小鼻や目の周りにできる「顔いぼ」の3つの種類と原因

小鼻や目の周りなど顔にニキビのようなポツポツとしたものができて、なかなか治らないと悩んでいませんか?

ニキビ用の市販薬やスキンケアコスメなどを用いても、ポツポツとしたものが治らない場合は、「顔いぼ」ができているのかもしれません

ここでは、顔いぼの種類や治し方についてご紹介いたします。

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顔いぼには種類がある

「顔いぼ」とはその名の通り顔にできるイボのことで、大きさは人によって異なり、ほとんどの場合は他の人には感染しません。

イボにはさまざまな種類がありますが、顔にできることが多いのは3種類です。

尋常性疣贅

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は体のさまざまな場所にできるイボです。できる場所は人によって違いますが、顔や手、足など服から出ている場所にできやすいと考えられています。

尋常性疣贅の特徴はぽこっとした1㎜程度のイボができ、次第に白っぽくなってくることです

はじめは肌色で少し光沢を持っていることが多いですが、対処をせずに放っておくと、表面がザラザラしてイボが大きくなり、色は灰白色に変わります。

若年性扁平疣贅

若年性扁平疣贅(じゃくねんせいへんぺいゆうぜい)は主に顔にできるイボです

若年性と言われている通り、若い人にできやすく、特に20代の女性にできることが多いですが、老人や子供にできることも少なくありません。

若年性扁平疣贅の特徴は平らなイボが顔にたくさんできることです。色は肌色か茶色で、イボをひっかいてしまったり、イボを刺激したりすると増えやすく、悪化すると線状のイボができることもあります。

また、若年性扁平疣贅は悪化すると炎症を伴うことも特徴です。ニキビで炎症を起こしているときのような痒みを感じるイボができたら、若年性扁平疣贅を疑いましょう。

老人性疣贅

老人性疣贅は黒色をしたイボで、「脂漏性角化症」とも呼ばれているものです。顔を含めた全身にでき、対処をしなければ、どんどん大きくなったり、数が増えたりします。

老人性疣贅はほとんどの場合、高齢になってからできます。

多くの場合は良性ですが、悪性の場合もあるので、もし、若いときに黒い顔いぼができたり、黒い顔いぼが大きくなってきたりした場合は早めに皮膚科を受診しましょう。

小鼻や目の周りにできる「顔いぼ」の3つの種類と原因

顔いぼの原因

顔いぼはウイルスが原因で起こるものとそうではないものに分けられます。

ウイルスの侵入

尋常性疣贅と若年性扁平疣贅の原因はどちらもヒトパピローマウイルス(ヒト乳頭種ウイルス、HPV)に感染することです。

このウイルスは接触感染によって人から人に移るウイルスで、現在は100種類以上の型が発見されています。

ヒトパピローマウイルスは多くの場合、皮膚の表面や粘膜に住み着いていますが、免疫機能が正常なときは症状が現れず、顔いぼはできません。

しかし、疲れや体調不良で免疫機能が低下しているときに、ウイルスと接触すれば、体がウイルスの侵入を防げずに顔いぼにつながります。

また、顔いぼができると、多くの人はイボが気になってイボの周りを手で触りますが、これは顔いぼを悪化させます。

手でイボを触り、皮膚が傷つくと、そこからウイルスが侵入しやすくなるので、顔いぼがさらに悪化するのです。

顔いぼができてしまったら、できるだけ手では触らないようにして、顔いぼの悪化を防ぎましょう。

その他の原因

老人性疣贅はウイルスによって引き起こされるものではありません。原因は老化や紫外線の影響で、遺伝によってできることもあると考えられています。

老化や遺伝による老人性疣贅は予防が難しいですが、すでに顔いぼがある人は悪化を防ぐために紫外線対策を強化すると良いでしょう。

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顔いぼを治したい時の対処法

顔いぼができたら、自分でつぶしてしまうという人もいますが、美肌になりたい人には自分で顔いぼをつぶすのはおすすめできません。

自分で顔いぼをつぶすと、傷ができてウイルスが侵入しやすくなり、顔いぼが繰り返されたり、悪化したりするため、無理につぶすのはやめましょう。

皮膚科や美容クリニックに行く

顔いぼの対処法として最もおすすめしたいのは皮膚科や美容クリニックの受診です。受診する病院によって、治療の方法は異なりますが、顔いぼの治療として用いられることが多い方法は3つです。

レーザー治療

美容クリニックなどで多く用いられているのはレーザーを用いてイボを取り除く治療法です。

痛みは少なく、再発もしにくいですが、治療費はクリニックによって差があるので、治療を受ける前にクリニックで費用や方法についてよく相談しましょう。

液体窒素を使った治療

顔いぼには液体窒素を用いる治療も有効です。液体窒素を綿棒などに付けていぼを焼き、低温やけどを起こさせて顔いぼを取るので、痛みはありますが、この治療法は保険が適用されることもあります。

保険内でいぼの治療を行いたい人は、皮膚科やクリニックでこの治療法について尋ねてみると良いでしょう。

内服薬による治療

顔いぼの改善には「ヨクニン」が入った薬も効果的です。ヨクニンとは乾燥したハトムギの種で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、免疫力の向上に効果を期待できます。

ヨクニンが含まれた薬を飲んで免疫力が上がれば、体がウイルスを退治できるので、尋常性疣贅や若年性扁平疣贅が徐々に消えていくでしょう。

市販の薬を使う

忙しくて皮膚科や美容クリニックを受診できない場合は市販薬を使用するのも良いでしょう。

市販薬は皮膚科や美容クリニックの治療ほど効果に即効性は期待できませんが、続けて使うと顔いぼが改善される可能性があります。

いぼ解消クリーム

いぼや角質を落とすことができるジェル「艶つや習慣」は、販売実績60万個位上のロングセラー商品です。

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小鼻や目の周りにできる「顔いぼ」の3つの種類と原因

顔いぼができたら原因に合わせて対処しよう

顔いぼは原因に合わせて対処することが大切です。

ウイルス性の顔いぼができたら、傷をつけずに免疫力を上げ、老人性疣贅ができたら、紫外線を予防して顔いぼの悪化を防ぎましょう。