昼休みに化粧直しをしようとしたとき、または仕事帰りの電車の窓やデパートのショーウィンドウに映った時の自分の疲れた顔にびっくりしたことはありませんか?老け顔に見せてしまうそんな疲れ顔の解消法を、原因やタイプ別にご紹介します。
あなたはどのタイプの疲れ顔?
疲れ顔にはいくつかのタイプがあります。
クマタイプ
目の下にできているクマが疲れ顔に見せてしまいます。クマには黒クマや青クマ、茶クマなどがあり、化粧をしても中々隠せないことも。
化粧崩れタイプ
朝はちゃんと化粧していたはずなのに、夕方になると浮いてしまっている、隠していたしわなどに化粧品が入り込む、ほうれい線が目立つなど、老け込んだ顔になってしまいます。
むくみタイプ
顔がむくんでぱんぱんになっている状態も、疲れ顔に見せてしまいます。
乾燥タイプ
空調で乾燥した肌はがさがさで粉を吹いた状態になるため、化粧ものらず疲れ顔に。
表情筋の疲れタイプ
朝は元気でも、夕方になると一日の疲れが顔の表情筋にあらわれ、やつれたような疲れ顔になります。
疲れ顔の原因
では疲れ顔になってしまうのは、どんなことが原因なのでしょうか。どのタイプにもそれぞれ原因があります。
血行不良がクマを作る
目の下にできるクマは疲れ顔をさらにひどく見せてしまいます。特にパソコンの画面を長時間見ることが多い人は、眼精疲労から目の周りの筋肉がこわばり、血行が悪くなります。これがクマの原因です。
顔の皮脂が化粧崩れを招く
時間の経過と共に、顔から出た皮脂が化粧を浮かせてしまいます。朝のメイクで皮脂対策が十分でないと、化粧が崩れてしまいます。
疲れがたまると顔がむくむ
まぶたがはれるといったむくみから、顔全体がむくんでしまうひどいむくみまで症状はさまざまです。
むくみの原因としては、血行不良、運動不足などによる体内の新陳代謝が悪くなっていること、食事での塩分の取り過ぎ、野菜の摂取不足によるビタミンやミネラル不足などがあげられます。同じ姿勢で長時間仕事をしているといったことも原因の一つです。
部屋が乾燥気味
空調の効いたオフィスは、肌が乾燥しやすい環境にあります。乾燥は化粧崩れを招くだけでなく、クマやむくみの原因にもなります。
表情筋の疲れ
営業や接客で顔の筋肉をよく使う人はもちろん、そうでない人も、長時間同じ姿勢で机に向かっているだけでも夕方には筋肉に疲労が現れます。
加齢
年齢を重ねると、顔の表情筋も弱くなってしまいます。さらに肌の新陳代謝が低下してたるみが増えることで、より疲れた印象になってしまうこともあるのです。
疲れ顔改善法
夕方からのデート、友達との飲み会、そんなときの疲れ顔は困りものです。そんな困った疲れ顔をすぐに解消できる方法をご紹介します。化粧直しをする前に、ぜひ試してみてくださいね。
目元のマッサージで血行を良くする
目の周りの筋肉をほぐして、血行を良くすることでクマを撃退しましょう。顔を触らないマッサージをします。
目を閉じたり開けたりマッサージ
軽く目を閉じます。そして少し強めに目をつぶり、そのまま5秒間キープします。今度は大きく目を見開き、そのまま5秒間キープします。
目を動かしてマッサージ
両目で右を見ます。次は左、上、下、と少し強めに視線を動かします。最後に両目をぐるぐる回します。右回りに3回、左回りに3回回せば完了です。
ツボ押しで顔の疲れを取る
目のツボ
両方のこめかみの少しへこんでいる部分を、人差し指か中指で強めに押します。
顔周りのツボ
あごの少しへこんでいるところを両手の親指で押します。そのまま横にずらし、耳の下まで押しながら進みます。
耳と首のマッサージ
耳のマッサージ
親指と人差し指で、耳をつまみ、耳全体をマッサージします。少し強めに押さえる、もしくは耳をほぐすようにマッサージしてもかまいません。
首のマッサージ
手をこぶしに握り、あごの下から鎖骨にかけて、下ろすようにマッサージします。また鎖骨の上を円を描くようにマッサージしましょう。
リンパマッサージでむくみを取る
血行だけでなくリンパの流れも良くすることで、むくみやたるみの解消になります。リンパは体をくまなく巡っていますが、腋の下と耳の後ろにあるリンパ節をマッサージすることで、肩や顔のリンパの流れがよくなります。
脇の下マッサージ
親指以外の4本の指を、脇の下に入れます。少し痛いぐらいの強さで、円を描くようにマッサージします。左右ともそれぞれ10回ほどマッサージします。
耳から首へマッサージ
両耳を両手でそれぞれつかみ、引っ張ります。そして前方向に10回回します。その次は後ろ方向に10回回します。そのあと耳のつけ根の部分に、人差し指と中指、薬指を縦にあてます。そのまま鎖骨に向かって皮膚を伸ばすよう指を下ろしていきましょう。これを5回ほど繰り返してください。
化粧直しのときに一工夫
ツボ押しやマッサージで血行を良くしたら、化粧直しをしましょう。そのときに一工夫することで化粧が長持ちします。
化粧直し前にミスト化粧水を顔にスプレー
メイクを落として直すのは面倒ですよね。メイクした上からでも大丈夫なミスト化粧水を使って、潤いを与えてから化粧直しをしましょう。
化粧直しはポイントを押さえて軽めに
きっちり化粧直しをしてしまうと化粧崩れがひどくなってしまうので、ポイントメイクがおすすめです。コンシーラーやパウダーで、目元や鼻の周り、あごを重点的に直しましょう。
今から始める!疲れ顔予防法
朝の化粧で疲れ顔を予防
化粧崩れを防ぐ化粧の仕方で、夕方の疲れ顔を作らないことが可能です。まず、化粧水や乳液で肌を整えてから、化粧下地をしっかり塗ります。しかしここで紫外線防止のための日焼け止めはどうしたらいいのか悩みますよね。
紫外線は夏だけでなく春先でも予防が大切ですが、日焼け止めは白浮きしやすいのが困りものです。この場合は日焼け止め効果のあるファンデを選ぶか、化粧下地と日焼け止めを混ぜて使うのもおすすめです。大切なのは下地や日焼け止めを塗り過ぎないこと。少量でしっかり伸ばすことで、ファンデーションの崩れを防ぎます。
生活習慣を見直し疲れ顔の原因であるたるみを解消
睡眠をしっかり取り、軽い運動を習慣にする
不規則な生活、飲酒や喫煙は肌に刺激となって、疲れの原因になってしまいます。日中もまめに体を伸ばす、椅子から立ち上がって歩くなどして、同じ姿勢のままでいないようにしましょう。また寝る前のストレッチ、朝起きて食事の前にヨガなどで体をほぐすのもおすすめです。
むくみを取り、血行を良くする食事を取る
ビタミンを含む果物、野菜をしっかり食べる、また疲労回復には豚肉や大豆製品を合わせて摂ると効果的です。また利尿作用のあるきゅうりや、カリウムを含むバナナもむくみ予防におすすめです。コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物は控えめにして、寝る前にはホットミルクを飲むなどして、体を温めるようにしたいですね。