乾燥肌の方のメイクに関する悩みは多いのですが、中でも「ファンデーションが浮いてしまう」という声はとてもたくさんあがっています。いったいどうして乾燥肌だと浮いてしまうのでしょうか。
乾燥肌だとファンデーションが浮いてしまう理由をご紹介いたします。また、ファンデーションの種類や選び方、おすすめ商品もご紹介します。
乾燥肌でファンデーションが浮く理由
化粧のノリが良いという時は、ファンデーションが肌にピッタリと密着している状態で、肌とファンデーションの間に隙間は存在しません。そういった状態にするには、しっかりと潤いがありキメが整っていなければいけません。
乾燥肌になってしまうと、お肌は自己防衛本能が働き、外的刺激から肌を守るために過剰に皮脂を分泌してしまいます。その皮脂(油分)が、肌とファンデーションの間に隙間を作る原因です。
隙間ができると、ファンデーションが浮きやすく、皮脂と混ざり合って化粧が崩れをおこします。
ファンデーションは、お肌のコンディションがしっかりと整っている状態で使用することが前提となっています。元の土台となる部分が不安定な状態となってしまっている所にファンデーションをつけても、浮いてしまうのは当然のことだということです。
まずはファンデーションの土台となるお肌の状態を整えるために、しっかりとスキンケアすることが大切です。
ファンデーションの種類は?
ファンデーションにはいくつか種類がありますので、一つずつ詳しくご紹介いたします。
1.パウダーファンデーション
固形タイプで、ケースに入れて携帯することができるファンデーションになります。お化粧を直す時にとても便利で、肌への負担も少なくなっています。メイクが初めての方も使いやすく、最近のパウダータイプはとても着け心地が軽いと人気です。
余分な皮脂を吸収してくれるので、化粧崩れを防ぐ効果も期待できます。ただし厚塗りしすぎたりすると、崩れやすくなってしまうので注意が必要です。
2.リキッドタイプファンデーション
肌にピッタリ密着し、気になるシミやシワをカバーすることができます。乳液のようなテクスチャーの物が多く、高い保湿力があります。メイク仕立て感を長時間キープできます。とても優秀なのですが、ついつい重ね塗りなどをして厚塗りになりやすい傾向があります。
3.クリームタイプのファンデーション
リキッドタイプよりもこってりとしていて、肌にピタッと密着しやすいファンデーションです。優れたカバー力で、気になる毛穴やニキビ跡もしっかりとカバーして目立たなくしてくれます。
とにかく保湿力とカバー力に優れているので、なかなか化粧直しが出来ないという人におすすめのファンデーションです。ただし、肌にしっかりと馴染ませないとムラになりやすいというデメリットがあるので、メイク初心者の方には少しだけハードルが高くなります。
4.エマルジョンタイプファンデーション
先にご紹介している「リキッドタイプ」と「クリームタイプ」を練り状にしてコンパクトになっているもので、携帯しやすくさせたものになります。肌にのせて馴染ませるとパウダータイプのファンデーションを使用したような仕上がりになります。お肌のタイプを選ばないので、どんなお肌も艶感のある肌にすることが可能です。
5.クッションタイプファンデーション
最近よく見かけるようになり、じわじわと人気がでてきているのが、このクッションタイプファンデーションです。カバー力に欠けるので、他のタイプよりもメイク直しをこまめに行わないといけませんが、下地なしで使えるので時短メイク派を中心に人気が広がっています。
リキッドタイプファンデーションをすでにスポンジに染み込ませている形になるので、手を汚さずにファンデーションを塗ることができます。
6.ミネラルファンデーション
下地を塗らなくても良いものが多く、シリコンなどを使っていないため、肌に優しいファンデーションです。クレンジングを使わなくても洗顔料で落とせるものが多く、お肌の弱い方でも使えるという特徴があります。
7.BBクリーム
もうすっかりメジャーとなりました。美容成分や紫外線カット効果がある成分などが含まれているものが多く、しっかりとお肌の保湿と再生を促進させてくれるものとなります。
