幼い頃や若い頃ではかわいいで済まされた「そばかす」ある程度年齢を重ねると、化粧で隠すのも大変です。
そばかすはそもそもどうして出来るのでしょうか。そばかすは消せるものなら消したい!今回は消す方法をご紹介します。
そばかすとは
雀卵斑、夏目斑ともいわれます。小さな雀の卵のように見えることからいわれています。 5mm以下から米粒大位までの淡褐色の色素斑です。日光照射をよく受ける部分に多発し、顔面、手の背側、上腕、背中などに出来ます。
特に顔面は、目元の周り、頬の上部に点在するように左右に出来ます。5歳位から生じ、思春期頃に目立つようになります。遺伝的な要素もあります。白色人種の方ほど紫外線防御機能が働きやすい為、そばかすが出来やすいです。
そばかすにも種類がある
そばかすには先天的なそばかすと後天的なそばかすがあります。
1.先天的なそばかす
子供の頃や思春期頃に増えるそばかすで、思春期を超えれば消えてくることが多いです。
2.後天的なそばかす
大人になってから出来るそばかすで、大人になってから出来てしまうと自然に消える可能性が少なくなります。年齢を重ねるほど目立ちやすくなる特徴があります。
遺伝や家系によって、そばかすが出来やすい体質もあります。親もそばかすがあると子供も出来やすい傾向があります。
そばかすが出来るメカニズム
基本的にはしみもそばかすも生成過程は同じです。
1.活性酸素が体内で発生する
そばかすは活性酸素という、体を酸化させてサビさせたり老化の原因になるものが発生します。活性酸素が発生する原因は様々あります。
2.活性酸素が増えることでメラノサイトが刺激される
活性酸素が増えることで、メラノサイトというという色素形成細胞が刺激され、紫外線の害から守る為にメラニン色素が増えていきます。メラノサイトというのはメラニン色素を作る工場です。表皮細胞が肌を紫外線から守れと命令するのです。
3.メラニン色素が作られる
チロシナーゼという酵素の働きで、メラニン色素が作られていきます。
4.肌が健康で新陳代謝が順調なら垢となって剥がれる
作り出されたメラニン色素はそばかすとなって、肌表面に茶褐色状に点在してきます。肌が健康で新陳代謝が活発であれば、垢となってやがて排出されていきます。
本来ならメラニン色素を含む古い角質は剥がれていくべきですが、肌に残ってしまうこともあります。紫外線を浴びすぎている、加齢、ストレス、乾燥、新陳代謝の遅れで、なかなか肌表面に排出されないこともあります。
そばかすの原因
活性酸素が増えて発生することでそばかすが出来てきます。活性酸素は病気や老化の原因になることで有名ですよね。
メラニン色素は活性酸素のダメージからメラニン色素が肌細胞を守ってくれます。よって、しみ・そばかすが出来てしまうのです。
1.紫外線の影響
何と言っても紫外線の影響が大きいです。
暑い夏だけ注意していれば良いと思う方も多いかもしれませんが、夏の酷暑だけでなく、冬でも曇りの日でも紫外線は発生しています。年間通して紫外線量を見てみると、5月から9月の春から秋が紫外線量が多く、特に6月は1年間で一番多いです。
2.ストレス、疲労、睡眠不足
(1)ストレスによって副腎皮質ホルモンが分泌されることで
ストレスを受けると、ストレスに対抗すべく「副腎皮質ホルモン」が分泌されます。この分泌と分解をすることで、体内で活性酸素が増えます。
(2)緊張が続くことで血流に影響
緊張が続くと一時的に血流が阻害されます。阻害された血流がその後勢いよく流れ出すと、活性酸素が発生します。
疲れやストレスが溜まるほど、活性酸素を除去する力も下がってきます。
3.食生活の乱れ
偏った栄養、特にビタミンCが不足していると、そばかすも出来やすくなります。
4.喫煙
