どうしても新生児と外出しなければならない時の注意点3つ

新生児期の赤ちゃんにとって外の世界は危険がいっぱい。健康のためにもできるだけ家で過ごしたいですが、どうしても外出しなければならないこともあります。

新生児との外出にはどのような準備をすればよいのでしょうか。

今回は新生児と外出する際の注意点や持ち物についてご説明いたします。大切な赤ちゃんのためにも外出が決まったら事前にしっかりと準備しましょう。

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新生児の外出は危険がいっぱい

生後4週間までの新生児はできるだけ外出を控えた方が良いと考えられています。これは、産まれたばかりの赤ちゃんにとって、外の環境が刺激となって危険であるためです。

新生児との外出が危険な理由を確認しましょう。

新生児は体の機能が整っていない

新生児はまだ、体の機能が十分に整っていません。そのため、大人には気づかないような小さなことが赤ちゃんにとっては刺激となり、体調を崩してしまう可能性があります。

特に、新生児と外出するときに気をつけなければならないのが感染症と気温差です

新生児は免疫力が低く、体温を調節する機能も整っていないため、外出先で菌に触れたり、気温差の刺激を受けたりすると体調を崩してしまう危険性が高いです。

体調を崩してから後悔しないようにできるだけ新生児との外出は控えましょう。

お母さんの体調も万全ではない

新生児との外出は赤ちゃんだけでなく、お母さんにも負担がかかります。

この時期のお母さんは出産で消耗した体力が十分に回復していなかったり、ホルモンバランスが乱れていたりしている可能性が高いです。

外出で体力を使うと、体調を崩してしまうことがあるので、用事などはできるだけ家族に頼むことをおすすめします

特に育児で疲れを感じている場合や睡眠不足のときに外出したら、体力の回復が遅れることもあるので、注意してください。

どうしても新生児と外出しなければならない時の注意点3つ

新生児と外出しなければならない時の注意点

新生児との外出は避けたいですが、どうしても外出しなければならないこともあります。そのような場合は3つの点に注意して赤ちゃんを守りましょう。

できるだけ人混みを避ける

人が多い場所は感染症のリスクが高く、ほこりなども多いので、赤ちゃんに負担がかかりやすいです。

このため、新生児との外出では可能な限り、人混みを避けてください。公共交通機関を利用するときやスーパーに買い物に行くときなどはできるだけ人が少ない時間を選んで行動しましょう。

また、赤ちゃんを楽しませようと遊園地やコンサート会場など人が集まる場所に遊びに行くのもやめましょう。このような場所は音や光などの刺激もあり、赤ちゃんを不安にさせます。

外出の時間を短くする

赤ちゃんにとって長時間の外出は負担です。外出時間はできるだけ短くしましょう。

健診などで病院に行く場合は事前に予約をして、帰りはどこにも寄らずに家に帰ってください

どうしても長時間外出しなければならないときは、赤ちゃんがゆっくりと休める時間を確保しましょう。

親戚の家などに行く場合は赤ちゃんとお母さんやお父さんだけで過ごせる部屋を用意してもらうと安心です。

赤ちゃんの様子を観察する

外の世界に慣れていない赤ちゃんは外出中に体調を崩してしまうこともあります。赤ちゃんの様子はしっかりと確認し、気になることがあればすぐに対処してください。

横抱きできるスリングなどを使って赤ちゃんを抱っこすると、赤ちゃんの様子を確認しやすく、お母さんの両手も開くのでつまずいてしまったときなども咄嗟に手をつけます。

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新生児との外出で必要な持ち物は?

新生児と外出する際は必要なものをマザーズバッグなどに入れて持っていきましょう。

忘れ物をして外出先で焦らないように事前に準備しておくことが大切です。

新生児との外出に必要なものは以下を参考にしてください。

母子手帳・保険証類

新生児期に外出すると赤ちゃんにもお母さんにも負担がかかります。

外出先で病気になったり、けがをしたりする可能性もあるので、どこに行くときも母子健康手帳、健康保険証、乳児医療症は必ず持参しましょう

授乳グッズ

母乳で赤ちゃんを育てている場合は授乳に必要なグッズを持っていきましょう。

外出先によっては授乳室がない可能性もあるので、授乳ケープや授乳ポンチョを用意すると安心です。

粉ミルク

ミルクで育てている場合は必要な分の哺乳瓶、粉ミルク、お湯を持っていきましょう。粉ミルクは小分けしたり、使い切りのものを用意したりすると便利です

なお、ミルクを作り置きすると雑菌が繁殖する可能性があるので、外出先でもその都度ミルクを作ってください。

おむつ関係

おむつやおしりふきは余分に持ち歩くと安心でしょう。ごみを捨てられない場合を考えて、使った後のおむつやおしりふきを入れるビニール袋も準備してください。

新生児が沐浴を卒業してお風呂に入れるのはいつから?

着替え

赤ちゃんはいつ服を汚してしまうかわかりません。短時間の外出でも1~3枚程度着替えを用意しましょう

着替えは季節に合わせて温度調節しやすいものを選んでください。

おくるみ

体温調節機能が発達していない赤ちゃんは屋外と室内の気温差で体調を崩すことがあります。外出時はおくるみやバスタオルを使って体温調節をサポートしましょう。

ガーゼ

新生児はたくさん汗をかきます。そのままにしておくと肌が荒れてしまう可能性があるので、ガーゼを持ち歩き、汗を拭きましょう。

多めにガーゼを用意しておくと口の周りなども拭けます。

おもちゃ

外出時は赤ちゃんが安心できるようにお気に入りのおもちゃを持っていきましょう。

どうしても新生児と外出しなければならない時の注意点3つ

新生児との外出には十分な準備を!

体の機能が整っていない新生児との外出には準備が大切です。

生後1か月程度はできるだけ自宅で過ごすのが望ましいですが、どうしても外出が必要になったらきちんと準備してから出かけましょう

成長したら少しずつ外出を増やしてたくさん思い出を作ってくださいね。