テレビで紹介されたことで、一躍話題となったマスクダイエット。マスクをつけるだけで痩せるという話ですが、テレビで紹介していたのはオーダーメイドの高いマスクだし、そのマスクじゃないと痩せられないんじゃない?と思ってしまいますよね。しかしマスクをつけることで様々な効果があり、それはダイエットにもつながります。マスクダイエットの正しい方法と、その効果について詳しくご紹介します。
「マスクダイエット」とは?
マスクダイエットとは、マスクをして日常生活を送ることで、正しい呼吸法ができるようになることから、ダイエットの効果が得られるとされるダイエット方法です。
フィギュアスケート選手の羽生結弦選手が使っているマスクが、ダイエットにも効果がある高機能マスクであるとテレビで紹介されたことから話題になりました。しかしこのマスクはオーダーメイドの高級品で、話題になったことから売り切れも続出しました。
テレビでは、実際にこのマスクをつけて3週間普段通りに生活するというテストを行いました。その結果実験を行った3人の女性は5kgから6kgの減量に成功し、ウエストも驚くほど細くなったのです。睡眠中以外は常にマスクをつけているだけでダイエットができる、それがマスクダイエットなのです。
マスクダイエットの効果
マスクダイエットの効果は、そのマスクに秘密があります。株式会社くればぁがオーダーメイドで作り、販売している「ピッタリッチ」は、医療用などウイルス防止や、PM2.5対策マスクとして販売されているマスクで、マスクが10層構造になっており、0.1マイクロメートル以上の微粒子をシャットアウトするほどの細かいフィルターでできているのです。このマスクをすることで、以下のような効果が得られます。
しっかり呼吸をする必要があり、筋肉が鍛えられる
普段の生活で、私たちは浅い呼吸をしがちですが、マスクをつけることで大きく息を吸う、吐くという腹式呼吸が必要となります。浅い呼吸では横隔膜しか動かしていませんが、大きく息を吸うことで、肋骨や背中の筋肉など、普段呼吸で使っていない筋肉も使う必要があり、その分エネルギーを消費することになります。
大きく呼吸をすることで血液中の酸素が増える
大きく息を吸う、吐くことを繰り返すことで、体に取り込む酸素量が増え、血液中の酸素も増えるので代謝が促されます。運動をして筋肉を動かし、代謝をよくするのと同じ効果が、マスクをしているだけで得られるのです。
間食が減る
マスクによる効果というよりは、マスクをしていることによる相乗効果ですが、マスクをしていることで口に物を入れる機会が減ります。今までは、ながら飲みやながらお菓子などを行っていた人は、マスクを外して口に入れることをしなくなるので、その習慣がなくなるだけでダイエットになるのです。
また食事をしたあと歯磨きをすることで、マスクを外して何かを食べようとする気持ちにストップをかけることができるのでおすすめです。
発汗効果がある
ぴったりと口を覆うため、汗をかきやすくなります。しかしマスクをしたまま運動をすることは、逆に呼吸が苦しくなり危険なので、発汗効果はそれほど期待しないでおきましょう。ただマスクをしていることで、喉の乾燥を防ぐ効果や肌の保湿効果は得られます。
顔やせの効果
自分の息が循環している状態なので、スチームを浴びているのと同じ効果が得られます。
このほか、紫外線対策や唇の乾燥対策などの効果もマスクをしていることで得られます。
マスクダイエットのやり方
それではマスクダイエットのやり方について詳しく見ていきましょう。難しい方法ややり方はなく、マスクをつけていつも通り生活をするだけで大丈夫です。
・マスクはピッタリッチを使用する
・運動中や就寝中はつけない
・食事制限など特別なことはしない
ただマスクをするだけですが、毎日つける必要がありますので、清潔なマスクを常に用意する必要があります。ピッタリッチは100回洗って使うことができる物と、使い捨ての物とがあります。衛生上同じマスクを毎日つけると雑菌が繁殖することになりますので、毎日取り替えるようにしましょう。
マスクダイエットは普通のマスクでもできる?注意点は?
高機能フィルター付きのマスクであれば、呼吸がしづらくなるため、マスクをしているだけで十分なダイエット効果が得られますが、高機能マスクは値段も高く、チャレンジしてみたいけれど難しいという方もいるかもしれません。同じマスクでも、薬局で売っているような普通のマスクでもできるのでしょうか。
高機能のフィルター付きのマスクは、睡眠時や運動の時につけると、逆に呼吸がしづらくなるため使用してはいけません。しかし運動中もマスクをしてダイエットの効果を上げたい、また寝る時に喉の保湿を兼ねてマスクをしたい、といった場合には、普通のマスクを使う方法もあります。
ピッタリッチのようなオーダーメイドのマスクでなくても、高機能のフィルターを利用したマスクもありますので、それを利用してもかまいません。大切なのは深く呼吸をすることなので、意識して腹式呼吸を心がけること、そして顔にあったサイズのマスクを選ぶことです。
低価格のマスクの場合は、顔にフィットしないため、マスクをしても保湿や発汗の効果が得られないことがあります。きちんと顔にフィットし、すき間ができないようなマスクを使うようにしましょう。