タバコを吸うことで活性酸素が増えます。その活性酸素が細胞内の不飽和脂肪酸と結びつくことで過酸化脂質であるサビに変化します。
タバコ1本で25〜100mgのビタミンCが失われます。ビタミンCはメラニン色素が増えるのを防ぐので、このビタミンCが減るということは、しみ・そばかす・色素沈着が起きやすく消えにくくなってしまいます。
また、合わない化粧品を使うことで増えることもあります。
子供や思春期頃に出来るそばかすの多くは遺伝が原因と考えられています。
そばかすを自分で消す方法
1.ビタミンCの摂取
ビタミンCを摂取することで、メラニン色素を抑えて、そばかすを防いでくれます。また、出来てしまったものにも薄くする効果もあります。
2.美容皮膚科で処方される薬を使う
美容皮膚科ではそばかすに有効な施術や薬の処方をしてくれます。
施術ではクリニックによりますが、光治療やレーザー治療、イオン導入などを行っています。併用して内服薬や院内調剤薬で効果が出ている方もいます。
3.美白クリームを使う
美白化粧品って様々なモノがありますが、1つの選択基準として「医薬部外品」を選ぶようにすると良いです。
中でもおすすめは、お客様満足度が92.7%もある美白クリーム「フレキュレル」です。ビタミンCの270倍のナノ成分を配合して効果的に肌に浸透させ、32種類の植物由来成分によりお肌のエイジングケアをしてくれます。
180日間の返金保証制度もありますので、使ってみて肌に合わなかったらどうしようとお考えの方にも安心です。
4.保湿をしっかりして肌のターンオーバーを正常に
肌が乾燥していると、なかなかメラニンの排出がされにくくなるので、しっかり保湿をすることも大事です。お風呂上がりや就寝前にはしっかりとメイクを落して、美白クリームをつけて肌のメンテナンスをすることを習慣づけましょう。
5.紫外線対策をしっかり行う
紫外線は一年中降り注いでいます。特に6月がピークなので、夏ほど暑くなくても油断は出来ません。窓ガラス越でも紫外線はすり抜けていきます。
(1)日焼け止めを忘れずに
1回位日焼け止め忘れても大丈夫だろう、まあいっかという気持ちの弛みが後のお肌に影響が出ます。ムラなくケチらず塗るのがポイントです。朝塗っておしまいでなく、紫外線の当たる時間が長い時には2時間に一度塗り直すと良いでしょう。
(2)日傘
雨も降っていないのに傘をさすなんて面倒と思わず、屋外で紫外線を浴びてしまう心配がある時は日傘をさしましょう。日傘のUV加工は大体3年はもつそうです。
(3)帽子
ニットキャップ以外のもので、ツバのある帽子を選びましょう。少しは紫外線に当たるのを防いでくれます。
(4)サングラス
紫外線は目からも吸収されます。これも肌に影響を及ぼすことがあります。長時間紫外線に当たる際には、サングラスをかけることをお勧めします。
6.質の良い睡眠をしっかり摂る
質の良い睡眠は肌の回復を促してくれます。睡眠を摂るのにベストな時間が「22時〜2時」です。この時間にしっかり深く眠っているかが重要です。これは「肌のゴールデンタイム」といわれる時間で、同じ睡眠を摂るならこの時間にしっかり眠るようにしましょう。
7.運動をする
適度に軽く汗をかく位の運動は、新陳代謝を促して血行を促進させてくれます。
若いうちはかわいいそばかすも、年齢を重ねるほどしみのようになってしまい、化粧できれいにカバーしにくくなってきます。くすんで見える原因にもなってしまいます。ある程度年齢がいくと、そばかすのある肌とない肌では、ない肌の方が断然若々しく見えます。
今あるそばかすを薄くし、新たにそばかすが出来にくくなるようにする方法をご紹介しました。どれも日頃のちょっとした心がけなので、意識して行ってみたいですね。