お腹が冷たい理由は内臓にあり!「内臓型冷え性」が及ぼす悪影響

お腹を触ると、他の部分に比べて冷たい・・・と感じた経験ありませんか?それはもしかすると「内臓冷え症」かもしれません。

女性に多いと言われる「内臓冷え症」の特徴とデメリット、さらには「内臓冷え症」の解消方法についてもご紹介しましょう。

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内臓型冷え性とは?

手足の冷えは良くある症状ですが、実は内臓にも冷え性が存在します。ひどくなると手足同様に触るとお腹が冷たいと感じることもあります。しかし悪化するまでは気づかないケースも多いのが内臓型冷え性の怖い所です。

内臓型冷え性になりやすい人?

では分かりにくい内蔵型冷え症になりやすい人についてご紹介しましょう。

・平熱が低く35度台である
・手や足のむくみが多い
・肩こりがきつい
・寝付きの悪さ、寝起きがすっきりしないといった睡眠障害がある
・脇と下腹部の体温差が大きく、下腹部が冷たい
・下痢や便秘など胃腸疾患を起こしやすい
・顔色があまりよくない
・風邪をすぐ引く
・疲れやすい

お腹が冷たい理由は内臓にあり!「内臓型冷え性」が及ぼす悪影響

内臓型冷え性の特徴と悪影響

続いては、内蔵型冷え症の特徴ともたらされる悪影響について見ていきましょう。

内臓型冷え性の特徴

内蔵型冷え症の特徴には以下のようなものがありますので知っておいてくださいね。

・足の裏、手のひらはさほど冷えておらず温かいのに、寒く感じてしまう
気温が低い日は、身体がだるくやる気が出づらい
・太もも、二の腕などがお腹と同じく冷たく感じる
・特に冬場におトイレが近い
・お腹をすぐ壊したり、逆に便秘がちになったりする

内臓型冷え性の悪影響

冷え性といっても侮ってはいけません。以下にご紹介するように、内臓型冷え症は様々な弊害を引き起こす可能性があります。

1.血流低下による免疫力低下

内臓が冷えてしまうと、まず起こるのが血液の流れが悪くなることです。血液は体内の酸素運搬の働きを担っている為、血流が悪くなるとてきめんに免疫力が低下します。

その為、すぐに風邪をひいてしまったり、疲れやすくなってしまうのです。また疲れが一度起きるとなかなか解消せず、疲労状態が続くというのも内蔵型冷え症による悪影響です。

2.消化機能の低下による胃腸疾患

内臓で血液が必要となるのは、食後の消化活動です。体内に入ってきた食べ物を胃酸で溶かし消化した上で栄養部分は血液を通して全身に送り、不要物は大腸でさらに消化していきます。

しかし内蔵型冷え症が起こると、血液がスムーズに流れない事から、消化しづらくなり下痢がおこったり、逆に大腸などの動きが鈍ることで便秘も引き起こしやすくなります。

胃腸疾患は長引くと顕著にお肌に表れ、顔色の悪さや吹き出物などが増えることにも繋がります。

3.基礎代謝ダウンによる肥満

内臓型冷え症が起こると、基礎代謝が落ちてしまう事から痩せにくさも引き起こします。そんなに大量に食べていなくても、ぽっちゃりしてしまったり、それらがダイエットの妨げになるのも女性にはつらい弊害ですね。

4.生理痛の悪化

内蔵型冷え症は卵巣や子宮の冷えにも繋がります。

そうなると生理時の痛みがひどくなるばかりか、妊活にも影響を与えてしまいます。体温が低くなると妊娠しにくいということにまで広がるので注意が必要です。

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内臓型冷え性を解消する方法

内臓型冷え症はただの冷え性と言い切れない様々な悪影響が潜んでいるということが分かりましたね。では、ここからはそんな内蔵型冷え症の解消法を探っていきましょう。

1.身体を温める食材を取ろう

内蔵型冷え症が起こりやすいのは、実は冬場よりも暑い夏なのです。それは、暑いからといって大量に取る冷たい飲み物や、身体を冷やしてしまう食材が影響しています。

そこで、積極的に身体を温めてくれる食材を取り入れて、身体の中は冷やさないように気を付けましょう。

同じ夏野菜を食べるにも、お味噌汁やスープに入れて温かく楽しむというのも1つの方法です。またお味噌汁に生姜をいれるなど、汗をかくことで体温を下げる工夫をするのも有効ですよ。

2.よく噛んで内臓への負担を減らす

忙しい毎日の中で、テレビを見ながら食事をとるなど、早食い傾向にある人も多いのではないでしょうか。

そこでお勧めしたいのが、胃腸の負担を食事の段階で減らしてあげることです。その為には、一口30回噛むというぐらい時間をかけて食べましょう。これはダイエットにも効果がありますのでお勧めですよ。

また食事の量は腹八分目に抑え、夜20時以降の食事を避けるなど胃腸への負担を減らす努力も有効です。

3.お風呂にしっかりつかろう

暑いからシャワーで!はNGです。シャワーは疲れも取れにくく、身体も表面しか温まらず、冷えやすいものです。

あまり高い温度でなくて構いませんので、お風呂につかることを習慣づける事、さらにその際にお腹を優しくマッサージしてあげてください。

さらに夜、お腹を出して寝てしまいがちな方は、腹巻やタオルを巻いて寝るのも有効ですよ。

内臓型冷え症は気づかないうちに進行していることが多いものです。悪影響は様々ありますが、日常生活のちょっとした工夫で簡単に改善させることができますので、意識して取り組みましょう。