女性はいくつになっても女性でありたいと願うものです。その気持ちは、母になっても更年期を迎える年になっても同じだということは、若い世代の方にも知っておいてほしいものですよね。
更年期といえば、女性にとっては辛く苦しい印象があります。月経が終了して、せいせいするとおっしゃる方も多いですが、本当は少し寂しい気持ちになるものです。更年期を迎えた女性が今更バストアップなんて…と思われるかも知れませんが、バストアップに年齢は関係ありません。
バストアップすることで女性としての自信を取り戻し、楽しく生きることができるのであれば、何歳からでもバストアップに励むことは素晴らしいことです。今回は、更年期だからこそ取り組みたい若々しいバストを取り戻す方法をご紹介していきましょう。
更年期に胸が垂れてくる原因
更年期に胸が垂れたと感じる大きな原因としては、ホルモンの減少があります。もちろんその他たくさんの原因から胸は垂れてしまうのですが、更年期に特に垂れを感じたという方は、ホルモン分泌の減少が大きな要因でしょう。
女性ホルモンの仕組み
このホルモン分泌の指示は脳が行っています。生理中や生理前、さまざまなタイミングで変化するホルモンですが、実はその分泌量は恐ろしく少量だということをご存知でしょうか。
生理前に感じる倦怠感やイライラ、心の不安定さなどは分泌されるホルモンの量によって異なるの?と思われる方も多いでしょうが、実際一生の間に分泌される女性ホルモンは大きなスプーン1杯にも満たないとされています。そしてその量は個人によってあまり差がないともされているのです。
更年期にホルモンバランスの変化が訪れるのは、卵巣機能の衰えが原因です。女性の体はホルモンにより変化を受け、左右され、それによって保たれているといえます。
筋肉の衰え・靭帯の損傷・生活習慣
更年期に限らず、筋肉量の低下やバストを支える靭帯の損傷、生活の乱れでバストの垂れは引き起こされます。
胸のほとんどは脂肪によって形成されていますが、当然それを支えるためには筋肉や靱帯の強さが関係してくるのです。弱まれば胸は垂れ、美しいハリのあるバストとはいえないものになってしまうでしょう。
また、見逃しがちなのが喫煙や睡眠といった生活の質です。喫煙は胸に必要な栄養素を破壊してしまいますし、睡眠不足では栄養素を体の隅々に届けることができなくなってしまいます。更年期だけにポイントを置くのではなく、生活習慣の質によってもバストは垂れてしまうということは覚えておきたいですね。
更年期でもバストアップは可能?
ホルモンが減少してしまう更年期にバストアップは不可能では?と感じる方も多いかもしれません。しかし、分泌量をアップさせる工夫はできますし、胸の垂れを改善することは更年期であろうと何歳であろうと可能です。
閉経や更年期も関係ない!
分泌量を一気に増やすことは難しくても、マッサージや食事内容によっては徐々に変化させることはできます。大切なのは、諦めないこと。
どうせもう年だから…。この年になってバストアップなんて無理に決まってる…。と初めから諦めていては、胸の垂れ改善に限らず、何事も願いを叶えることはできないでしょう。時間を要しても、体に変化が表れてくれるまでは信じて続けること。これがもっとも大切だといえます。
更年期でもバストアップする方法
では一体どうすれば更年期でも垂れ胸を改善することができるのか。その方法をご紹介していきましょう。
1.運動不足を解消!エクササイズで筋力アップ
肩甲骨ストレッチ
1.まず両肩に両手をのせます。
2.ぐるぐると前後10回ずつまわしていきましょう。
3.肩甲骨が刺激されているのを感じながら気持ちの良い程度で行ってください。
4.ポイントは腕を回すのではなく、肩甲骨を回すということ。1日3セットが理想です。
リンパを刺激するエクササイズ
1.まず体の後方で腕を組みます。
2.その状態から肘を真っすぐ下に伸ばすように下げていきましょう。
3.ぐーっと下げ、頭は天井方向を見るようにすると効果的です。
合掌ポーズ
1.背筋はしっかり伸ばし、姿勢を意識します。
2.胸の前で両手のひらを合わせ合掌。
3.力を入れながら10秒間息を吐き続けて下さい。
4.次は指先を下側に向けて同様に力をいれていきます。
これら3つのエクササイズはすべてこちらの動画で確認できます。
2.マッサージで血行促進!栄養を届ける方法
1.まずはボディークリームを用意し、両腕全体に塗り込みます。
2.手首から二の腕までじんわり流し、すべて胸に届けるようにさすっていきましょう。
3.もちろん脇の脂肪も胸に集めるよう、ぐっと流していきます。
4.次はお腹です。お腹にもクリームを塗り、下から上へ流すように行ってください。
5.背中も同様に脇の下から手を差し入れ、胸に集めるよう流します。
6.最後に胸にうつり、内から円を描くように下から胸を持ち上げます。
7.バストアップ専用のクリームを胸だけに使用してもいいですが、普通のクリームでも効果は実感できます。
胸だけをマッサージするのではなく、腕やお腹、背中全体から余分な脂肪を胸に届けてあげることがポイントです。このマッサージを行うと上半身の血行も促進され、血液によって運ばれる栄養素をたくさん胸に行き渡らせることができるでしょう。
3.下着をチェンジ!胸に合う支えてくれるブラを使おう
下着は日中だけでなく、夜にも使用することをおすすめします。夜用のブラも販売されていますし、締めつけ過ぎず支え力は抜群な商品も数多く存在します。まずはサイズ測定から始めてみましょう。
いくら良い下着をつけていても、あなたのサイズに合わなければ意味はありません。自分の胸の特徴、サイズ、どうなりたいか、その希望に合う下着探しをしてみてください。
ストレスも大敵!楽しい年の重ね方をしよう
年齢を重ねた方がよく口にするのが、“もう年だから…”“体力もないし、若いころと違って何するのもしんどいのよ”なんていうマイナスな言葉。
そんな言葉を吐き続けていても、楽しい毎日は送れませんよね。40代、50代を迎えたからこそ楽しいこと、始めてみませんか?その一つがバストアップであり、自分の体を整えることであってほしいと願います。
年をとっても美しく、自分に自信をもってお洒落されている淑女ほど憧れられるものです。年だからと諦めず、精一杯女性を楽しみたいものですね。