効果を期待できるでしょう。
傷みが治るわけではない!
トリートメントをすると、髪がサラサラになって指通りが良くなったり、髪にボリュームが出たりします。そのため、トリートメントをしていれば、髪の内部が修復されると思っている人も多いです。
ところが、トリートメントをすると、髪の内部の傷みが修復されるというのは本当ではありません。
髪の外部をコーティングするため、一時的には髪の状態が良くなったように感じますが、内部の傷みは残っています。
髪の傷みを修復したいときは傷んでしまったところをカットし、定期的なトリートメントをして美しい髪をキープしましょう。
ダメージを避けたいときは、カラーリングやパーマなどの施術は避けた方が良いです。
トリートメントで髪の傷みをカバーしよう
髪がパサパサだったり、絡まっていたりすると、おしゃれに見えず、不潔な印象を持たれることもあります。
髪の傷みが気になった人はトリートメントでカバーし、ツヤのあるなめらかな髪を目指しましょう。