鏡を見るたびに、自分の産毛が気になります。毛穴も目立つのですが、良いお手入れ方法ないでしょうか?
顔の産毛をそのままにしていると、化粧ノリも悪く、肌の色もくすんで見えてしまいます。おすすめの産毛処理のやり方をご紹介しますので、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
顔の産毛が気になったことはありますか?
体のムダ毛同様に顔の産毛の濃さにも個人差があり、気になっている人もいれば全く気にならないという人もいるかと思います。ただ、男性から見ると、女性がムダ毛処理をするのは当たり前と思っていて、産毛ですらガッカリされてしまうことも。産毛がたくさんあると、だらしないなんて思われてしまうこともあります。
顔の産毛は、正しい方法で処理しなければ、逆にお肌を傷つけてしまうことになります。そこで今回は、正しい産毛処理のやり方についてご紹介していきます。毛深さに悩んでいた方も、正しい方法で行えば、肌を傷めることなくつるつるの美肌を手に入れることができますよ。まずは産毛が生える理由からみていきましょう。
そもそも産毛って何のためにあるの?
産毛のほかにも、私たちの体の至るところに毛は生えています。もちろん、濃さや量は人によって差はありますが、役割は同じです。
1.寒さから肌を守る
毛は寒さから私たちの肌を守る働きを持っています。全く体毛が生えていないと、寒さを感じやすくなってしまうのです。特に鼻毛はウィルスやほこりが体内に入るのを防ぐ役割をもっていますし、全く必要がないわけではありません。
2.ホコリやアレルギー物質から肌を保護する
外気にはさまざまな物質が含まれ、漂っています。肌に有害な物質も中には含まれ、それらから肌を保護するために毛は存在しています。例えば、外で歩いていると、たまにまつげにホコリがついたりすることってありますよね。まつげがなければ、目に直接ホコリが入ってしまう恐れもあるのです。
このように、産毛や体毛にはきちんとした役割があります。ただ、人によって量や濃さが異なるため、量も多く産毛が濃い方にとっては大きな悩みとなってしまいますね。処理しない方が良いの?と感じてしまいますが、お手入れすることで得られるメリットも存在します。
顔の産毛を処理するメリット
顔の中で目立つ産毛といえば、眉毛の周りや口周りですね。これ以外の部分にも鏡でよく見ると産毛がびっしり生えています。この産毛を処理することでたくさんのメリットが得られます。
1.スキンケアの効果がアップする
産毛が生えている状態でスキンケアを行っても、産毛があることで美容成分がお肌へ浸透することを邪魔してしまっています。化粧水や美容液、保湿クリームを塗っても、毛が浸透を妨げてしまっていると効果を実感できない場合もあるのです。
産毛を処理することで、邪魔をするものがなくなりますから、しっかり美容成分がお肌に浸透するので、美肌効果が実感できます。
2.透明感がアップする
目立ちにくくはありますが、日本人の産毛の色は髪や他の部位の体毛と同じ黒い色をしています。産毛が生えている状態というのは、顔に黒いヴェールをかぶせているようなものです。産毛を処理するとこの黒いヴェールを取り払うのと同じようなものですから、お肌に透明感が出て、ワントーン・ツートーン明るくなります。
3.メイクのりが良くなる
スキンケア同様、ベースメイクで使用するファンデーションも産毛が生えている状態ではお肌に均一に付けることができません。パウダーファンデーションやリキッドファンデーションなど、どんなタイプのファンデーションも産毛にファンデーションがのっかってしまっている状態です。
産毛を処理することで、ファンデーションがお肌に均一につくようになりますから、メイクのりが良くなります。
4.化粧崩れ予防
産毛はなじみにくさの原因になるほか、化粧崩れをも引き起こすことがあります。処理していれば密着度をアップすることができ、化粧のりのよい肌へとチェンジさせることができます。
5.肌触りが良くなる
ふさふさとした産毛が生えていると、肌に触れた時、ざらつきを感じてしまいます。処理することで産毛によるざらつきがなくなり、本来の肌の手触りを感じることができるでしょう。
このように、産毛処理にはたくさんのメリットもあります。肌を保護する役割を持っているとはいえ、産毛が悩みの種となってしまっているなら、正しいお手入れを始めていきましょう。
産毛処理にはこんなにメリットがあるんですね!
