【ダイエットのために眠ろう】寝不足で体重が増える2つの理由

ダイエットを続けると、眠れなくなるという現象を味わったことがありませんか?これはとっても無理なダイエットをしていた方にあらわれる現象で、ダイエット自体が健康に害を及ぼすというわけではありません。

肥満は美容面においても重大な影響を及ぼしますし、健康面においても同様です。なぜ人間にとって眠ることが大切なのか。それはホルモンや回復機能に睡眠が大きく関係しているためです。

ダイエットのためには、眠ることが大切。だからといって、眠ってばかりでは痩せることも不可能ですよね。体の仕組みは一体どうなっているのか、眠ることと体重増加のメカニズムや、適切な睡眠のとり方についてお話していきたいと思います。

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寝不足で体重が増える理由とメカニズム

寝不足な人とそうでない人で、さまざまな実験が行われています。例えば、寝不足の人としっかり睡眠をとった人とで買い物をするというもの。驚くことに、寝不足だったグループが購入した食品は、そうでないチームと比べて1500カロリー以上も上回っていたというのです。

寝不足の時に、何か食べなくちゃ!という気持ちになったことはありませんか?これは体が疲弊しているとともに、体内でホルモンの変化が起こっているためです。

1.寝不足は満腹感を減少させる

私たちは自分の考えで行動し、自分の想いを尊重しながら生活していますよね。しかし、実際その感情を左右しているのはホルモンや脳の指令によるもので、それによって感情が左右されるのは当たり前のことです。

自分が空腹を感じ、満腹になるまで食べたいと感じたとしても、その感情の一部は脳やホルモンによって左右されているのです。

寝不足の状態では、食欲を増強させるホルモンが分泌されることが分かっており、一方で満腹と感じるホルモンの分泌が減少することも分かっているのです。

2.判断力の低下

きちんと寝て体力を回復できていれば、通常通りの判断力のもと食事や買い物をすることができます。しかし、寝不足であればその判断力は偽りのものといっても過言ではなく、いつもなら食べない量、いつもなら選ばない高カロリーの食事まで選ぶようになってしまいます。

当然ながら、睡眠時間がきっちり確保されている人とそうでない人では、仕事のこなし方や持久力などにも影響があらわれてきます。なぜなら、きちんと消化し栄養を体に届ける役割が睡眠によってもたらされるためです。

本来なら手に付けないような脂っこいだけの高カロリー食でも、寝不足の体と脳ではその判断がつかず、当然のように手をのばしてしまうこともあるのです。

【ダイエットのために眠ろう】寝不足で体重が増える2つの理由

寝不足だと痩せにくくもなる!

これだけでも寝不足が及ぼす身体や脳への影響が分かってきましたが、痩せにくくなる理由も存在しています。

脂肪の減少量

こちらも面白い研究結果なのですが、寝不足の人とそうでない人の脂肪の減少量を調べた研究があります。その間同じように運動し、食事制限を行ってきた両者の体にある変化があらわられたのだとか。

その変化というのは、脂肪が減少される人とそうでない筋肉や骨、水分のみが減少されるというものです。ダイエットを成功させるうえで、脂肪を減らすことは最も大切なことですね。しかし、寝不足では脂肪よりも筋肉などの体に重要なものを逆に減少させ、脂肪の減少はさしてみられなかったというのです。

これでは一向にダイエットの結果は出ず、脂肪だけが残ってしまう減量を続けることになります。では、一体どうしたら適切な睡眠をとることができるのでしょうか。

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適切な睡眠の取り方

ストレス性の不眠を解消する方法

ストレスによって不眠を引き起こしている場合、そのストレスの根本を改善することが大前提にあります。しかし、嫌いな人もいれば辛い出来事が起こりうることは誰にでもありますね。そのすべてを取り除くことは難しいといえるでしょう。

そこでポイントにしておきたいのが、自分自身を大切にするということです。

運動はあなたの精神的苦痛を和らげる

ダイエットにおいて運動することは大切なことですが、ストレスで寝不足が続く方には試しておきたい治療法になります。

毎日頭を使って仕事していても、体は疲れていない。こうなると、脳の疲弊だけが強く残り、睡眠時にまでその疲れが回復されない場合があります。何も考えずに脳を休めてあげることができればよいのですが、中々難しいでしょう。そこで取り入れていただきたいのが運動です。

室内でも運動はできるので、ぜひ試してみて下さい。体に適度な疲労感を与えることで良質な睡眠をとることができるでしょう。

寝る前のアルコールはやめる

眠れないからアルコールを飲むという習慣は、良質な睡眠の大敵となります。自分人身の体を大切に扱ってあげてください。眠る前に大量のアルコールを飲んでも、実際ちゃんと眠れているわけではないのです。

アルコールは、寝つきはよくなるものの、深い眠りにつくことを妨げ始めます。夜中に目が覚めたり、トイレに行きたくなって起きるというのは、睡眠前にアルコールを飲んだ方によくあらわれるものです。

体に栄養を届けるとされる眠ってから3時間をいかに良質なものにするかが大切です。アルコールが入っていれば当然その間深い眠りにつくことはなく、ダイエットにも影響を及ぼすことになるでしょう。

眠る環境から不眠を解消する方法

寝室の環境は整っていますか?湿度や室温にも注意が必要です。寝苦しいと感じるのであれば睡眠を妨げている恐れがあります。

湿度と室温を正常に保つ

夏場は25度程度、冬場は18度程度の温度が好ましいと言われています。これは、快適だと感じる温度です。湿度は60%を超えないのが基本で、こちらを目安に整えていくことが必要でしょう。

寝室は必ず落ち着ける空間に

寝室はあなたのもっとも安らげる場所として作りましょう。好きな色、香りをまとうことはもちろん、明るさにも注意しておくと良いですね。

明るすぎると眠れないという方は多いです。反対に真っ暗では眠れないという方もいらっしゃいますが、夫婦の寝室の相性が悪い場合は、いっそ違う部屋で眠るのも手です。あなたの体のためにも、相手の心の安らぎのためにも、離れる方が良いのであれば仕方ありません。

自分で作るということは忘れないようにしましょう。

【ダイエットのために眠ろう】寝不足で体重が増える2つの理由

寝具の買い替えも考えよう!

ダイエットのためだけではなく、眠ることがどれだけ体に影響を及ぼすかということは分かっていただけたかと思います。

例えば掛け布団が重くて苦痛になったり、枕の位置や匂い、古くてどうしても匂いが気になるのであればいっそ買い替えてみるのもよいでしょう。そうすることで、きっと安らぎの睡眠環境を作ることが出来ますよ。