起伏に乏しい「寸胴体型」を細くしてメリハリボディを作る方法

くびれがなく、メリハリのないボディである寸胴体型は、女性としての色気が足りない、また子供っぽく見えるといったデメリットがあります。普段は服を着てごまかすことが出来ても、薄着の季節や水着、温泉などで服を脱がなければならない時には隠しようがありません。さらに太っていることでメリハリのない体になっている人も要注意です。そこで今回は寸胴体型になってしまう原因や、寸胴体型を細くする方法についてご紹介します。

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寸胴体型の特徴

寸胴体型とは、メリハリがなく、出るべきところが出ていない体型のことをいいます。そういった体型の人の特徴としては、以下のことが挙げられます。

体型が分からない服を着ていることが多い

体全体を隠すような服、余裕のあるトップスなど、体型を隠すことが出来る服ばかりを着ている人は、周りの人からは体型を隠しているのでは?と思われてしまいます。また寸胴体型の人は、自分の体に自信がないため、つい無難な服を選びがちで、服で冒険が出来ません。

太っている

太っている人は寸胴体型になりやすく、またお腹だけが出ているといった状態で、胸も目立たないため、寸胴体型に見えてしまいます。肥満だと体にメリハリがなくなってしまいます。

足首や手首が見えない

服で隠していても、見えてしまうのが足首や手首。ここが締まっていないと、体型が細くてもメリハリのない体に見えてしまいます。

子供っぽく見えてしまう

メリハリのない体は、大人の女性の色気がないだけでなく、子供体型でもあるので、どうしても仕草が子供っぽく見えてしまいます。さらに体型を隠す服を着ることで、さらに子供っぽさに拍車がかかってしまうこともあります。

また背が高く、がっしりとした体型の人や、筋肉を鍛えている人も、体型ががっちりしすぎて女性らしい丸みやくびれがないことから、寸胴体型として見られてしまうことがあります。

起伏に乏しい「寸胴体型」を細くしてメリハリボディを作る方法

なぜ寸胴体型になってしまうの?

通常、人間は成長するにしたがって、幼児体型からくびれのある体型に変化します。ただし何もしなければメリハリのある体にはなりません。太っていて食事制限をして、ダイエットに成功しても、体型は変わらず寸胴体型だという人は、メリハリのある体にするために必要な運動が出来ていないことが考えられます。

内臓脂肪が付いている

お腹周りに付きやすい内臓脂肪は、食事制限のダイエットでは落ちにくい脂肪です。内臓脂肪を減らすためには、水泳やウォーキングなど、有酸素運動をして、脂肪を燃やす必要があります。

腹横筋と腹斜筋の衰え

脇腹で体を支える腹斜筋と、さらに奥にあるインナーマッスル腹横筋は、内臓を支える筋肉です。この2つの筋肉がきちんと使われていないと、体型がどんどん崩れていってしまいます。筋肉の衰えは加齢だけでなく、普段の運動不足からも進行してしまいます。

骨盤の歪み

骨盤が歪むと、腰回りに脂肪が付きやすくなる原因となります。また筋肉が偏った付き方をしてしまうため、しっかりとお腹周りを支えられず、ぽっこりお腹の原因にも。骨盤の歪みは、普段の姿勢の悪さも影響します。

子供の幼児体型から、くびれのある体に変化するには、体幹を鍛えなければなりません。体幹とは人の体の胴体部分にあたり、胴体を支える筋肉や関節がしっかりと鍛えられることで、私たちは2本足で立ち、動くことが出来ます。

赤ちゃんがハイハイから立ち上がり、歩くまでは全身を使うため、自然と体が鍛えられます。ただし成長するに従って運動をしなくなると、鍛えられないままの筋肉はだんだんと本来の役割が果たせなくなってしまいます。それがメリハリのない寸胴体型を作ってしまう大きな原因なのです。

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寸胴体型を細くする方法~食生活~

寸胴体型を改善するためには、肥満体型を改善し、引き締めていくことが必要です。特に内臓脂肪は痩せているように見える人でも付いていることが多く、高血圧や糖尿病の原因にもなります。

付きやすいのに落としにくい内臓脂肪を減らすには、食事改善が大切になります。

カロリーを摂り過ぎない

消費するカロリーを勝るカロリーを摂取すると、余ったカロリーは内臓脂肪となってお腹周りに付いてしまいます。脂っこい食事は減らすことを心掛けましょう。また飲酒も内臓脂肪が付く原因となるので、毎日晩酌をするという人は、回数を減らすことから始めてみましょう。

炭水化物を減らす

炭水化物は、体のエネルギー源として必要な栄養ですが、過剰に摂り過ぎると内臓脂肪や皮下脂肪として溜まってしまいます。ただし全く摂らないでいると、体に必要な量が足りなくなり、健康に害を及ぼすので、今食べている量から減らし、腹八分目を心掛けるようにしましょう。

腸内環境を整える

便秘気味など、腸内環境が低下していると、老廃物がきちんと排出されないため、痩せにくい体になってしまいます。またぽっこりとお腹が出る原因にもなります。食物繊維を多く含む野菜や、腸内細菌を活性化させる乳酸菌を含むヨーグルトなどを積極的に食べるようにしましょう。

ダイエットのためといって、極端な食事制限をすると、逆に体が飢餓感から痩せさせまいと働くため、体重が落ちなくなってしまいます。栄養バランスの取れた食事を心掛け、きちんと3食を食べるようにしましょう。

起伏に乏しい「寸胴体型」を細くしてメリハリボディを作る方法

寸胴体型を細くする方法~運動~

食事制限と一緒にしたいのが筋トレです。特にお腹周りの筋肉を鍛えなければ、くびれた腰を作ることは出来ません。ただし今まで運動の習慣がなかった人が、急にハードな筋トレをしても、鍛えられるどころか怪我をしてしまうこともあります。

以下にご紹介する筋トレを毎日続けることから始めてみましょう。

ドローイン

呼吸法によって腹筋を引っ込ませる動作を行います。立ったままでも、横になっても行うことが出来ます。体幹トレーニングの第一歩として、正しい方法を身につけましょう。

立ったままやるドローインの手順

  1. 壁に背中をあてて立ちます。胸を張り、頭、お尻、かかとを壁に付け、両手はお腹にあてます
  2. ゆっくりと息を吐きます。お腹をへこませることを意識し、肩が上がらないようにしましょう
  3. 息を吐ききり、お腹がへこんだ状態で、そのまま30秒保ちます。最初は難しいので10秒程度でも構いません。お腹はへこませますが、呼吸はしても問題ありません
  4. 1から3を1日10回程度繰り返します

こちらの動画は横になって行うドローインです。横になってする場合は、膝を立てて仰向けになって行います。

◆関連記事:【ドローイン】お腹を凹ますだけの呼吸法ダイエットのやり方

プランク

ドローインで腹式呼吸がしっかり出来るようになったら、プランクで体幹を整えます。

  1. うつ伏せになり体の横に手を置いて、肘をついてください
  2. お腹を意識してへこませます
  3. 肩から足首まで一直線になるように意識しながら、体を持ち上げます
  4. そのままの姿勢で10秒間保ちます

姿勢を保つ時間を、慣れてきたら長くしていきましょう。姿勢を保たないと意味がないので、姿勢を保持できるまでは短い時間でも構いません。

これらの筋トレに加え、有酸素運動であるウォーキングを組み合わせることで、体を引き締められます。毎日の積み重ねが、メリハリのある体を作る源となりますよ。