そうなんです。お肌もキレイになって、化粧ノリも良くなるのでおすすめですよ。
産毛処理前のポイント
処理を行う前に、お手入れ前のポイントについてご説明いたします。
1.肌の生まれ変わり周期を見極める
女性は、生理が終わった後がもっとも肌の状態が良くなります。月経によって体内からデトックスされ、肌も生まれ変わり始めます。生理前は敏感でニキビなどができやすくなるため、その時に処理を行うのはおすすめできません。
2.紫外線をたくさん浴びそうなときは処理しない
正しいやり方で処理を行っても、デリケートな状態になるのは避けられません。そんな時にたくさんの紫外線を浴びてしまうと、影響を受けやすくなってしまいます。レジャーの予定がある時や、日に当たる時間が多くなる日の前日には処理しないようにしましょう。
産毛処理前の準備
ポイントをしっかり確認したら、いよいよ処理前の準備に入りましょう。まず、メイクをしている場合は必ずメイクを落としてから行うようにして下さい。
1.メイクを落とす前に毛穴を広げる
毛穴の中まで綺麗にメイクを取り除くためには、蒸したタオルを数秒肌にのせてあげると良いです。レンジで温めるだけで良いので、この手間を惜しまないようにして下さい。肌がやわらかくなり、産毛処理がしやすい状態を作る効果もあります。
2.カミソリは女性用のものを用意する
男性用のものとは異なり、女性用のカミソリには美容成分が含まれたクリームが付着しているものも多く、肌を傷める心配がありません。スムーズに処理できる効果もあるため、顔の産毛用女性カミソリを用意してくださいね。
3.シェービングフォームを用意する
肌に合うもので、伸びが良く尿素が配合されていないものを選びましょう。シェービングクリームがない場合は、一般的なクリームなどでも問題ありません。ただし、洗顔料を泡立ててシェービングクリームの替りにするのは、カミソリの滑りは良くなる反面、お肌を乾燥させる原因になりますから避けましょう。
正しい産毛処理のやり方
それではいよいよ、産毛処理のやり方についてです。産毛の処理はあやまってしまうと、お肌を傷つけてニキビの原因となったり、刺激によって色素沈着を起こしたりする可能性があります。優しく丁寧にするように心がけてくあさい。
1.シェービングフォームを肌にのせる
メイクを落とし、肌を整えたら滑りを良くし、肌を傷めないようフォームを肌にのせていきます。顔全体にのせるのではなく、左頬、右頬と、範囲を決めて行います。
2.カミソリで処理
左頬にフォームをのせたら、顔の内側から外側へ向かって、カミソリを滑らせていきます。その後、逆剃りしないように上から下に向かってカミソリを優しく動かして剃ります。力を入れなくても処理できるため、肌にのっている感覚があればOKです。
右頬も同様に行い、おでこや顎は上から下、気になる口周りも優しく処理していきましょう。
カミソリを使用する場合は、お肌に強く当てすぎないようにするのがポイントです。一度に剃ろうとして広い範囲でカミソリを動かしてしまうと顔を切ってしまう恐れがありますから、凹凸の多い顔は狭い範囲を少しずつ剃るのが基本です。
3.顔を洗う
全ての部位の処理が完了したら、肌に残ったフォームを洗い流します。決してこすらず、水を顔に当てる程度の力で洗顔してください。
4.スキンケアを行う
角質層にダメージを与えているので、念入りにケアしていきます。産毛を取り除いた分、成分が浸透しやすい肌になっているので、たっぷりと保湿してあげましょう。
これで基本の正しい処理のやり方は完了となります。毛が生える周期が早い方もいらっしゃると思いますが、頻繁な処理は肌の負担となります。最低でも処理をしてから1週間は産毛処理をしないようにしてください。
産毛がなくなるだけで、肌の印象には大きな差が生じます。自信をもって好きな男性に近づけるよう、正しく肌に優しい処理を心がけてくださいね。
産毛処理の頻度
顔の産毛処理は毎日する必要はありません。
顔の皮膚は体よりも薄くデリケートです。頻度が高くなるほどお肌へのダメージが大きくなり、肌トラブルの原因となってしまいます。
お手入れの頻度は、顔全体は3週間に1度、伸びるのが早く目立つ鼻の下や眉の下は1週間に1度の頻度でお手入れをしましょう。
ただし、生理中はお肌が非常に敏感になっていますから、産毛処理は避けるほうが良いですが、鼻の下や眉の下が気になる場合は、その部分だけ処理しましょう。
あまり頻繁にやると、お肌にダメージが蓄積されてしまいますので気をつけてください
産毛処理のタイミング
顔の産毛処理のタイミングは夜の入浴後がベストです。
朝に産毛の処理を行うと、お肌がダメージを受けている状態なので、紫外線などの外的刺激を受けやすくなってしまい、肌トラブルの原因になってしまいます。
夜に産毛処理を行うと、お肌がダメージを受けても睡眠中にダメージを回復してくれるので、紫外線などのダメージも抑えることができます。
入浴中の産毛処理は、雑菌が入り込みやすくなるので避けましょう。
仕上げのスキンケア
産毛処理後はお肌は非常に敏感になっています。ですから、いつもより丁寧にお手入れをして、肌トラブルを予防しましょう。
たっぷりの化粧水をつけてハンドプレスをしてなじませ、そのあとに美容液やオイルを使ってお手入れをしましょう。最後に乳液やクリームで潤いをキープさせるために蓋をして完了です。
仕上げのスキンケアを怠ってしまうと、外部刺激を受けやすくなり、肌トラブルが起こりやすくなってしまうので、産毛を処理することのメリットが得られなくなってしまいます。
しっかりと仕上げのスキンケアをして、産毛のない美肌をキープしましょう。
いかがでしたか?
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