心に闇を抱えてしまう人の特徴とは?

多くの人が抱えているといわれる「心の闇」とはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、心の闇を抱える人の特徴や心の闇の解消法などについてご紹介します。

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「心の闇」とは?

現在は、多くの人が心に闇を抱えているといわれています。「闇」とは光のない状態です。すなわち「心の闇」とは、心に光がなく、常に暗い感情を抱いてしまうことを指しているのです。

具体的には、劣等感や不安、恨み、恐怖、自己嫌悪などマイナスの感情に陥りやすい人が心の闇を抱えているといわれます。

これらの感情は誰にでも生まれるものなので、すべての人に心の闇を抱える可能性があるのです。

心に闇を抱えてしまう人の特徴とは?

抱えてしまう人の特徴と原因

誰でも一時的にマイナスの感情を抱くことがありますが、常にマイナスの感情に心が支配されている場合は「心の闇」を抱えていると考えられます。

心の闇を抱えている人の特徴や原因を見ていきましょう。

心の闇を抱えてしまう人の特徴

心に闇を抱えている人には共通点があります。心の闇を抱える人の特徴を確認します。

常ににこにこしている

心に闇があっても笑顔を見せないわけではありません。むしろ、心の闇を抱える人は常ににこにこと笑顔でいる傾向にあります。

心に闇を持つ人が笑顔でいるのは、自分を良く見せるためです。

暗い人だと思われたり、嫌われたりしないために笑顔を心がけ、不満を顔に出さないので、闇が深い人こそ、他人から心に闇を抱いているとわかりにくいのです。

突然、感情を表に出す

心に闇を持つ人は周囲の視線を気にするため、感情を表に出さないことが多いです。

しかし、常に感情を心の奥に押し込んでいると、限界に達します。感情のコントロールが限界に達すれば、突然「わー」と叫んだり、二重人格のように感情を表したりすることも少なくありません。

なお、心に闇を抱えている人は、感情を表に出した後に自己嫌悪に陥ることが多いです。

「なぜ、あの時文句を言ってしまったんだろう」などと自己嫌悪に陥ると、さらに心の闇が深くなって、感情のコントロールも難しくなります。

周りの視線が気になる

心の闇が深い人は常に周りからの視線が気になります。

電車に乗っているときに「周囲の乗客から自分はどう思われているんだろう」と考えたり、必要以上に自分の外見に対して悩んだりしている人は心の闇が深いでしょう。

物事をネガティブにとらえる

物事をマイナスにとらえがちな人も心の闇を抱えてしまう傾向にあります。

例えば、仕事で移動があった場合、成績が評価されて移動を命じられたと考えるのではなく、根拠もなく左遷されたと考えてしまう人は心の闇を抱えていることが多いです。

悪い経験を忘れられない

私たちは生きていくうえで、失敗したり、辛いことや悲しいことを経験したりします。多くの人は時間とともに嫌な思い出を忘れることで、心の安定を保っているのです。

ところが、心の闇を抱える人は失敗や辛い経験を忘れられません。嫌な思い出がいつまでも残っていると、心が不安定になってしまうのです。

ストレスをため込む

現在の日本は「ストレス社会」であり、ほとんどの人が仕事や人間関係などにストレスを抱えていると考えられています。

人に相談したり、趣味を楽しんだりして上手くストレスを発散できない人はストレスが蓄積されて、心の闇を持ってしまうのです。

また、心の闇を持つ人は感情を表に出さずに辛いときも笑顔でいることが多いので、闇が少ない人と比べてストレスが溜まりやすいと考えられます。

無理に笑顔を作ることで蓄積されたストレスを発散できなければ、心の闇はさらに深まっていくでしょう。

心に闇を抱えてしまう人の特徴とは?

行動と考え方が一致しない

心の闇が深くなると、心のバランスを保てなくなります。

心では友達と遊びに行って楽しもうと思っていても、実際には会話を楽しめなかったり、早く帰りたいと思ったりする人は心の闇を抱えていると考えて良いでしょう。

他人を信じられない

心の闇を持つ人は他人を信じることが苦手です。家族や恋人、親友などにも本音を離せず、自分を良く見せるためにうそをついたり、頑張りすぎたりしてしまいます。

心の闇が深くなると「休日は何をしているの?」などのような簡単な質問にも「いろいろ」などと答えを誤魔化してしまうことが多いです。

生活が安定していない

仕事が不安定な人や病気を抱える人など、生活が安定していなければ、常に将来に対して不安をかかえています。

不安が大きくなれば、心のバランスを保てなくなって、闇を抱えてしまうでしょう。

依存症に陥りやすい

心に闇がある人は自分の心を上手くコントロールできません。心がコントロールできなくなれば、何かに対して依存して社会生活が難しくなってしまうこともあります。

アルコールやたばこ、買い物、恋愛、ギャンブルなどに依存している人は心の闇が深くなっていると考えて良いでしょう。

心の闇を抱える原因

心の闇を抱えてしまう原因は何なのでしょうか。

過去のトラウマ

いじめられたり、人から騙されたりすると、心に大きな傷を負います。

例えば、友達からいじめられたり、信頼していた人から裏切られたりすると、人を信じられなくなります。

いじめや裏切りを経験した人は「もう裏切られたくない」という思いから、無意識の間に人と距離を作り、本音を隠すことによって心の闇を深めてしまうのです。

また、親しい人との別れや自然災害などが原因でトラウマを抱えてしまう人もいます。トラウマを経験したことで、ネガティブになって心の闇が深くなることも多いです。

現在のストレス

現在、ストレスや不安を抱えている人も心に闇ができやすいです。

仕事のプレッシャーや病気などに悩んでいると、心に余裕が持てないため、心のバランスをコントロールできなくなって、闇が深まっていきます。

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心の闇を解消する方法は?

心の闇を自覚している人はどのような方法で解消すると良いのでしょうか。心の闇の解消法を見ていきます。

信頼できる人に相談する

信頼できる人がいるなら、自分の正直な気持ちを聞いてもらいましょう。過去のトラウマや現在のストレスについて相談すると、少しずつ心のバランスが取れるようになって闇が晴れてきます。

本音を話す

誰にも嫌われたくないからと本音を隠している人は、本音を伝えてみるのもおすすめです。

「私はこう思っているよ」「こうした方が良いと思う」などと自分の気持ちを正直に伝えると、相手にも伝わって良い関係を築けます。

良好な関係を築けたら、過去のトラウマなどについても相談できるようになるので、心の闇が解消できるでしょう。

人目を気にしない

常に人目を気にして生きていると、心が疲れてしまいます。たまには、素の自分を出して心のバランスを取ってみましょう。

隠していることをさらけ出すと、周りの人が個性として受け入れてくれることも多いです。

自分に自信を持つ

自分に自信を持つことも大切です。自分に自信がない人は仕事を頑張ったり、おしゃれに気をつかったりして自分に自信を持つと、他人からの視線が気にならなくなってくるでしょう。

自分磨きとして何かに夢中になることで、ストレスを発散できることもあります。

カウンセリングを受ける

どうしても、信頼できる人がいない場合や誰かに相談する勇気が出ない場合は専門家の力を借りることもおすすめです。

カウンセラーに話を聞いてもらうと、心が軽くなって少しずつ闇を解消できるでしょう。

心に闇を抱えてしまう人の特徴とは?

心の闇を受け入れて解消しよう

常に気持ちがモヤモヤとしている人は心に闇を抱えている可能性が高いです。

心の闇に気づいたら、何が原因で闇を抱えてしまったのかを考え、相談したり、本当の自分を出したりして闇を晴らしていきましょう。