8.CCクリーム
BBクリームとの違いがわからない方が多いようですが、こちらはお肌の色を補正してくれるものになります。よりナチュラルで健康的なお肌に仕上げることができるので、ちょっとコンビニに行く時にスッピンで出たくないという方にピッタリです。
ファンデーションの選び方
乾燥肌の方がファンデーションを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介いたします。
1.クレンジングが不要のもの
クレンジング剤は洗浄力が強いものが多いです。そういったものをメイクをする度に使用していると、お肌に必要な油分まで洗い流してしまい、乾燥の原因となります。ミネラルファンデーションなどはクレンジングは不要。お肌の負担を減らせます。
2.保湿成分配合のもの
ファンデーションにも、ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの保湿成分が含まれているものがあります。乾燥肌の方がファンデーションを選ぶ際は、その商品に含まれている成分もしっかりとチェックしておいてください。
3.肌に負担をかけないもの
化粧もちが良い物はどうしてもそれなりの成分が含まれています。シリコンや界面活性剤、防腐剤などの成分は、乾燥肌の方にとっては肌トラブルの元となってしまいます。できるだけこういったものが使用されていないものを選ぶようにしましょう。
4.伸びが良いもの
ファンデーションそのものの伸びがよくないと、どうしてもお肌の上でこすってしまいます。それが肌のキメの乱れにつながるので、乾燥が悪化する可能性があります。乾燥肌にとって摩擦はNGです。できるだけ伸びが良い物を選ぶことで、肌をこすらずにファンデーションを均一に伸ばしていくことができます。
おすすめのファンデーション
乾燥肌の方でもファンデーションが浮くことなくきれいに仕上がるおすすめファンデーションをご紹介いたします。
1.オンリーミネラル
ミネラル100%のファンデーションで、発売以来大人気の商品です。お肌にしっかりと密着し、シミや毛穴をカバーするため、きれいな仕上がりを期待できます。このファンデーションの最大の特徴のひとつが、「つけたまま寝っても大丈夫」という点です。それだけおはだに優しいという証拠になります。
2.クレ・ド・ポーボーテ
「タンプードルエクラ」という名前のこのファンデには、スキンケア成分が配合されています。乾燥肌でも、メイクしたばかりのような美しい肌を長時間キープできます。
3.資生堂 シンクロスキン グロー クッション コンパクト
大手コスメブランド、資生堂が販売。リキッドファンデをクッションにしみこませていて、お肌のきめや毛穴を整えつつ、潤い感があり艶やかな肌に仕上げることができます。
天然由来成分を配合しているので、乾燥や紫外線からお肌をしっかりとガードしてくれるファンデーションになります。カバー力と化粧もちの良さは口コミでも話題になっています。
4.マキアレイベル 薬用クリアエステヴェール
SPF35で、保湿成分も豊富に含まれています。保湿成分として、コラーゲンやヒアルロン酸などが使用されており、メイクをした後もしっかりとお肌の潤いをキープすることができます。薄づきでもカバー力があるのが特徴です。
5.コスメデコルテ ラクチュール ルースファンデーションN
「ピュアブライトパウダー」「凹凸補正パウダー」を配合しています。ルースファンデーションには珍しく、カバー力も保湿力も優れています。
乾燥肌改善の為のスキンケアも大切!
保湿成分や美容分が配合されているファンデーションがおすすめになりますが、それ以前に乾燥肌を改善する為のスキンケアを行うことも重要です。メイクの土台ともなる肌のお手入れも重要なポイントとなります。
当たり前のことですが保湿を心がけるとともに、規則正しい生活をし、お肌のターンオーバーが乱れないよう意識しておいてください。ファンデーションを選ぶ際、乾燥肌なら、自分のお肌に合ったものを選ぶのが鉄則。成分も忘れずにチェックしましょう。